北京から日帰りで世界遺産巡り!孔子の里、曲阜の孔廟、孔府、孔林へ~その1
数カ月前になりますが、中国の連休である国慶節の期間中、北京から日帰りで山東省の曲阜へ行ってきました。
犬を飼っているので、預けずにどこかに行くとなればやはり日帰りです🐶車があればいろんな所に一緒に連れていけるのになぁと思いつつ、それは帰国してからのお楽しみ!に取っておこう。
曲阜へ行く目的はもちろん、世界遺産である「曲阜の孔廟、孔府、孔林」です。1994年に登録されました。
ダイナミックな遺産の宝庫である中国の世界遺産の中では、やや地味な存在かもしれません。
孔廟は孔子を祀る場所、孔林は孔子とその子孫のお墓、孔府は孔子代々の邸宅のことで、3つを総称して三孔と呼ばれています。
参考:曲阜の孔廟、孔府、孔林(三孔)|中国・山東省 文化遺産|世界遺産オンラインガイド
ちなみに山東省にはもう一つ世界遺産「泰山」があり、私は2014年に訪れました。というか、登ってすごく疲れた記憶があります(笑)。
私は世界遺産が好きで、生きている間にできるだけ踏破したいなぁと思っているのですが、まだまだ行けていない所がたくさんあります。
北京と曲阜の往復は、高鉄(新幹線)です。観光は半日もあれば十分だと判断し、朝も特に早く行く気はなく、お昼頃着けばいいか、と思ってチケットを予約しました。
行き:北京南駅10:20発、帰り:曲阜東駅18:56発。片道約2時間20分です。
どちらも片道409元、往復818元でした。たぶん、国慶節だから高かったのかなぁ。今シートリップで見てみたら、片道244元になっています。
※運行状況や価格は都度ご確認ください。
出発地点である北京南駅。
国慶節だけれど連休真ん中あたりの日に行ったので、駅も車内も、そこまで混んではいませんでした。
窓口でシートリップの予約番号とパスポートを提示し、チケットを受け取ります。
中国で鉄道切符を買う際は身分証の提示が必須です。
↑ここから乗ります。終着駅は上海虹橋なんですね~。
↑これに乗ります🚄
↑車内の様子。高鉄はいつも、まあまあ清潔です。それより安いクラスの電車に乗ると、値段に比例して車内がカオスになる傾向があります(笑)。
↑乗る前に買ったポッキーの箱で、遊んだりして(笑)。
↑あっという間に、曲阜東駅へ到着しました。
↑駅には早速、たくさん論語の言葉が飾られています。君子は義に喩り、小人は利に喩る。
↑出口の前には孔子先生が。朋有り遠方より来たる、また楽しからずや。
高校時代の漢文の授業を思い出すなぁ。
↑曲阜東駅はとても大きいです。そのわりには、駅には何もないです。
早速、三孔へ向かいます。
駅前のタクシー乗り場が分かりにくくて、流しの正規のタクシーを捕まえました。白タクも多いです。
↑このような地方でも、タクシーを微信支払でスマホで払えるんですよね。初乗り運賃は6元です。安ーい!
↑チケット売り場の近くで下りました。三孔は、孔廟と孔府が近くにあり、この2つは徒歩で回れます。孔林はやや離れています。
孔廟→孔府→孔林の順で回ることに。
↑全体図。
↑チケット売り場。どえらい混雑具合でした。
国慶節も真ん中あたりになればちょっとは人込みもマシだろうと思っていたのが甘かった。全くそんなことはありませんでした…。
↑チケット価格。三孔共通でも、それぞれ単独でも買えます。三孔共通はシーズンオン/オフに関わらず140元。
ここで面白かったのが、
この窓口でチケットを買う際には、現金のみしか対応していないのです。
しかし、スマホ決済にすっかり慣れてしまった中国人。観察していたら、現金を持っていない人がやはり何人もいて、窓口のスタッフさんに「現金のみです」と言われチーン、となっていました(笑)。
私はたまたま現金を持ち合わせていたのでホッ。ちなみに、銀聯カードも対応不可でした。
隣の列に並んでいた中国人のおばちゃんに「スマホであなたに送金するから現金と交換して」と声をかけられましたが、私も手持ちの現金に余裕があるわけではないのでお断りしました…💧
無事チケットを購入し、早速散策開始です。
↑この城壁をくぐって、散策が始まります。
曲阜も規模は小さいですが、城壁の街なのですね。西安を思い出しました。
↑ここで写真を撮る人が多数。
解説が少なくてごめんなさい💦以下はほぼ写真ギャラリーです。
●孔廟
中国にはたくさん孔子を祀った孔廟がありますが、ここが最大で本家です。敷地はなんと16,000㎡だとか。広い!
↑このようなボランティアさんをよく見かけました。道に迷ったり、お手洗いを探したり、その他質問など、困ったことがあれば私に聞いてくださいね、と。
こういう若い人がたくさんいるのって、良いですね!
↑杏壇という建物。孔子が弟子に学問を教えた場所だそうです。
↑中心にある、大成殿。故宮を思い出す、立派な建物です。
↑この孔子先生の前で、カップ麺を食べる中国人。せめて自分のゴミは自分で処分しようよ、孔子先生が泣いちゃうよ…。
孔廟だけでも見応えがあります。続いて、徒歩で孔府へ。
案内板があるし、人の流れに沿って行けば迷いません。
●孔府
↑お土産や食べ物を売る露店が並んでいました。
孔府は孔廟よりは質素で、サクッと散策できました。どちらかというと、この後の孔林の方に時間をかけたいのもあり。
論語の文言。いくつ知っているかな?
↑ここにも若いボランティアさんが。子どもの手を引いていました。
持っている札には、「古い木には触らないでね」と書いてあります。
↑孔府でこんな看板を見つけました。スマホで音声ガイドが聞けるんですって、へぇー!使用料は10元。従来の音声ガイドのように機械をレンタルする必要はないと。
使い方は、QRコードをスキャン→言語選択→微信で支払い→携帯番号を入力→ガイドが聞けます、とのことです。
孔府散策を終え、孔林へ。その2に続きます。
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