【大阪】菅原道真作と伝わる国宝十一面観音菩薩像のご開帳!道明寺(藤井寺市・御朱印)
7月18日、藤井寺市の道明寺へ。
以前参拝した、道明寺天満宮のすぐそばにあります。近鉄南大阪線道明寺駅から徒歩約8分。
↑こちらから、お邪魔します。
↑この山門の姿が、素敵だなぁ。
18日に来たのには、理由があります。
道明寺の御本尊は、なんと菅原道真が自ら刻んだと伝えられる、国宝の十一面観音菩薩像。普段は見ることができませんが、毎月18日と25日だけご開帳されており、拝観することができるのです。
18日か25日に参拝できるタイミングをずっとうかがっていて、ようやく足を運ぶことができました☆彡
↑境内は、広くはありませんがとてもすっきりしていて、気持ちが鎮まる空間です。ここが尼寺だということもあるのでしょうか、なんだかすごく、優しさを感じるんですよね。
奥が本堂で、1919年(大正8年)に再建されたものです。
道明寺は、真言宗御室派のお寺。略縁起によると、聖徳太子がこの地に尼僧の寺院を建立するにあたり、この地を根拠地としていた土師氏が邸宅を寄進し、伽藍が完成。これが、道明寺の前身となる土師寺です。その後、土師氏の子孫である菅原道真によって道明寺と呼ばれるようになりました。
大宰府へ左遷される菅原道真が、このお寺にいた叔母の覚寿尼を訪ね、別れを惜しんだそうです。
元々は道明寺天満宮の境内南にありましたが、明治の神仏分離令で境内が移されました。
というか、菅原道真だけでなく、ここにも聖徳太子が関わっていたとは!
(参考:「蓮土山 道明寺 >道明寺略縁記 | A brief History of Domyoji Temple」「道明寺 (藤井寺市) - Wikipedia」)
毎月18日と25日にのみご開帳される、菅原道真作と伝わる国宝の十一面観音菩薩像。
拝観料500円を支払い、本堂に上がって拝むことができます。
内部の写真はもちろん撮れませんが、拝観して良かったです!さすが国宝、美しく優しい観音菩薩像でした。
御本尊以外にも、さまざまな仏像に出会えます。中でも、御本尊の背後に控える、大黒さんが一番のインパクトで👀これはぜひ見ていただきたい。サイコロみたいな形で、お顔は妙に愛嬌があって(笑)。一度見たら忘れられない大黒さんでした♡
参拝者は少なく、ゆっくりと心ゆくまで、本堂内の仏像を拝観させていただきました。
↑大師堂。
↑大師堂には、ワンさんたち🐶
↑大師堂を守っています。しかし、残念ながら境内に犬は入れません😅
↑木槵樹(もくげんじゅ)。いただいた略縁起によると、
道真公が四十歳の時に道明寺に手大乗経典のお経をお写経されました。
その書写された経典をおさめたところからはえた木が「木槵樹」です。
木槵樹の起源は古くお釈迦様の時代からあり「木槵子経」というお経があります。
(「道明寺略縁起」より)
本堂前の拝観受付にて、御朱印をいただきました。コロナのため、御朱印は書置き対応されています。
本堂の拝観を終えた後、御朱印を受け取る際に、女性住職さんがいろいろと説明してくださいました。
↑御本尊の御朱印。
↑聖徳太子御遺跡第3番の御朱印。木槵樹と書かれています。そして、真ん中の朱印がとても特徴的。
どちらも、惚れ惚れする美しい字で、見とれてしまいます。
↑御朱印と一緒に、散華を渡してくださいました。
月に2回のご開帳なので、またタイミングが合えば再訪したいなぁと思っています。
とても素敵なお寺でした☆彡
道明寺