元・ふわふわ北京日和

北京住み→日本に本帰国。現在は中国に関係あったりなかったりの気ままなブログ。

【奈良】白鳳伽藍と国宝・薬師三尊像。犬と参拝できる世界遺産、薬師寺(奈良市・御朱印)

古都奈良さんぽ👣唐招提寺から薬師寺へ向かいました。こちらも唐招提寺と同じく、世界遺産古都奈良の文化財」の構成遺産となっており、国宝や重要文化財などの寺宝がたくさん。言わずと知れた、歴史ある有名なお寺ですね。

薬師寺の鎮守社である休ヶ岡八幡宮を参拝し、いよいよ薬師寺境内へ。

ちなみに、薬師寺の駐車場は1回500円でした。唐招提寺よりもお得ですね🚙

 

休ヶ岡八幡宮を出て、薬師寺の拝観受付へ向かいます。

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重要文化財の南門です。

ここまでしか引けませんでしたが、東塔と西塔、2つの大きな塔がそびえる様子は素晴らしい!

 

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↑南門前には、世界遺産の石碑。

 

拝観受付で、拝観料(大人800円)を支払います。

ちなみに薬師寺は、犬連れの参拝がOKというのがありがたい!リードで境内を歩いて参拝できますよ🐶犬に優しいお寺や神社は、それだけで印象がグイッと上がります↺♡

(もちろん、境内に入る前に排泄を済ませて、境内ではマナーを守るのは大前提です!)

 

中門には、左右に仁王像。

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↑彩色を施された、迫力ある仁王像が迎えてくださいます👹

 

薬師寺は、法相宗大本山で、680年に天武天皇が発願して建てられたお寺です。天武天皇が、皇后(後の持統天皇)の病気平癒を願って建立が開始されました。しかし、天武天皇はお寺が完成する前に亡くなってしまいます。その後、持統天皇の697年に御本尊開眼、そして文武天皇の時代に完成しました。

創建されたは現在地ではなく、飛鳥だったそうです。その後の平城京遷都に伴い、718年に現在地に移されました。

 

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↑堂々たる姿の金堂です。ここが薬師寺の中心。中には、国宝の薬師三尊像が祀られています。

御本尊の薬師如来が中央、そして向かって右に日光菩薩像、左に月光菩薩像。この三尊像は、飛鳥時代後期から奈良時代の作とされています。写真は撮れませんが、これはぜひ実際に見てもらいたいです。大きく美しく、包容力のあるお姿の仏さま。さすが国宝ですね、素晴らしいです。

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↑お堂の中には入れないので、飼い主は交代で堂内を拝観。金堂前でパパさん待ち中のぽー君です🐶

 

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↑西塔。1981年(昭和56年)の再建です。

 

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↑東塔、国宝です。創建当時から残る唯一の建物。すごい!

薬師寺は1300年の歴史のなかで幾度も火災や地震、台風により多くのお堂が失われました。そのなかで東塔は、薬師寺創建当初から唯一現存し、平城京最古の建造物です。

薬師寺HP「東塔 - 奈良薬師寺 公式サイト|Yakushiji Temple Official Web Site」より)

六層に見えますが、これは各階に裳階(もこし)を付けているためで、実際は三重塔です。2009年より、初の全面解体修理が行われ、ちょうど1年前の2021年2月に竣工しました。

 

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↑東塔前で、ぽー🐶と。ぽー君、トリミング前で頭と顔の毛がモッサモサ😂

 

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青空で良かった…と思いきや、途中いきなり雪が降ってきました💦雪の中、薬師寺ををぽーと歩くのもまたいい時間でした。まあ、寒かったけれど(笑)。

雪が降って来たので写真をあまり撮る余裕がなく😅金堂の後ろの大講堂も良かったんですよ~!内部には、弥勒三尊像(重要文化財)、そしていずれも国宝の仏足石と仏足跡歌碑。さらに、釈迦十代弟子像にはまじまじと見入ってしまいました。

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東側の回廊の外には東院堂というお堂があって、そちらに祀られている聖観世音菩薩像も国宝です。今回はそちらに行けなかったのが残念💦

大講堂の後ろには食堂(じきどう)があって、そちらに納経所がありました。

 

さて、これまで見てきたのが、南側の白鳳伽藍です。

道を挟んで北側には、玄奘三蔵院伽藍のエリアがあります。

 

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↑ちょうど誰もいなくて、貸切状態で参拝できました。

唐の時代の僧・玄奘三蔵の遺徳を後世に伝えるために、1991年に建立した、新しい伽藍なのですね。

ここにはすごい話があって、奥の玄奘塔にはなんと、玄奘三蔵の頭部の遺骨の一部が納められているそうなのです。

玄奘塔には、玄奘三蔵のご頂骨(頭部の遺骨)をお納めしております。 このご頂骨は、昭和17年(1942)に中国南京で発見され、その後、全日本仏教会に分骨されました。埼玉県さいたま市慈恩寺に奉安されたご頂骨を、玄奘三蔵の遺徳顕彰のため昭和56年(1981)に薬師寺にもご分骨を賜り、 玄奘三蔵院伽藍を建立して安置いたしております。

薬師寺HP「玄奘三蔵院 - 奈良薬師寺 公式サイト|Yakushiji Temple Official Web Site」より)

 

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この奥には…。

 

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玄奘塔。玄奘三蔵像が祀られています。

 

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玄奘三蔵伽藍から、白鴎伽藍の方を振り返ると、東塔と西塔が見えます。良いシルエットだなぁ。

 

御朱印を三体いただきました。

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↑御本尊の薬師如来。直書きしていただけました。さすがの迫力があります。

 

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↑大講堂の弥勒佛と、南無佛(仏足石)の御朱印。この2体は書置きでした。仏足石の印がとっても良いですね。

オリジナル御朱印帳もありました。

 

唐招提寺に続き、素晴らしい仏像と大きな伽藍を堪能できて、非常に充実した参拝となりました。

薬師寺も、唐招提寺と同じく、夏は蓮の花が綺麗だそう。またぜひとも伺いたいです!

 

 

薬師寺

住所:奈良県奈良市西ノ京町457

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