【大阪】四天王寺七宮の一つ、大江神社。境内には狛虎も(天王寺区・御朱印)
天王寺で御朱印さんぽ。四天王寺の近く、愛染さんのお隣に鎮座する、大江神社を参拝しました。堀越神社から少し北の方にあります。
JR天王寺駅から徒歩10分くらい、地下鉄谷町線四天王寺夕陽ヶ丘駅からなら徒歩3分くらいの場所で、私は天王寺駅から歩いて行きました。天王寺に来たらいつも、JR天王寺駅から谷町九丁目駅辺りまでは歩いています。
↑愛染さんの東側に位置しています。こちらは東鳥居。本当は、西側の西鳥居の方が正門なんですよね。そちらは101段の階段があります。谷町筋から愛染坂を歩いていると、坂はきつく感じないのですが、実はなかなかの崖(?)の上、小高い位置にありますね。
↑御祭神とご由緒。
大江神社は、詳しい創建は不明ですが、聖徳太子が建立したとされる四天王寺七宮の一つに数えられています。聖徳太子の時代にまで遡る、古い歴史を持つ神社なのですね。
ちなみに四天王寺七宮とは、大江神社、上之宮神社、小儀神社、久保神社、土塔神社、河堀稲荷神社、堀越神社。全て天王寺区にあり、上之宮神社、小儀神社、土塔神社は大江神社に合祀されています。
御祭神は、豊受大神(とようけのおおかみ)、素戔嗚尊(すさのおのみこと)、欽明天皇(きんめいてんのう)、大己貴命(おおなむじなのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)。
豊受大神は五穀豊穣の神で、開運厄除、衣食住守護、諸業繁栄などを司ってくださるそう。
大己貴命って初めて聞く神様だと思ったら、大国主さんの別名だったのですか~👀
↑拝殿。境内はそれほど広くはありませんが、すっきりしていて心地よい空気が漂っています。大阪の街ナカにありながら、静かで落ち着く雰囲気は、近くの堀越神社と通じるものを感じました。
↑右は、昔祀られていた毘沙門天の鳥居。左は、日吉稲荷大明神です。
↑日吉稲荷大明神。
そして、右の毘沙門天社には、拝殿がありません。これは、昔毘沙門天を祀っていた毘沙門堂の跡なのだそうです。
いつの頃よりか神仏を混淆して毘沙門天を祀り、乾の社と称して四天王寺の所管となり、境内に神宮寺を建て祭祀も僧徒(四天王寺東光院神宮寺の別当)が当っていましたが、明治維新後神仏が分離され、慶應三年今の社名に改められました。
(「大江神社 御祭神と御由緒」より)
また、毘沙門天の守護といえば、虎さんです。ということで、ここには狛犬ならぬ、狛虎さんがいるのですよー🐯
↑吽形の狛虎さん。
↑阿形の狛虎さん。
写真でもバットが奉納されているのが分かるかと思いますが…大阪で虎といえばもちろん、阪神タイガース🐯ということで、タイガースファンも多く訪れているとか。
狛虎さんのお話は、神社のHPに紹介されています。
境内奥に鎮座する狛虎は江戸時代に祀られていた毘沙門天の守護で、明治の神仏分離で「吽形」が滋賀に移され、残った「阿形」も大阪大空襲で焼夷弾を受け、耳がとれ歯も欠けてしまいました。そこで平成十五年八月、地元有志が「狛虎を一対にしたら優勝するのでは」と「吽形」の狛虎をつくり、そしてその年、阪神タイガースは十八年ぶりに優勝しました。マスコミにも大きく取り上げられ、今ではタイガースの守り神として、多くのファンがお参りされています。
(「摂末社と境内」より)
そういえば、毘沙門天を祀る信貴山朝護孫子寺は虎さんだらけで、阪神タイガース必勝御守(だったかな?)があったっけ。関西の神社やお寺では、毘沙門天→虎→タイガース必勝祈願!という連想が自然と生まれるようですね🐅( ´艸`)
↑でーんと鎮座する、ニャン様が!🐱近づいても全然逃げません。可愛いなぁ。隣にはもう一匹、そして社務所の中にはあと3匹いるのが見えました( ´艸`)さくらみみのさくらねこちゃんですね🌸
さくらねことは→さくらねこ♥TNRとは (TNR先行型地域猫) – どうぶつ基金
御朱印を書いていただいている間、ずっとニャン様を見ながらニヤニヤしておりました。
↑御朱印にも狛虎さんが一対♡可愛いです。
境内の狛虎さんやニャンコにも癒された参拝でした⛩天王寺御朱印さんぽ、続きます。
大江神社
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