元・ふわふわ北京日和

北京住み→日本に本帰国。現在は中国に関係あったりなかったりの気ままなブログ。

【大阪】豊臣秀頼と淀殿を結ぶ胎盤が埋まっている!玉造稲荷神社(中央区・御朱印)

大阪で御朱印さんぽ。大阪城にもほど近い、玉造エリアにある玉造稲荷神社を参拝しました⛩

その場所柄からも想像できるように、豊臣家と深いつながりがあり、ずっと行ってみたかった神社の一つです。

行ってみると、地名の由来となった長い歴史、聖徳太子のエピソード、そして豊臣秀頼らとの関わりなど、歴史を感じさせるとても興味深い神社であることを実感しました。

 

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↑こちらからお邪魔します。右の社号の「玉造」の文字部分だけ飛び出ているのが気になります( ´艸`)

小さな石碑には「玉作岡」とあります。この一帯は古代、勾玉などを作っていた玉作部の居住地であったといわれています。

 

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↑鳥居をくぐります⛩

 

玉造稲荷神社は、紀元前12年(垂仁天皇18年)の創建と伝わる、古い古い歴史を持つ神社です。聖徳太子物部守屋と争った際に、この玉作岡に布陣して戦勝を祈願し、戦いに勝ったという伝承があるそうです。聖徳太子ともつながりがあったとは!

主祭神宇迦之御魂大神(うかのみたま)、相殿神は下照姫命(したてるひめ)、稚日女命(わかひるめのみこと)、月読命(つくよみのみこと)、軻遇突智命(かぐつちのみこと)。女性の神様が多いですね。

商売繁盛、縁結び、安産守護などにご利益があるとされています。

 

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↑拝殿・本殿。朱色に輝く、綺麗な社殿です。こちらも多くの大坂の神社やお寺と同様に、第二次大戦の空襲で社殿が焼失し、1954年(昭和29年)に再建されたのが今の姿となっています。

 

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↑拝殿前に、このような井戸らしきものが。「利休井」とあり、その名の通り、千利休にちなんでいます。千利休は、神社南側に屋敷を構えていました。この井戸は、2006年に作られたものです。

(参考:「利休井 - 玉造稲荷神社」)

 

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↑本殿東側の様子。

 

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↑「聖徳太子 偲び石」。

 

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厳島神社。御祭神は市杵島姫命(いちきしまひめ)です。白龍池に白龍観音が出現したことにより、弁財天が祀られました。

 

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↑白龍池。境内にこんな池があるなんて、ちょっと素敵。

 

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↑万慶稲荷神社、新山稲荷神社。

 

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↑これがすごい。豊臣秀頼と母・淀殿を結ぶ胎盤、卵膜などが埋められているとは。あの歴史上の人物が、母と息子として本当に存在していたのだなぁと、なんだか妙に感心してしまいました(笑)。

 

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↑秀頼公供養、とあります。

 

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↑こちらももう一つの見どころ。1603年(慶長8年)に、豊臣秀頼が奉納した鳥居です。

阪神淡路大震災の時に損傷してしまい、現在はご覧の通り、上部と脚部を分けて置いてあります。

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豊臣秀頼公像。2011年に、現在の大阪城築城80周年を記念して造られたという、まだ新しい像です。

(参考:「豊臣秀頼公 - 玉造稲荷神社」)

 

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↑さて、こちらは「梅薬師 道祖神」。

 

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↑コロナの収束を願って梅を植樹し、祭祀されたのだそうです。時代と共に、神社が民に寄り添っているような温かさが感じられました。

 

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↑梅薬師の近くには、千利休居士顕彰碑。

 

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↑境内には、難波・玉造資料館もあります。開いていたら拝観したかったけれど、どう見ても閉まっていて😅公式HPによると、1週間前の事前予約が必要とのことです。

難波・玉造資料館 - 玉造稲荷神社

 

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↑江戸時代には、伊勢参りの出発点にもなっていました。

 

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↑2匹の狐さんがハートになった絵馬🦊可愛いですね♡縁結び祈願にもぴったりです。

 

社務所御朱印をいただきました。

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御朱印と一緒に、勾玉の形のしおりを渡してくださいました☆彡 

絵馬と同じ、ハートの狐がデザインされた、オリジナル御朱印帳もありました。

 

規模はそれほど大きくはないものの、見どころが多く、歴史を存分に感じることのできる神社でした。

 

 

玉造稲荷神社

住所:大阪府大阪市中央区玉造2丁目3-8

www.inari.or.jp