【佐賀】2018年は明治維新150年。映像技術を駆使した幕末維新記念館が意外に面白かった
北京ブログですが、たまには故郷の話でも…。
情報とモノにあふれかえる東京や都会とは違って、地方は情報が不足気味なので、少しでも多くの人が体験談を発信することが魅力発見&活性化にもつながります!(笑)
もう年の瀬も近づいてきましたが、
2018年は、明治維新から150年にあたる年です。
佐賀は、その昔肥前佐賀藩として、幕末に大きな役割を担っていました。
私は幕末の歴史が大好き。
一番好きな人物は、高杉晋作なんですが。(肥前じゃなくて長州だけど)
薩長土肥の「薩長土」までが語られることが多いのが少々残念なのですが(笑)、
肥も頑張っていたんですよー。
司馬遼太郎さんの小説『アームストロング砲』の題材にもなっています。
先日一時帰国して実家に帰省した際に、明治維新150年を記念したイベント「幕末維新博覧会」が行われていたので、ちょっとのぞいてきました。
これが、やたらと気合いの入った、マニアックなものばかり!(笑)
歴史に興味がない人にはさっぱり「???」で厳しいかも…。
逆に、歴史特に幕末が好きな人には(マニアックであればあるほど!)ウキウキなイベントではないかと思いました😂
↑佐賀駅前でもたくさんアピール。
↑会場マップ。いろいろな場所でイベントが行われています。
隣には、佐賀藩主の鍋島直正公のイラストが。描いたのは、あの超人気漫画『キングダム』の作者原泰久さんです。原先生が佐賀出身であることから、本イベントとのコラボレーションが実現したとのこと。
市内の複数の場所が会場になって、各イベントが開催されており、
私はとりあえず、メインパビリオンである幕末維新記念館へ行くことにしました。
佐賀駅から会場までは、歩くと20〜30分はかかると思います。
駅の周辺に、レンタサイクルが借りられる所もありますし、タクシーに乗ればすぐです。
それにしてもこういう時、本当に中国のシェアサイクルが恋しくなる!というか、スマホ決済が主流じゃない日本が不便!そもそも財布を出すのが面倒!
スマホ一つで何でも済ませる中国の便利さが当たり前になってしまうと、私、帰国してやっていけるのだろうかと、少なからず不安になります…(笑)。
幕末維新記念館の会場は、
佐賀県庁の向かいにある、県立図書館の裏側の、市村記念体育館です。
↑体育館を、期間中まるごとパビリオン会場にしています。
私は何の下調べもせずに行ったのですが、この幕末維新記念館、予想と全く違う展示内容でした!
私は勝手に、参考資料が展示されているだけだろうな、と思っていたら、
なんと、映像技術を駆使した、シアターになっていました。
入場料は、単館だと800円。
館内は、第一場から第四場まであり、順番に案内されるようになっています。
まとまった人数ごとに案内されるのですが、私が行った時は他にお客さんがいなくて…なんと、貸切でした(笑)。
私一人のために、スタッフさんたちが決して手を抜くことなく、案内してくれます(笑)。
写真撮影はOKでした。ただし、動画撮影は禁止です。
正直、失礼ながら全く期待していなかったのですが…
これが意外に、面白かったー!!(笑)
↑第一場:「幕末維新」体感シアター
映像技術が駆使されていて、空間にいろいろな仕掛けが施されています。ちょっとテーマパークっぽくもあり。
第二場:「技」からくり劇場
写真を撮っていませんが、映像と生身の役者さんが一体になって魅せる、体験したことのないシアターでした。
これもなかなか良くできていたのではないでしょうか。私一人のために上映してくださって、ありがとうございます(笑)。
↑第三場:「人」賢人ラウンドシアター
"佐賀の七賢人"がもし一堂に会したら…という設定。
佐賀の七賢人とは、
島義勇(北海道開拓判事)
副島種臣(元外務卿、書家)
の7人を指します。
私は、小学生の時に教わりました。
↑第四場:「志」ことのは結び
来場者によるメッセージで作る空間。
ここを訪れた、さまざまな著名人のメッセージも飾ってありました。
第四場は別として、
それまでの内容が、それはそれはマニアックです(笑)。
でも、幕末が好きな人には面白いんじゃないかな。
あの激動の時代に、こんな藩があって、こういう思想で、当時の先端を突き進んでいたんだよ、ということが少しでも多くの人に伝われば、私も嬉しく思います。
会期は来年1月14日まで。
縁のある方はぜひお立ち寄りになってはいかがでしょうか♪
幕末維新記念館
開催中~2019年1月14日
住所:佐賀市城内2-1-35
公式サイト