【北京】街で見かけるのはほとんどがニセモノ!?タピオカミルクティーの人気店鹿角巷 The Alley、北京では3・3大厦店が正規店です
日本にも進出しているタピオカミルクティーの大人気店、The Alley 鹿角巷。
北京や中国その他の都市に、山ほど店舗があります。
ブーム初期は北京でもどえらい行列でしたが、最近は店舗が増えて行列も緩和され、買いやすくなりました。
…って、とんでもない。
このThe Alley、中国でお店を目にしたら、おそらく本物ではなく、ニセモノである可能性の方が高いのです。恐ろしい…。
北京では、圧倒的にニセモノの方が多いです。
ネットで検索すると、本物とニセモノの見分け方について解説している記事もたくさん出てきます。
「あなたが目にする鹿角巷の店舗は99.5%がニセモノ」というタイトルの記事。
広州の偽のお店と、偽の微博アカウントやロゴも紹介されています。
こちらも似たような内容。「あなたは高い確率でニセモノ鹿角巷を飲んでいる!」
こちらは昨年7月の記事ですが、正規店舗は11軒、偽物は500軒。今ではもっとニセモノが増えていると思われます。
これで見分けがつけばいいのですが、似せすぎて、限りなく本物に近い、レベルの高いニセモノの店舗もたくさん存在しているのです。
現在、The Alley側が北京で正式なお店としてアナウンスしているのは、三里屯3・3ビル1階の店舗のみなのです。
つまりそれ以外は全部、ニセモノ!?!?
ネットでちょっと調べてみたら、王府井のお店も本物だという声も見つけましたが、The Alleyの公式店舗一覧にはないので確信が持てません。
行列もだいぶ落ち着いたので、本物の3・3のお店へ行きました。
ここは、ワイマイ(デリバリー)でもよく利用しています。
↑こちらです。3・3ビルの入口近くでとても目立っており、分かりやすいです。以前は夜でも外まで行列ができていましたが、今はだいぶ落ち着いています。今回は夕方行ったので写真が暗くなりました💦
↑店内にはちゃんと椅子も用意されています。
↑レジで注文し先にお会計。
↑鹿さんの視線を感じますね~👀
↑店内にはたくさん、鹿モチーフの装飾があります。
↑何やら関係なさそうなゲームまでできます(笑)。
私は、デリバリーでもよく利用しています。
↑デリバリーすると、このような紙袋で届きました。デザインがクール★
ちなみにニセモノ店では、袋が紙袋じゃなくてビニール袋の所があるそうなので、そこも見分けるポイントです。
↑The Alleyの看板商品、黒糖鹿丸鮮奶 Brown Sugar Deerioca Milkのアイス(中・22元)。黒糖で煮込んだモチモチのタピオカとミルクの相性がばっちりで、とてもおいしいです♡甘さもちょうど良い。
一番適切なおいしい状態で提供するため、甘さと氷の量は決められており、選べないようになっています。
もう一つこの時に注文したほうじ茶ラテ、今見るとデリバリーメニューからなくなっていました。おいしかったのにな~。
↑鹿丸噗哩 Brown Sugar Deerioca Creme Brulee Milkのアイス(26元)。上の黒糖鹿丸鮮奶にとろとろのプリンクリームを加えてあります。甘くておいしい~♡ちょっとリッチな飲むデザートです。
↑雪絨鉄観音 Snow Velvet Tieguanyin Teaのアイス(中・18元)。これは、甘さと氷の量が選べます。すっきりした鉄観音の味わいが好き。
ところで先日、西大望路の大型ショッピングモール「合生匯」に行ったら店舗がオープンしているのを見つけて、一応、本物かどうか調べたのです。
大衆点評の同店ページの画像に「大陆地区合作正牌门店」とあって。おお、やっと本物のお店が増えた!って、思って。
http://www.dianping.com/shop/126917207
で、買っちゃいました。内装もちゃんとしているっぽいし。
↑こちら、合生匯の5階です。
↑メニューも3・3大厦店と似ています。
でも、後から調べ直すと、
The Alleyの公式店舗リストでは、やっぱり北京では3・3大厦店のみなんです。
というか、「合作正牌门店」っていかにもそれらしいけれど、「合作」(提携、協力のような意味)って、なんだ!本物のThe Alleyは、加盟店の方式は一切取っていません。
この声明自体がねつ造の可能性大ですね。やはりここも、ニセモノだったか…。
↑買った時は本物だと思っていた鹿丸噗哩(26元)。商品を見ても、とっても本物っぽい。ここまでくると、お手上げですよ~。
実際おいしかったしさ…。なんか、写真映えする感じで撮っちゃったし(笑)。
どうしてもニセモノは嫌だ!という人は、やはりThe Alleyの公式店舗を確認できるリソースをチェックしてから利用した方が良いと思います。
北京では現在、本物と確信を持って言えるのは、3・3だけ。
他の店舗はニセモノだと思っておいた方がいいです。
他のお店でここは本物だよ!という証拠を見つけた方がいればぜひご一報ください!
公式店が確認できるのは、The Alleyの公式微信、微博、大衆点評。
上のリンク先の記事にもある通り、微信も微博も、ニセモノアカウントが乱立していて、あたかも本物であるかのようにふるまって偽の声明まで出したりしているのでこちらも注意です。
大衆点評も、現在北京でヒットする鹿角巷はなんと90件以上!大衆点評でもデリバリーアプリ美団外売でも、多くのニセモノ店に"ブランド認証"的なアイコンがついているし。大衆点評やデリバリーアプリでお店を検索しただけでは、ニセモノと本物は見分けられないと思った方が良さそうです。
ただし大衆点評で鹿角巷を検索したら、ブランドの公式ページはありました。
↑(画像は大衆点評より)
やはり、北京では3・3大厦店だけです。
こんなにもニセモノが繁殖するこの状況、何なの…。
Hey Teaも貢茶もニセモノがたくさん営業していますが、The Alleyはそれらとは比べ物にならないほど、ニセモノが本物を凌駕している状態です。そして、今もなおニセモノの店舗が北京のどこかで増殖しています。
なぜThe Alleyだけ、こんなにニセモノがのさばる事態になってしまったのか、とても気になります。が、そこまでは調べきれませんでした(笑)。
誰か詳しい方、ぜひ教えてください!
鹿角巷 The Alley(3・3大厦店)
住所:北京市朝陽区三里屯路33号3・3大厦1階底商1099商舗
http://www.dianping.com/shop/112522958