【北京】綺麗になった、三里屯の元"ダーティ・バーストリート"。期間限定でゲーセンがオープン!?
若者や外国人でにぎわう三里屯。
ランドマーク的存在の三里屯太古里は北区と南区があって、
その北区と南区をつなぐ通りは"ダーティ・バーストリート"と呼ばれていました。
中国語では「脏街」。「脏」(zāng)は汚いという意味です。
確かに、お世辞にも綺麗とは言えない通りでした。
海賊版DVDショップやいかにも偽物のお酒を置いていそうな(笑)中国人の若者がたむろしているバーや、クラブが並んでいたっけ。これまた偽物じゃないの~?というような、外国人目当てのタバコ売りもいたし、物乞いもいました。
不衛生な感じもあったので、好きでこの通りを通っていたわけではないですが、
それでも夜になると若者や外国人でごったがえして活気のある感じ、嫌いではなかったです。
そんなダーティ・バーストリートが昨年、再開発され綺麗に生まれ変わりました。
もう全然“ダーティ”ではないです。
壊された時の様子はThe Beijingerの記事にありました↓。
これが、今やすっかりこうなりました↓。
↑特に通りの西側(写真左)!DVD店やバー、クラブが並んでいたのに、もう全部跡形もありません。
そんな、綺麗になって嬉しい反面なんだか味気なくなってしまった“元”ダーティ・バーストリート(本当は「三里屯西街」と、ちゃんと通りの名前がついています(笑))。
ぶらぶらしていると、なな、なんと!!!
↑ゲーセン!?!?クレーンゲーム機がたくさん見えます!
そして、すごく混んでいます。私も釣られて覗いてみました。
↑なんとここ、1月1日から2月14日までのポップアップ店舗らしいです。
ゲーセンをポップアップで開店させるなんて、初めて聞きました。
厳密には、いろいろな種類のゲームがあるゲームセンターではなくて、
クレーンゲームオンリーです!そして機械がたくさん~。
中国人の若い人たちで、店内は大混雑でした。
↑お、良い感じです。
↑日本から持ってきたのでしょうか、リラックマ。「可愛い~」という中国人の女の子の声が上がっていました。
中国でこういうものを始めると、「どうせ偽物でしょ」と疑ってかかりたくもなるのが日本人。
だって、Linに登場したクレーンゲーム↓も変だったし(泣)。
しかしここでは、私が見た限りだと、ほぼ全ての機械に「正版」、つまり本物、と書かれていました。
リラックマの機械が結構多くて、どうやって入荷したのか気になります。
そして、中国ではどうやって遊ぶのでしょう。
↑遊び方が書いてありました。
①QRコードをスキャンする→②チャージする(もちろんスマホ支払いに連動しているはず)→③トップページに戻る→④(自分のスマホの)QRコードを読み取り機にかざす→⑤起動→⑥ぬいぐるみをキャッチ!
もう、現金硬貨なんて出る幕がありません。1000円札を100円玉に両替して遊んでいた昔を思い出すと、時代の流れが身に沁みます(笑)。
面白いのが、カウンターに行くとブックレットのようなものが置いてあって、
キャッチしたぬいぐるみをスタッフに見せると、ブックレットにスタンプがもらえるようなのです。
スタンプを集めたら、商品ゲット。 いろいろアイディアを出していますね~。
北京にはこれまで、ほとんどと言っていいほど、日本に当たり前にあるようなゲーセンがなかったように思います。
そこに最近、ショッピングモールやコンビニなどに現れ始めたクレーンゲーム。
私の印象だと、可愛い物好きな女の子に受けている気がします。
実際、上のお店でも、若いカップルが多かった。男性は「良いとこ見せたい」って、なるんでしょうね(笑)。
キャッチしたぬいぐるみを抱えている女の子がたくさん店内にいました。
これ、火がつくとすぐに同業他社が横行するのではないか…??と、最近の中国で生まれては消えるスタートアップ企業現象に重ねてしまう私。
「旅かえる」もそうですが、中国人に何が受けるのかという現象はとても興味深いです。流行るスピードも(そして、廃れるスピードも)早いので、見ていて飽きないし面白い。
さて、そんなゲーセンを一通り覗いて、“元”ダーティ・バーストリートへ戻ると。
↑こんなに大きな本屋さんができていました。
以前はあんなに、センスが良いとは言えなさそうなクラブやバーが並んでいたのが記憶にある、この辺り。だいぶ健全路線になっています(笑)。
次回は中に入ってみよう~。
住所:北京市朝陽区三里屯西街