【北京】外国人向け、初心者でも楽しめる♪ 梨園劇場で京劇鑑賞
先月のことですが、初めて京劇鑑賞へ行ってきました♪
何年も北京に住んでいながら、「実はまだ行ったことがない」というメジャーな所って結構ありまして、京劇はその一つだったのです。
一度観に行きたいね、とのことで、友人たちと出かけました。
京劇の劇場はいくつかあり、外国人及び初心者向けの劇場もあれば、地元の人向けの所もあります。
私たちが訪れたのは、前門建国飯店内にある梨園劇場。
地球の歩き方にも載っています。
ここは外国人観光客が多く、初心者でも分かりやすい演目があります。
↑ホテルのロビー奥にあります。観客は欧米人が多く、日本人観光客らしき方も数人いらっしゃいました。
この日の演目です。↓演目は毎日変更されているそうです。
3つの演目で1時間とコンパクトなので、間延びせずちょうど良かったです。
↑前の方の席には、お茶菓子がついています。この素朴なお菓子が意外にもおいしかったです(笑)。
↑開演前には、役者が化粧を施すところが見られます。というか、役者さん、自分で化粧するんですか(驚)! メイクさんとかいないのか、それとも見せるためのパフォーマンスかな?
↑化粧が終わったらポーズを取ってくれます。観客は写真を撮りまくり。
こういうサービスがあるのは、開演前に退屈しなくて良いですね。
さあ、始まり始まり。
けたたましいほどに鳴り響く、中国らしい音楽演奏と共に幕を開けます。
舞台の両サイドには字幕が出る電光掲示板があります。
京劇のセリフは、普段の中国語と話し方も単語も大きく異なるので、聞き取るのは難しい~。
字幕は中国語と英語が同時に出て、英語字幕は易しめなので、それを見ているとなんとなく話の展開が理解できました。
有料の日本語ガイドもあるそうですが、私たちは利用しませんでした。
一つ目「獅子楼」は、水滸伝の中の一節。この日の演目の中では一番アクロバティックで見ごたえがありました。写真撮っていない(汗)。
虎を退治した武松が、兄の敵を討つ話です。
二つ目「天女散花」。「天女が花を降らせる」ということらしいです。
役者さんが一人でひたすらセリフを言い、優雅に踊ります。かなり高音な独特の話し方で、なんだか不思議でした。
三つ目は「覇王別姫」。これが一番日本人にも有名かな?
項羽と虞姫の別れを描く話。四面楚歌の状況が出てきます。
↑本番前に化粧をしていた役者さんは、項羽役だったのですね。
私は事前に全く予習をせずに行ったのですが、その場の雰囲気を楽しめました。
が、後で調べてみたら「このシーンはそういうことだったのか」といろいろ勉強になったりもして。
繰り返しになりますが、この劇場は京劇に全く詳しくない初心者でも分かりやすいように設定されていたこともあり、初めての京劇鑑賞には良かったです。個人的にはこの体験自体が面白いと思いました。
機会があれば、別の劇場にも行ってみたいです★
前門建国飯店梨園劇場
住所:北京市西城区永安路175号前門建国飯店1階