元・ふわふわ北京日和

北京住み→日本に本帰国。現在は中国に関係あったりなかったりの気ままなブログ。

【大阪】亀に乗った観音様がいるお寺。西国第22番・総持寺(茨木市・御朱印)

大阪・茨木市へ。この日の一番の目的は、西国三十三カ所の第22番札所である、総持寺です。

第二十二番 総持寺 : 西国三十三所

こちらは亀と縁があるお寺で、境内にも亀がたくさんの楽しいお寺でした🐢

 

公共交通機関でも、アクセスがとても便利でありがたいです。阪急京都線総持寺駅とJR京都線JR総持寺駅、どちららもそれぞれ徒歩約5分。

JR総持寺駅の構内には、総持寺のイラストが描かれていました♪

f:id:minghuabj:20210920013650j:image

総持寺の仁王門ですね。

 

f:id:minghuabj:20210920013640j:image

↑こちらは、総持寺の伝統行事「庖丁式」。

 

f:id:minghuabj:20210920013249j:image

↑こちらから、お邪魔します。

 

f:id:minghuabj:20210920013243j:image

↑この手水舎、面白ーい!近づくと、自動で水が流れます。そして、本物と見間違うような亀さんが2匹🐢🐢

 

f:id:minghuabj:20210920013215j:image

↑こちらは、なかなかユニークなお顔の亀さんです🐢

 

f:id:minghuabj:20210920013208j:image

↑下から立派な高床式の建物が見えます。こちらは、開山堂でした。

 

f:id:minghuabj:20210920013224j:image

↑そして、雰囲気の良い仁王門が迎えてくれます。

 

f:id:minghuabj:20210920013220j:image

f:id:minghuabj:20210920013255j:image

↑仁王像、そのお姿にかなりの年季が感じられます👹

 

総持寺は、平安時代の879年(元慶3年)、中納言藤原山蔭によって創建され、890年(寛平2年)に伽藍が完成したと伝わるお寺です。宗派は高野山真言宗

その創建に、”亀”が深く関わっていたそうな。なんでも”亀の恩返し”により、このお寺が生まれたとも言えそうなお話が伝わっているのです。

略縁起はWikipediaに簡潔にまとまっているので、そちらを引用すると、

開基である藤原山蔭の父・藤原高房が、漁師たちが大亀を捕らえているのを見て「今日18日は観音様の縁日だから」と、亀を買い取って川へ逃がしてやった。
その日の夜、山蔭が継母の計略で船から川に落とされてしまった。高房はこれを悲しみ、観音に祈ったところ、高房が助けた亀が山蔭を甲羅に乗せて現れたという。
高房の没後、山蔭が報恩のため観音像を造立し祀ったのが当寺の起源だという。

(「総持寺 (茨木市) - Wikipedia」より)

お寺には、創建についての縁起絵巻が残されているそうです。

sojiji.or.jp

総持寺秘仏本尊は、千手観世音菩薩。”亀に乗った観音様”として、信仰を集めてきたのだそうです。秘仏なので普段は見られませんが、毎年4月には、年に一度のご開帳が行われています。ただし、今年はコロナ禍で中止となりました。

亀に乗った観音様、いつか見てみたいです!

 

f:id:minghuabj:20210920013236j:image

↑仁王門をくぐってすぐの所に、あ、亀さんと千手観音さまですか( ´艸`)亀さんの顔が可愛いです♡🐢

 

f:id:minghuabj:20210920013412j:image

↑本堂。ちらほら参拝客が訪れていましたが、誰もいなくなったタイミングで撮れました。

派手さはなく、とても落ち着いた雰囲気のお堂です。本堂に限らず、お寺は天正年間(1573~1593年)、織田信長の兵火を被り焼失してしまいましたが、御本尊の千手観音像は無事だったとか。本堂は、1603年(慶長3年)の再建です。

