元・ふわふわ北京日和

約6年半中国で働き、2019年4月に本帰国。北京で出会った愛犬ぽー(トイプードル×ビションフリーゼ)が相棒★中国暮らしを懐かしみつつ、日本にいながら日々思うことを。

周冬雨のデビュー映画『サンザシの樹の下で』を中国語字幕で観る

中国を代表する映画監督、張藝謀(チャン・イーモウ)に見いだされデビューし、今やトップ女優の仲間入りを果たした周冬雨(チョウ・ドンユィ)。

彼女のまさにデビュー作、『サンザシの樹の下で』は日本でも公開され多くの人に観られていますが、私はようやく中国語字幕で鑑賞しました。

 

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『サンザシの樹の下で』(2010年中国)

原題『山楂樹之恋』《山楂树之恋》

監督:張藝謀(チャン・イーモウ

出演:周冬雨(チョウ・ドンユィ)、竇驍(ドウ・シャオ)ほか

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中国の文化大革命の時代を背景にした、純愛ストーリーです。詳しいあらすじは上記リンクにて。

てっきり、同じチャン・イーモウ監督作であのチャン・ツィイーを世に送り出した『初恋のきた道』とかぶるんじゃないかと思っていたけれど、

これはこれでとっても良かったです。

王道の青春ラブストーリーかと思いきや、時代背景も絡まってシリアスさもあり。

周冬雨ちゃんのピュアな熱演に、ラストはしっかり涙を持っていかれたではありませんか…(^-^;

 

最近はすっかり大人の女性になりゆく周冬雨ちゃん、これがデビュー作だなんてすごすぎる。

演技とは思えないほどまっすぐで健気で透明で。特に美少女というわけではないのだけれど(失礼)、中から光る魅力があふれ出ている感じがします。

本当に、素人の彼女を見出したチャン・イーモウ監督の先見の明には恐れ入ります…!

そんなシンデレラガールのような周冬雨ちゃんですが、本作でデビューした後に、演劇の名門大学であり多数のスターを輩出した北京電影学院に合格し、卒業しています。ただのラッキーガールではなくて、ちゃんと努力と勉強を重ねて実力を付けたところにも好感が持てます。

(中国の俳優さんは、このように大学で演技を学んで卒業した人が多いです。だから演技が上手い人が多い。もちろん下手な人もいるけど。)

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ところで、中国映画やドラマを観る時は、私は中国語がある程度理解できるようになったので、できるだけ中国語字幕で観るようにしています。中国語の勉強のため、というのが大きな理由。

また、固有名詞をカタカナで表記することも多いですが、カタカナではちゃんと中国語の音を表せないですもんね。「n」の音も「ng」の音も、同じ「ン」になってしまう。

そして、中国語に慣れた今だから言えるのかもしれないけれど、中国語の方がスッと入ってくる。たとえば人名でも、日本語字幕になるとどうしてもカタカナになってしまうのですが、同じような響きの名前も多いので特に登場人物が多いと混乱しがち。

さらに、例えばこの映画で周冬雨が演じる主人公の名前は「静秋」なのに、日本語字幕だとカタカナで「ジンチュウ」。「静秋」って漢字で表記するととっても素敵な名前だということが日本人の感覚でも見てわかるのですが、カタカナだと全くそれが分からなくなってしまって。もったいないなぁと思うけれど、中国語が分からない人のために日本語字幕があるのだから、仕方がないですね…。私も打開策は分かりません(笑)。

まあこれは、中国語に限らず英語でも他の外国語作品でもそうでしょうけれど、字幕には字幕の制限があって、どうしてもセリフを決められた文字数でいかに分かりやすく観客に伝えるかが勝負にもなってくるため、セリフから日本語字幕になる過程でかなり省略されてしまうのもやむを得ないこと。

だから、日本語字幕で観ると、「あ、だいぶ削ってある」と気付くことはよくあります。英語作品でも同じ。

そんな時は、セリフが聞き取れると逆に得した気分にもなります(笑)。もちろん、「こういう言葉をこう訳すんだな」という勉強にもなります。

 

私は洋画もアメリカのドラマも大好きで、楽しく外国語が学べて一石二鳥!中国に行く前からですが、邦画や日本のドラマはほとんど観なくなってしまったなぁ…。もう何年も、邦画や日本のドラマの話題作を耳にしてもついていけずに(いかずに?)います(笑)。