チャン・ツィイーとセシリア・チャンが美しい。映画『危険な関係』
映画鑑賞記録。 2012年の中国映画『危険な関係』を観ました。フランスの同名小説が原作。主演はチャン・ツィイー、チャン・ドンゴン、セシリア・チャンと豪華です。
私は中国語字幕で鑑賞しました。というかこれ、何年か前にも観たことがあったけれど、結末をすっかり忘れていたのでした(笑)。ということで2度目の鑑賞。
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『危険な関係』(2012年中国)
原題:危险关系(『危険関係』)
監督:ホ・ジノ
出演:章子怡(チャン・ツィイー)、チャン・ドンゴン、張栢芝(セシリア・チャン)ほか
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舞台は1931年の上海。 富裕層が集まるパーティで、女性実業家の莫婕妤(モー・ジエユー、張栢芝)は、恋人が自分を捨てて16歳の少女・貝貝(ベイベイ、王奕瑾)と婚約したことが許せず、貝貝の処女を奪うようプレイボーイの謝易樊(シエ・イーファン、チャン・ドンゴン)に持ちかける。しかし、易樊にとって16歳の少女を落とすのはたやすく、面白くない。そこで易樊が目を付けたのは、未亡人の杜芬玉(ドゥー・フェンユー、章子怡)だった。
易樊と婕妤は、易樊が芬玉を落とせるかを賭けてゲームをする。そして仕掛けた罠に、それぞれがはまっていく。
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まあ、18世紀フランスの小説が原作なので、ストーリー自体は古典的な展開が否めないし、大げささもあり、古さもあり。誰かに共感したり、大きな感動を覚えたり、ということはそれほどなかったかな、と。
それがかえって、舞台を観ているようで世界観に浸れました。
1931年の上海、あのキッチュでコケティッシュな世界観が素敵ですよね。これぞ「魔都!」というような、オールド上海の妖艶な雰囲気。多くの外国人が上海に移り住み、繁栄した、そんな時代感を感じられるセットに魅せられます。
上海旅行に行ったら誰もが必ず訪れるであろう、外灘(ワイタン)の洋風建築群なども出てきて、1930年代に生きたわけではないのに、なんだかとても上海が懐かしくなってしまいました。
なんといっても、チャン・ツィイーとセシリア・チャンが美しいです。亡き夫の遺志を受け継ぎ社会貢献に努める貞淑な未亡人・芬玉を演じるチャン・ツィイー、人を陥れる悪女の婕妤を演じるセシリア・チャン。どちらもはまり役でした。
そんな女性陣との駆け引きを繰り広げる、プレイボーイの易樊を演じるチャン・ドンゴン。私チャン・ドンゴンさん好きなのですが、いやぁ、ため息の出るカッコよさでした(笑)。私が好きな韓国人俳優さんは、チャン・ドンゴンとイ・ビョンホン。今の韓流ファンの若い方からすればだいぶ古いのだろうか…って、どうでもいいか(笑)。ちなみに、チャン・ドンゴンを漢字表記すると「張東健」なんですね~。
他には、『サンザシの樹の下で』で周冬雨ちゃんの相手役を演じた竇驍(ドウ・シャオ)が、貝貝の美術家庭教師役で出ていました。
中国語レベルはそれほど高くないと感じましたので、中国語学習者さんにはぜひ中国語字幕で観てみることもおすすめしたいです。