【北京】日本食を食べずに、ちょっとおしゃれなローカル店で絶品マーラータンを味わう幸せ。麻友麻辣燙
私は、中国の辛いB級グルメ・マーラータン(麻辣烫)が好きです。
日本でも、東京などにはお店がオープンしているみたいですが、地方ではまだまだ見かけるものではなさそうです。本帰国したら食べる機会はほとんどないだろうし、きっと恋しくなる食べ物の一つ。
北京ではその辺にお店がわんさかありますが、もちろんお店によって味も素材もやや違い、おいしいお店は本当においしい!逆に、イマイチだなーってお店もあります。
今回向かったのは、麦子店にある「麻友麻辣燙」。ここ、もしかしたら今まで食べた中でも一、二を争う好みのマーラータン、かもしれないです。私の中で。
麦子店は日本人も多く住み、日本食のお店が特に充実しているエリア。
麦子店のシンボル的な、日本食のテナントが集まる建物「一番街」の裏というか、外側です。
↑こちら。チェーン店ではなくて、ここだけでの営業のようです。
↑目立つ一番街、中は日本人サラリーマンのたまり場になっています。
私は、個人的に一番街の中があまり好きではないです(笑)。海外でここまで日本風を求めていないし、いかにも日本風に作りました、という感じにちょっと引いてしまう(好きな方や常連の方すみません。個人の好みです)。
もちろん居酒屋に行きたい時、日本食を食べたい時の味方ではあり嬉しい存在ですし、おいしい油そば↓も食べられますけどね( ´艸`)
今夜もたくさん日本人サラリーマンがこの空間にいるのだろうけれど、私はこの中に用はないのよ、と一番街の表側を横目に通り過ぎることに、勝手に爽快感すら感じます。何だろうこの気持ち(笑)。あ、誘われたら一番街でも日本食でも喜んで行きますけどね。
一番街の裏側、すぐ見つかる麻友麻辣燙へ乗り込みます。
↑この階段の柄がなんだか素敵。
↑店内は、赤がメインカラーでちょっとおしゃれ。こぢんまりとした空間に、若い人を中心にどんどんお客さんがやって来ます。
↑早めに行くと空いていましたが、夕食時ピークになるにつれてほぼ満席に。
↑まずは、ボウルに自分の食べたい具材を好みで取ります。
一番上の段には葉野菜がいろいろ。日本では見かけない種類の野菜もあります。
↑麺がないなぁと思ったら、隣にありました。春雨や乾麺がいくつか。
レタス、ほうれん草、うずらの卵、糸こんにゃく、えのき、山芋、乾麺などを取りました。
ボウルをレジに持って行き、重さを量ってお会計。マーラータンとビールで24元でした。なんて経済的なディナー❣️
ボウルの具材を厨房で調理してくれるので、あとはできあがりを待つだけ。辛さのリクエストもできて、ちょっと辛い微辣(ウェイラー)にしました。
↑マーラータンのお供はビール🍺燕京ビールです。瓶ビールは大きいのしかなくて缶に。キンキンとまではいかないけれど、ちゃんと冷えています。
ここ、マーラータンのお店にしてはサービスも良い方。
多くのマーラータンのお店は、できあがったら番号を呼ばれて自分で取りに行くシステムですが、ここはテーブルまで運んでくれます。さらに、箸やれんげも持ってきてくれてびっくり。
↑調味料はテーブルに備え付け。右の麻油(マーヨウ)が個人的には欠かせません!ピリッとアクセントが加わるんですよね。
↑きました!私のマーラータン。
一目見て思った…美しい!(笑)
こんな美しいマーラータンに出会ったのは初めてです。上にはごまだれがかかっていて、これは珍しいかも。他店では、ごまだれを別で出すことも多いので。
そして、この美しいマーラータン、すごくおいしいです。なんだか感動してしまいました。おいしいおいしい〜と心の中で何度も言いながら20元のマーラータンを食べる日本人、何なんだろう(笑)。
微辣にしたせいか、辛さは控えめ。マイルドで奥行きがあるスープがとても好みです。真っ赤でゴロゴロした唐辛子や、よけるのが面倒な花椒が入っていないのも食べやすいです。スープはもちろん飲めますよ。
野菜もたっぷり食べられて、お手軽リーズナブルでピリ辛おいしいマーラータン。
帰国前にたくさん食べておきたくなり、次の日も別のお店にマーラータンを食べに行ったのですが(笑)、麻友マーラータンのおいしさには全然及ばなかったなぁ。個人の好みにももちろんよるけれど。
すっかり気に入ったし、また近々来なくては!麦子店に来る目的が日本食じゃなくてマーラータン、でも良いんです(笑)。
麻友麻辣燙
住所:北京市朝陽区農展館北路15号
http://www.dianping.com/shop/69129886