【和歌山】高野山の宿坊として人気の恵光院(高野山・御朱印)
高野山を散策。
弘法大師空海が眠る奥之院への入口・一の橋に近く、苅萱堂からもすぐの所に位置するお寺、恵光院(えこういん)を訪れました。
宿泊ができる宿坊としても人気のお寺で、高野山で宿坊といえばよく名前が挙がるうちの一つではないでしょうか。
高野山には現在117の寺院があり、その内宿坊寺院は52カ寺となっています。
(泊まる | 一般社団法人高野山宿坊協会・有限会社高野山参詣講)
私は宿坊に泊まったことはないので、一度は体験してみたいなぁ。
で、恵光院さん。
宿泊に訪れたわけではないのですが、ここでも御朱印をいただけることを知って、他の塔頭寺院よりもオープンな雰囲気で足を踏み入れやすく、訪れてみたのでした。
↑山門。
恵光院の縁起については、
お大師様がこの地に五重の宝塔を建立し、弟子の道昌僧都が諸人のご廻向(先祖の御供養)をおこなった事から、廻向院と呼ばれていました。宝永年中(1704~)頃、徳川八代将軍吉宗公の命により現在の「恵光院」に改めました。
延慶元年(1308)には、京都の東寺より量調阿闍梨が当院へ転任され再興し、永禄(1558~)の初め頃になって、薩摩藩十七代当主島津兵庫頭義弘と縁を深め檀那関係にありました。また明智光秀の菩提寺でもあります。
お大師様とはもちろん、弘法大師空海のこと。空海とそのお弟子さんの頃から続き、ゆうに千年を超える歴史を有する場所なのですね。
島津家や明智光秀ともゆかりがあったとは。
↑中門前の池。小さいけれど、鯉が泳いでいて風情があります。
さて、ここに来る人は主に宿坊を利用する宿泊客だと思うので、ただ参拝だけに訪れる私のような人は少数派でしょうけれど…😅
この日も、山門をくぐると若い住職の方が元気に声をかけてくださり、最初は宿坊の利用客だと思われたらしく、「いえ、お参りに…」とお伝えしたところ、
「あちらに本尊の阿弥陀如来さまがいらっしゃるので、よかったら行かれてみてください」と教えてくださいました。
↑この、石段を上ったやや小高い所にあるお堂が、本堂です。桜に彩られて、なんだかちょっと良い光景。
↑石段を上ります。
↑こちらが、本堂です。
中に入っていいものか分からず、外からひっそりとお参りさせていただきましたm(__)m
宿泊客は、ここ本堂の中で朝のお勤めに参加できます。
↑本堂前の桜。小さめの木で可愛らしいです🌸
↑境内には、毘沙門堂もあります。御本尊は、空海作と伝えられる毘沙門堂。
宿泊客は朝、本堂でのお勤めを終えた後、この毘沙門堂に移動してきて護摩供養を行うそうです。
御朱印をお願いしたところ、快く対応してくださいました。
↑2種類拝受しました(*^^*)右が、御本尊阿弥陀如来さまの御朱印。左が書置きで、これは恵光院が明智光秀の菩提寺であることから、昨年大河ドラマ『麒麟がくる』の放送決定を記念して始められた御朱印です。限定御朱印、とありましたが、いつまでの限定なのかは不明。『麒麟がくる』は終わったけれど、いただけましたし( ´艸`)
私は宿泊していませんが、恵光院はやはり、宿坊体験をしてこそ魅力が感じられる場所でしょうね。
HPでお写真を拝見したら、お部屋や内部はとても綺麗な和の空間が調っており、リラックスして過ごせそうでした。写経や阿字観体験もできますし、精進料理もいただけます。
また、恵光院のお坊さんのガイドで、奥之院ナイトツアーにも参加できるそうですよ。
コロナ前は、日本人よりも外国人観光客の方が多かった模様。英語も通じるし、とってもオープンな雰囲気を感じました。
宿坊体験、いつか泊まってみたいなぁ。
恵光院