【兵庫】境内の「芦刈からくり堂」ではからくり人形を上演。寺町の大覚寺(尼崎市・御朱印)
まずは、駅の南に位置する寺町エリアへ。
尼崎城の城下町に、寺院を集めて作ったエリアで、現在は11カ寺があります。
全てのお寺で御朱印がいただけるわけではなく、小さなお寺はインターフォンを鳴らすのもやっぱり遠慮してしまいます。
また、日蓮宗のお寺もありますが御首題をいただいたことがなくてちょっとハードルが高い気がして😅
今回は、寺町の中で比較的大きく、興味を惹かれた、大覚寺さんで御朱印をいただきました。
↑山門。
お寺の前に、とっても小さいけれど行列ができているたこ焼き屋さんがありました。気、気になる…!
↑大聖歓喜天さまが祀られているようです。
大覚寺は、605年(推古天皇13年)に、聖徳太子が百済の僧・日羅に命じて作らせたと伝わるお寺で、尼崎で現存する最古のお寺です。
宗派は律宗で、阪神間では珍しいそうな。御本尊は千手十一面観音。
山門をくぐると、境内の様子がこれまで参拝したことのあるお寺とは異なるように見えて、とてもユニークに感じました。
小さなお寺かと思ったら意外に広くて、見所もたくさんあります。
↑山門をくぐったところ。目の前が本堂かと思ったら、こちらは能楽堂でした。へぇぇ、お寺でこういうお堂があるのを初めて見たかも。
↑横から中をのぞくと、中の様子が見えました。HPによると、毎年節分に、「大覚寺身振り狂言」が上演されているそうです。
尼崎 月峯山大覚寺 三帝勅願所(第八十九代・後深草天皇、第九十一代・後宇多天皇、第九十三代・後伏見天皇)
↑手水舎かな?近づけるとセンサーで水が出てくるかと思ったら、出てきませんでした(笑)。お休み中かな?
境内のお堂はどれも新しく見えます。1877年(明治10年)の火災で伽藍が焼失し、その後再建されたのだそうです。
↑能楽堂に隣接して本堂があります。
↑本堂の前で、手を合わせました。
↑聖天堂。
↑この聖天堂に、大聖歓喜天が祀られています。中をのぞいてみると…目が合いました👀
↑鎮守社。石清水八幡社、加茂上社、貴布禰社、加茂下社、豊成稲荷社が祀られています。
↑鎮守社の隣には、お地蔵さまたちかな?
↑境内で一際目を引く、背の高いこちらの建物。芦刈からくり堂です。
こちらは現役で、毎年節分に、こちらでからくり人形の舞台が上演されているそうなのです!世阿弥の能楽『芦刈』が、三体のからくり人形で上演されるとのこと。
江戸時代の技術を生かしながら、コンピューター制御の技術を融合させて現代にからくり人形を伝えている。良いですね👍
↑薬師如来を祀る、薬師堂。
↑僧形文殊菩薩。
↑こちらも神社、とあります。玉木之井水神社、と書いてあるのかな?
↑護摩堂。
↑奥の方には、弁財天を祀る弁天堂があります。
『平家物語』を伝えた琵琶法師とも関係の深い場所だったようです。
↑小さくても趣のある橋。
↑鬼瓦と、冬でも健気に可愛く咲く花。
本堂の奥にある庫裡でインターフォンを鳴らすと、御朱印をいただけました。
↑千手大悲閣、と書かれています。シンプルながら特徴のある御朱印です。摂津国八十八カ所の第65番札所でもあります。
ご住職の方が、とても丁寧にご対応くださいました。ありがとうございましたm(__)m
身振り狂言やからくり人形の上演が行われる節分、限定御朱印も授与されるそうなのですが、2022年2月3日は平日で、残念ながら行けません(泣)。いつか行けたらいいな。