元・ふわふわ北京日和

北京住み→日本に本帰国。現在は中国に関係あったりなかったりの気ままなブログ。

【大阪】『生誕160年記念 アルフォンス・ミュシャ 創作の軌跡』@堺アルフォンス・ミュシャ館 ミュシャに囲まれ心落ち着く時間

大阪の堺市にある、堺アルフォンス・ミュシャ館へ行ってきました。

ミュシャの名前は日本でもよく知られておりファンも多いかと思いますが、そのミュシャ専門のギャラリーが堺にあることを知ったのはつい最近。それからずっと、行ってみたいと思っていました♡

 

●堺アルフォンス・ミュシャ館とは

アール・ヌーヴォーを代表する画家・アルフォンス・ミュシャ。現在のチェコ共和国に生まれ、19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍しました。そのミュシャの作品が、堺市によって多く所蔵されており、同館にて年3回の企画展でさまざまなテーマにより展示されています。

堺市は、株式会社ドイの創業者 故土居君雄氏(1926-1990)が収集した約500点にのぼるアルフォンス・ミュシャの作品を所蔵しています。

土居氏はミュシャの実息ジリ・ミュシャ(イジー・ムハ)氏との公私にわたる親交によって、ミュシャの祖国(現チェコ共和国)では観ることができない大型の油彩画や下絵など、貴重な作品を加えた厚みあるコレクション形成に尽力し、1989年にチェコスロヴァキア文化功労最高勲章を授与されました。

氏の没後、コレクションは堺市に寄贈され、1994年よりポルタス堺アルフォンス・ミュシャ・ギャラリーにて、2000年より当堺市立文化館アルフォンス・ミュシャ館にて展示公開されています。

堺市文化館 堺アルフォンス・ミュシャ館「コレクションについて」より)

 

私は南海堺東駅の方から、レンタサイクルで向かいました🚲

私、勝手に、建物はモダンでスタイリッシュでおしゃれな、素敵な美術館の外観をしたものだと思い込み、そんなイメージの建物をずっとぐるぐる周辺を回って探していたのです…💧

そうしたら全然違いました(笑)。

 

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↑こちらがミュシャ館のある建物です。JR阪和線堺市駅直結。堺市立文化館の中にあります。全然イメージと違う外観で拍子抜けしながらも、中に入りました。ミュシャ館の入口は2階です。

 

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↑こちらが2階、入口です。こちらで観覧料を支払います。大人510円。コロナ対策として、受付にて検温をされました。各階でアルコール消毒を呼びかけられたり、ソファなどを小まめに職員さんが消毒されたりと、コロナ対策をしっかり徹底されている様子がうかがえて安心です。

2階ではグッズ販売もされています。観覧は3・4階。まずは4階からです。

 

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↑展示室内は撮影禁止ですが、展示室の外はこのような撮影スポットが数カ所ありました。

 

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↑撮影スポットの《夢想》。

 

ミュシャの作品をじっくりと鑑賞したのは、今回が初めてでした。今回の展示では、堺市が所蔵するコレクションを、ミュシャの創作初期から晩年まで一堂に公開しています。

繊細なタッチ、絶妙な色使い、優雅で軟らかく、それでいてどこか強さも感じる女性像…どれもうっとりするほどの存在感で、見応えがありました。ミュシャが描く女性は、本当に魅力的。観ていて、心が満たされました。

特に、女優サラ・ベルナールのために制作したポスターは素敵でした。大きな鏡もハイライトの一つです。その他、彫刻や商業デザインなど、ミュシャが与えた影響と活躍の幅を実感しました。

 

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↑3階には、女神に囲まれて写真を撮ろう!というスポットができていました。私はやらないよ(笑)。

 

小さな美術館ではあるものの、作品数は多く、ミュシャ好きにはたまらない空間でした。なんだか心が穏やかになれた気がします。

芸術鑑賞はかなり久々でしたが、やっぱり良いものです。

 

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『生誕160年記念 アルフォンス・ミュシャ 創作の軌跡』

開催中~2020年11月8日 

アルフォンス・ミュシャ

住所:大阪府堺市堺区田出井町1‐2‐200 ベルマージュ堺弐番館2F~4F

※休館日やコロナウイルス感染症の対応など、情報は更新される場合がありますので、詳細は公式HPなどで各自ご確認ください。

mucha.sakai-bunshin.com