元・ふわふわ北京日和

北京住み→日本に本帰国。現在は中国に関係あったりなかったりの気ままなブログ。

ドラマにハマったファンも満足でした!『劇場版 ダウントン・アビー』

映画鑑賞記録。『劇場版 ダウントン・アビー』を、Amazonプライムで観ました。

1900年代初頭の英国貴族とその使用人たちを描いた、大人気テレビドラマ『ダウントン・アビー』(全6シーズン)の映画化。このドラマが大好きで、映画版も概ね高評価のようなので、観るのを楽しみにしていました。

ドラマをずっと観てきたファンには、大満足の仕上がりでした。ダウントンワールドって、なんでこんなに素敵で幸せな気分になれるのでしょう。

ドラマのラストに出てきた主要キャラクターが皆続投していて、また一同に会しているのもとっても嬉しいです。

 

『劇場版 ダウントン・アビー』(2019年英・米)

原題:Downton Abbey

監督:マイケル・エングラー

出演: ヒュー・ボネヴィル、エリザベス・マクガヴァン、ミシェル・ドッカリー、ローラ・カーマイケル、アレン・リーチ、マギー・スミスほか

 

予告編↓

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イギリスの郊外に佇む大邸宅「ダウントン・アビー」には、グランサム伯爵ロバート・クローリー(ヒュー・ボネヴィル)と妻のコーラ(エリザベス・マクガヴァン)、長女メアリー(ミシェル・ドッカリー)らクローリー一家と、使用人たちが暮らしている。 

ある日、イギリス国王ジョージ5世と、メアリー王妃夫妻が、ダウントン・アビーを訪れるという知らせが届く。国王夫妻をもてなすため、壮大な準備にとりかかる一家と使用人たちだが…。

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ドラマのシーズン1の第1話は、1912年、タイタニック号沈没から始まりました。そしてこの映画で描かれるのは、ドラマのシーズン6最終回から2年後の、1927年です。 

第一次世界大戦を経て、貴族の暮らしも変わり、機械化などの近代化も進み。激動の情勢の中、たくましく生きてきたダウントン・アビーの貴族と使用人たちは、今回も頼もしいです。

 

ドラマを観なくても、これはこれで綺麗にまとまっている映画なので、映画だけ観てもきっと大丈夫です。

ただ、ここまで来るのにさまざまな試練を乗り越えてきた人たちばかりなので、ドラマを観てから映画を観た方が、何倍も楽しめると個人的には思います。

ドラマの世界にどっぷりハマっていた私は、映画冒頭でのダウントン・アビーの佇まいと、あの音楽を聞くだけで、なんだか胸がいっぱいになってしまうほどでした(笑)。

懐かしのキャラクターが続々登場するのも嬉しくて、一視聴者に過ぎないのに、なんだか同窓会みたいな懐かしさで心が温かくなりましたよ~。

 

ドラマの大筋がざっくりおさらいできる動画がありました。もちろんドラマの内容はネタバレ。執事のカーソンさんと、家政婦長のヒューズさんが紹介してくれています☺ 

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ダウントン・アビーのすばらしさは、当時の華やかな貴族世界を再現した衣装、デザイン、音楽はもちろん、深みのある脚本があってこそ。

そして、単に貴族の栄光と衰退を描いただけではなく、貴族に仕える使用人たちにスポットを当てた点もすごく良いです。使用人だからといって、貴族の言いなりで仕えているだけでは決してなくて、使用人たち一人一人が、それぞれの仕事にプライドを持って、胸を張って働いているところがとても好き。皆カッコいいんです。ドラマでは、使用人たちにもさまざまな事件やトラブルが起こりますが、脚本のどこにも無駄がなくて、観れば観るほどキャラクターに愛着が湧きました。

私のお気に入りは、メイドのアンナです。パットモアさん、モールズリーさんはいつも笑わせてくれました( ´艸`)

 

クローリー一家の中で好きなのは、次女のイーディス(ローラ・カーマイケル)かな。先代伯爵夫人のバイオレットを演じる、ハリーポッターシリーズのマクゴナガル先生役でもおなじみのマギー・スミスはさすがの貫禄で、物語に欠かせないスパイス的存在でした。バイオレットの英国貴族的なセリフや皮肉めいた言い回しが面白かったな。映画でもお元気そうで、嬉しい限り。

ダウントン・アビーを観て、イギリス英語に浸るのも楽しい時間でした。

 

ドラマの映画化って、がっかりなことも少なくないですが、これはドラマファンが納得の仕上がりで、個人的には感無量です(笑)。

とっても素敵な作品なので、映画はもちろんですが、ドラマを観ていない人はぜひ、ドラマをおすすめしたいです。

 

...と、映画の続編制作が決定しているではないですか!またダウントンの皆に会えるのが、今から楽しみです。

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