元・ふわふわ北京日和

北京住み→日本に本帰国。現在は中国に関係あったりなかったりの気ままなブログ。

【大阪】大阪の有名な神社といえばここ 摂津国一宮・住吉大社(住吉区・御朱印)

大阪の住吉大社に行ってきました(2020年12月)。大阪を代表する神社といえば真っ先に名前が挙がるであろう、有名な神社ですよね。「すみよっさん」の愛称で、古くから大阪の人に親しまれています。

全国に約2300社ある住吉神社の総本社で、摂津国一宮。創建は211年(神功皇后摂政11年)と伝わる、古い古い歴史をもつ神社です。

 

南海高野線住吉東駅から西へ、徒歩5分くらい歩いた所にあります。が、住吉東駅から行くと西側、つまり正面鳥居とは反対の入口にたどり着いてしまったので、まず正面鳥居まで歩き、東から順番に参拝しました。

南海本線住吉大社駅、または阪堺線住吉鳥居前駅で降りれば、正面鳥居から入ることができます。

 

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↑12月6日に訪れました。この日は少しですが、屋台が出ていました。七五三の子どもたちもちらほら。初詣前の普通の週末ですが、参拝客はそれなりに多くて、さすが大阪を代表する大きな神社だと思ったものです。

 

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↑「遣唐使進発の地」だったのですね🚢!

 

境内は、とっても広いです。見所がたくさんあって、ゆっくり回っていたら半日は過ごせそう。

 

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↑反橋(そりはし)。太鼓橋とも呼ばれ、水面に映る赤い橋が美しいです。渡るだけで「お祓い」になるとの信仰があるそう。そして、現在の反橋は、淀君の寄進と伝わっています。

現在の石造橋脚は、慶長年間に淀君(太閤秀吉の妻)が豊臣秀頼公の成長祈願の為に奉納したと伝えられております。

(「住吉っさんの見所 | 境内をめぐる | 住吉大社」より)

 

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↑手水舎。ここは、ウサギさんの口からお水が出ています🐰

住吉大社の鎮座が辛卯年卯月卯日であることにちなみ、ウサギは神様のお使いとされており、そういえばここのオリジナル御朱印帳もウサギさんデザインのものがありますね🐇

 

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↑境内にあった電話ボックス。屋根が、本殿の住吉造を模していて、カッコいいです👀

 

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↑電話ボックスのすぐ近くに、こんな立て札が。誕生石?

薩摩藩祖である島津忠久の誕生地です。

 

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↑こちらがその、誕生石です。

 

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↑反橋を渡ると、この鳥居が迎えてくれます。この鳥居、よく見ると、他の神社の鳥居とは違っています。この珍しい鳥居は「角鳥居」であり、柱が四角柱になっているのですね!この独特な形式は、「住吉鳥居」とも称されています。

 

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↑広い境内に堂々とそびえる、四棟の社殿。その姿はさすがに立派なもので、古来から多くの人に信仰されてきたのだということをまざまざと感じさせられます。こちらは、横並びになった第三本宮と第四本宮。

 

住吉大社の御祭神は、

第一本宮:底筒男命(そこつつのおのみこと)、第二本宮:中筒男命(なかつつのおのみこと)、第三本宮:表筒男命(うわつつのおのみこと)、第四本宮:神功皇后(じんぐうこうごう)。

底筒男命中筒男命表筒男命の三神は総称して「住吉大神」と呼ばれ、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が海に入って禊祓いした時、海の中から出現した神様なのです。

 

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↑第二本宮。

 

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↑第一本宮。

一の鳥居から反橋、角鳥居、第三本宮、第二本宮、そして第一本宮が、ほぼ一直線に並んだ縦配列になっています。

第一本宮から第四本宮まで、各本宮とも本殿は「住吉造」と称される、神社建築史上最古の様式の一つ。四棟全ての本殿が、国宝に指定されています。

(参考:「建築様式 | 住吉大社について | 住吉大社」)

 

立派な四棟の本殿にしばし見とれながら参拝をし、境内を散策しました。

摂社・末社も多く、それぞれユニークでご利益も気になります(*^^*)

 

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↑侍者社(おもとしゃ)。初代神主の田裳見宿祢(たもみのすくね)とその妻、市姫命(いちひめのみこと)を祀り、縁結びの神として親しまれています。

おもと人形に願い事を記入して奉納します。ユニークで可愛らしいです♡

 

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↑第一本宮の南側にある、五所御前という場所。「五」「大」「力」の文字が書かれた3つの石を拾い集めてお守りにすると、願い事が叶うといわれています。

しかし、写真の通り。コロナのため、封鎖されて中には入れず、石集めができなくなっています( ノД`)やってみたかったのにな、残念。コロナが落ち着いて再開されたら、また来よう。

 

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↑第一本宮の裏に進むと、楠珺社(なんくんしゃ)があります。

 

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↑この御神木と、ぐるりと囲む旗が一際目立っています。この御神木は樹齢約千年の楠で、お稲荷様(宇迦魂命(うがのみたまのみこと))を祀っています。

 

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↑願うのはもちろん商売繁盛、家内安全。そしてここに、可愛らしい招き猫がたくさんあったので何だろうと思ったら、これは、

参拝の際、招福猫を受けて祈願し、これを48ヶ月間(4年間)続けると「始終発達」(しじゅうはったつ=四十八辰)の福が授かるとして日本全国より崇敬を集めています。
招き猫は、左手は人招き、右手は金招きといわれ、奇数月は左手、偶数月は右手を求める慣習があります。

(「末社 | 境内をめぐる | 住吉大社」より)

だそうです。4年間毎月続けるって、すごい🐱

 

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伊勢神宮遥拝所。

 

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↑御文庫。文庫!?