 

f:id:minghuabj:20210920013359j:image

↑本堂を近くで。

 

f:id:minghuabj:20210920013419j:image

↑境内には池があり、お地蔵様が守っておられます。

 

f:id:minghuabj:20210920013353j:image

↑池には、たくさんの亀さんたち🐢🐢🐢大きいですね~😆池には鯉も泳いでいます。

 

f:id:minghuabj:20210920013432j:image

↑手前の鐘は、誰でも撞くことができます。

 

f:id:minghuabj:20210920013403j:image

↑仁王門の下から見えていた、開山堂。

 

f:id:minghuabj:20210920013346j:image

↑境内にはお社も⛩こちらも昔は神仏習合だったのでしょうか。五社稲荷大明神、とあります。

 

f:id:minghuabj:20210920013407j:image

↑薬師金堂。

 

f:id:minghuabj:20210920013536j:image

↑経蔵。朱色の経蔵は初めて見たかも。

 

f:id:minghuabj:20210920013541j:image

↑鎮守社、こちらも朱色が印象的です。大黒天、弁財天、青面金剛を祀っています。

 

f:id:minghuabj:20210920013549j:image

↑包丁塚🔪こちらは何ぞや?実はこちらも、お寺を開いた藤原山蔭が関係しているのです。

藤原山蔭は、庖丁道の祖として崇められている人物でもあったのですね。寺務所でいただいた案内書きによると、

総持寺本尊を造立する時、仏師に千日の間毎日異なる献立の料理を饗したことから、「中納言の千日料理」として讃えられました。また光孝天皇の命により宮中の料理書作法を大成したことにより山蔭卿の死後、「庖丁道の祖」「料理の神」と崇められ、現在では全国の調理師・料理関係者から信仰を集めています。

とのこと。へぇーー!お寺を開いた人が料理の神だとは、なんだか意外で面白いです。

毎年4月18日に、庖丁式という行事が行われています。見てみたいなぁ。

sojiji.or.jp

 

f:id:minghuabj:20210920013519j:image

↑弘法、とある通り、弘法大師空海を祀っているのですね。

 

f:id:minghuabj:20210920013555j:image

高野山奥之院遥拝所がありました!高野山は、ここから見るとずっと南にあります。

 

f:id:minghuabj:20210920013530j:image

↑寺務所前に、こんな文化財も。下を覗いて見ることができます。

 

境内には、カフェもありますよ☕

f:id:minghuabj:20210920013524j:image

↑特徴的な屋根が目を引く、お寺カフェ「ポタラ」です。私も参拝後にこちらでひと休み。

 

f:id:minghuabj:20210920013646j:image

↑店内。まず入口近くにある券売機で食券を買います。この日はランチメニューが限定されていました。私はスイーツを。

 

f:id:minghuabj:20210920013656j:image

↑天井を下から眺める。

 

f:id:minghuabj:20210920013631j:image

↑ソフトぜんざい(600円)。ソフトクリームがもりもりで嬉しい🍦

特に、添えられた抹茶わらび餅が美味しかったです😋

 

寺務所でいただいた御朱印です。

f:id:minghuabj:20210920013635j:image

↑左上に、西国1300年の特別印。この特別印も、西国のお寺で御朱印をいただく時の楽しみです☆総持寺は、亀に乗った山蔭さん、かな?

 

f:id:minghuabj:20210921133916j:image

↑西国スイーツ巡礼の品、かりんとう(400円)も購入しちゃいました。名前は「亀の恩がえし」🐢味は数種類あり、これは生姜ですが、生姜はかなり控えめで、食べやすいかりんとうです。

愛犬ぽー🐶は、あまり興味がなさそうでした(笑)。

 

アクセス良く参拝しやすいお寺で、気持ち良い時間を過ごせました。また、御本尊の公開時に来てみたいです。

 

 

総持寺

住所:大阪府茨木市総持寺1-6-1

sojiji.or.jp