Amazonプライムのドキュメンタリー番組『ニューヨーカー誌の世界』が面白い
Amazonプライムにどっぷりハマっています。ドキュメンタリー番組『ニューヨーカー誌の世界』を観てみたらこれが面白くて。
圧倒的な人気を誇るアメリカの雑誌、『ザ・ニューヨーカー』の世界を映像化したドキュメンタリーです。全9話。
アメリカの今を知る、そして英語の勉強にもなる良い教材です。
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『ニューヨーカー誌の世界』(2016年米)
原題:The New Yorker Presents
↑上のサムネイルは、エピソード1収録のショートムービー「カフェ・ド・バルザック」です。
1エピソードは30分。その中で、3、4の短編作品が展開されます。番組構成もテンポよく、飽きずに見続けられました。
社会やカルチャーなど、さまざまな分野からテーマを掘り起こし、鋭い切り口で魅せてくれます。アメリカや周辺世界の今を、リアリティと人間臭さを共存させながら伝えてくれるので、知的好奇心が心地よく刺激されました。
私は特に、エピソード1の「ゴーイング・クリア:サイエントロジーと信仰という監禁」が印象に残っています。CIAがいなければFBIは9.11を防げた、という関係者の証言に基づく内容です。私はこのテーマにすごく興味があるので。卒論も9.11関連で書いたっけ…(遠い目)。
他に気に入っているのは、
・「最高のライドを目指して」(E2)…ブルライド(ロデオのようなスポーツ)に挑む子どもたちに迫る
・「アトランティックシティーの盛衰」(E3)…かつてはバブルで人気だったがすっかり廃れてしまったアトランティックシティーの盛衰を伝える
・「アメリカの刑務所」(E5)…収容者があふれかえるアメリカの刑務所の問題に迫る。これほどまでに刑務所と収容者が多く、さらに刑務所ビジネスにまで発展していることに驚きました。
・「保護と奉仕」(E9)…警察官による民間人の殺害が多い、アルバカーキ警察。家族を失った市民と、警察それぞれに迫る。
などなど。面白い話題がたくさんです。
日本にはこういうドキュメンタリー番組…ないですよね。話題選び、番組構成、デザインや世界観、ウィットに富んだドキュメンタリー。
もちろんこれも人間が作ったものなので、ある程度のバイアスはあるだろうし、全てを鵜呑みにするのは良くないでしょうけれど、一つの参考としてとても勉強になります。ただ観て終わり、ではなくて、これを観て何を感じ考えるか、という次のステップが不可欠なように思います。
シーズン1しか配信されていないのですが、続きはあるのかな?続編希望です!
そして、雑誌の『ザ・ニューヨーカー』は読んだことがないので、雑誌の方も読んでみたいな。
Amazon.co.jp: ニューヨーカー誌の世界 シーズン1 (字幕版)を観る | Prime Video