こちらは、1723年(享保8年)に、書物を納める目的で創建されたのだそう。

 

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↑種貸社(たねかししゃ)。五穀の種を授かり豊作となる信仰が元となって、その後商売の元手や元本、子宝祈願の信仰に発展したと考えられています。

 

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↑種貸社の鳥居をくぐったところ。

 

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↑中に入ってみました。

 

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狛犬さんの表情が面白くてパチリ。

 

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↑種貸社の狛犬さん、こちらは子狛犬さんが背中に乗っかっています!さすが子宝祈願の場所です👶

 

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↑種貸社の絵馬と、種貸人形。

 

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↑たくさんの人がここで祈願されたのですね。小さな空間ですが、なんだか迫力がありました。

 

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↑そして種貸社には、こんな立て札も!

あの有名な一寸法師のお話は、住吉大社が発祥だったなんて、知りませんでした。

立て札のそばには、一寸法師のお椀があり、実際に乗ってみることもできます。写真を撮りたかったのですが、小さなお子様連れのご家族が遊んでいたので遠慮しました。

 

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↑ちなみに、ペットを連れて入ることはできません~。

 

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↑この日は12月上旬、初詣に関してこのような案内がありました。毎年、大阪で初詣と言えばすみよっさんと言うほどで、多くの人で混雑する住吉大社ですが、今年は露店もなく寂しいお正月でしたね😢

 

この日はここまで。全部は回れず、大海神社、そして境内からちょっと離れた場所にある浅沢社と大歳社には行けずじまいでした。

そして、毎月最初の辰の日に種貸社・楠珺社・浅沢社・大歳社の4つの社にお参りする「初辰(はったつ)まいり」も人気です。タイミングが合えば訪れてみたいな。

www.sumiyoshitaisha.net

 

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阪堺電車のラッピング車両が可愛くて♡大阪の魅力を詰め込んだデザインですね~って、キューズモールでした。

 

御朱印

 

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社務所でいただいた御朱印、書置きです。コロナのため、2020年6月からずっと書置き対応になっています。

オリジナル御朱印帳は3種類、御朱印帳袋もあります。

さらに、月に一度の初辰の日や、年に一度の例祭日にだけいただける摂末社御朱印もあります。ぜひタイミングを合わせて、いだたきに訪れたいです♡

www.sumiyoshitaisha.net

 

そして、住吉大社でお正月限定の素敵な御朱印をいただけることを知り、ぜひともいただきたい!と意気込んでいたのですが、

三が日を避けて、いつ行こうかなと考えていたら、大阪にも緊急事態宣言が出されてしまって、諦めました( ノД`)

…と、住吉大社のHPで、正月期間授与品の配送を行っていることを知り、お正月御朱印も郵送対応していただけるとのことで!

こちらにあやかることに。オンラインで注文し、初穂料はクレジットカードで納めさせていただきましたm(__)m

注文から10日後に、届きました!

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↑こちらです、お正月限定の刺繍御朱印!とっても素敵です♡美濃和紙に、ご神紋の花菱と、右下には松と鶴が刺繍されています。

日付は、注文した日になっています。

 

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↑裏はこんな感じ。一枚一枚丁寧に刺繍されていて、特別感があります。嬉しいなぁ。

刺繍御朱印はこの松と鶴、そして反橋の2種類あります。

こちらは、神社HPによると、1月中のみの授与で数量限定とのことです。

気になる方は、こちらから→住吉大社オンライン授与所

 

もちろん御朱印は、本来は直接赴いて参拝した上でいただくものです。コロナ禍で直接の参拝が難しい人のためにと、郵送対応される神社やお寺があることは知っていましたが、あまり興味を惹かれませんでした。

しかし、どこでもやたらめったらとコレクターのように郵送で取り寄せるのではなくて、”行ったことのある神社やお寺さんにまた行きたいけれど、なかなか今は難しい”や、”行ったことはなくても、落ち着いたら必ず伺わせていただく”という思いを持って郵送でいただくならば、それは良いことかな、と思うようになりました。

神社やお寺さんの考えもさまざまかと思いますが、住吉さんにはこのような形で対応してくださって感謝です(*^^*)

 

 
 
 
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住吉大社

住所:大阪府大阪市住吉区住吉2丁目9-89

www.sumiyoshitaisha.net

 

↓この本でも住吉大社が掲載されています⛩