【北京】その空間に惚れる。798芸術区の象徴的なギャラリー、Pace Gallery 佩斯北京
北京を代表するアートスポット・798芸術区。
大小さまざまな美術館やギャラリーが存在しており、その中でも代表的な存在が、南側にあるUCCAと、北側にあるPaceだと私は思っています。
今回は、Paceをご紹介。私が798でも特に好きなギャラリーです。
西2号門から入って東にずんずん歩きます。
情緒美術館↓やセブンイレブンを通り過ぎます。
さらに、レストランLaker'sを過ぎて、右手にGalleria Continua(常青画廊)とM Woods(木木美術館)が見えてきます。
その向かい側には、抹茶スイーツ専門店の上坐。
上坐から奥に進めば、798創意広場です。
壁一面のアートがお出迎え。
右手に見える、この波型屋根がユニークなレンガの建物。
↑こちらが、798でも特に有名なギャラリー、Pace Galleryです。中国語名は佩斯北京。本部はニューヨークにあります。
昨年、日本のチームラボのイベントを開催して大盛況だったので、訪れた日本人もそこそこいたのではないでしょうか。
私はこれまで、展示内容に関わらず何度か足を運んでいます。展示目当てではなくて、このギャラリーのハコ、空間そのものがとても好きです。
現在は、Tim Eitelというドイツ人コンテンポラリーアーティストの個展を開催しています。
↑このフォルム、いくら見ても飽きないなぁ。
↑入口は北側です。
↑エントランス。
撮影は、フラッシュを使わなければ、自由にできます。
Tim Eitel展は入場料無料でした。
↑中に入ると、全体をカメラに収めきれないくらい広くてゆったりした空間が広がっています。
↑Tim Eitelの紹介。アートに疎い私、初めて聞くお名前のアーティストでした。
↑このように、空間を贅沢に贅沢に使った、ゆったりとした展示方法が取られています。
私が訪れた時は、他に観客がいない時間帯があったので、まるでこの贅沢な空間を貸し切っているかのようになりました。静かな静かな午後、太陽の光が差し込むこの空間、最高です。
↑作品の点数は、すごく少ないです。一つひとつの作品を、十分な間隔で提示してあります。
お金を払っていたならば、「これだけしかないの?」と思ってしまうかもしれませんが(笑)、入場無料だし、
作品そのものだけではなくて、やっぱりこの空間とのマッチングが楽しめるのがPace Gallery の魅力です。
作品自体は少なくて、アート素人の私は、じっくり楽しむというわけでもなかったのですが、
やっぱりPaceの空間が好きで、とても居心地の良いつかの間の滞在でした。
↑作品そっちのけで、内観ばかり写真に収めてしまいます。
アートを楽しむのもよし、それ以上にこのPaceは、このような建築が好きな人にはもっと楽しめるのではないかと思います。
こういう空間もまた、北京の一面です。
798創意広場へのトンネルには、こんなカップルがいますよ♡(笑)
Tim Eitel:Sites and Attitudes
開催中~2018年11月10日
Pace Gallery 佩斯北京
住所:北京市朝陽区酒仙橋路4号798芸術区内