元・ふわふわ北京日和

北京住み→日本に本帰国。現在は中国に関係あったりなかったりの気ままなブログ。

【和歌山】首から上だけの大仏様がインパクト大!無量光寺(和歌山市・御朱印)

和歌山市御朱印巡り。和歌山城から南にトコトコ歩いた所にある吹上という地区には、お寺がたくさんあります。宗派もさまざま。

「和歌山西国三十三カ所」の札所になっているお寺も多いです。

 

ここに来たのは、ぜひとも行ってみたかったお寺さんがあるから。

無量光寺というお寺です。

 

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和歌山市保健所の近くです。山門は、寺町通りの一本南の通り沿いにあります。浄土宗のお寺で、御本尊は阿弥陀如来

「禁殺生」「禁葷酒肉」の石碑に、身が引き締まります(`・ω・´)

 

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↑山門をくぐって、お邪魔します。

 

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↑こぢんまりとした境内は、よく手入れされていて、落ち着きます。この日は週末でしたが、私以外に参拝者はいませんでした。

…って、あれ?写真左の方に、大きなお顔が見えますね~。

 

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↑でーん!!こちらが、知る人ぞ知る無量光寺の「首大佛」様です!

その名の通り、首から上だけの大仏様。その存在を知ってから、ぜひとも拝みに伺いたいと思っていたのでした。

事前に写真で見て知ってはいたものの、実際目にするとかなりのインパクトです!

これまで奈良や鎌倉など、大仏様を実際に見たことはありましたが、基本は全身ですよね。それが、首だけで、まさに私たちの目線の高さでそのお顔がどーんと鎮座されているわけです。迫力があります。

他に人もいないので、大仏様をまじまじと見放題で拝見させていただきました👀

 

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↑横顔。お耳も大きいです。

 

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↑後頭部。一つ一つの螺髪も大きいです。

 

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首大佛様(おぼとけさま)の縁起。

元々は、大福寺というお寺の大仏でしたが、初代の大仏は火災で焼失。2代目の大仏を制作するにあたり、鎌倉大仏を目標にとまずお首だけが鋳造されました。しかし、大福寺にはその経済力がなく、巨額の費用がかかるため断念。1854年安政元年)の大地震で大福寺は全壊し廃寺となりました。そして、首大佛はここ無量光寺に安置されるようになったとのことです。

(参考:無量光寺の首大仏 - Wikipedia

Wikipediaによると、この首大仏像は約3mあり、もし座像が完成していたら約13mになっていたと推定されるのだとか。幻となってしまった全身のお姿を想像すると、かなり大きなものになっていたでしょうね。

首から上のことなら叶えてくれるといわれ、受験生が合格祈願に参詣したりもするのですって。首から上、となると、ボケませんように、とか、頭皮が健康でありますように、とか、顔が衰えませんようにとか、いろいろお願いしたいことがあるのですが、欲張ってはいけませんよね(笑)。私は頭痛持ちなので、頭痛が改善されますように、と手を合わせてきましたm(__)m

 

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↑徳本上人像。無量光寺1829年(文政12年)、紀州藩10代藩主徳川治宝の命により、和歌山県日高郡出身の名僧徳本の遺徳を偲んで建立されました。

 

御朱印をいただきました。今はコロナのため、書置きのみの対応で、対面受付もされていません。箱の中に置いてある書置きをいただき、300円を収めてきました。

 

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御朱印にも首大仏様!こちらもインパクトがあります。日付はなしです。

和歌山西国三十三カ所の第8番札所でもあります。

 

ずっと拝見したかった首大仏にお目にかかれて、しっかりご利益を授かれた気がします。和歌山城付近の観光の際には、こちらにも足を延ばすと面白いかもしれません。

 

 
 
 
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無量光寺

住所:和歌山県和歌山市吹上5-1-35

ja.wikipedia.org

 

 

 

【和歌山】和歌山城内に鎮座する、和歌山縣護國神社(和歌山市・御朱印)

和歌山市御朱印巡り。

まずは、和歌山城の敷地内に鎮座する、和歌山縣護國神社へ伺いました⛩

 

JR和歌山駅からバスで向かったのですが、バス停「市役所前」で降りていれば、大きな鳥居をくぐっていくことができたのに、私は通り過ぎて「県庁前」で降りてしまって。近代美術館の向かいの不明門から駐車場に入り、「←護國神社」の表示が見えたので、上りました。

和歌山城には昨年一度訪れたのですが、その時はまだ御朱印集めを始めていなかったし、天守閣に登って満足して、見学を終えたのでした。広い敷地内には護國神社の他、動物園や庭園など見所があるので、またじっくり散策したいものです。

minghuabj.hatenablog.com

 

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↑ちょっと上った所に、ありました。

 

護國神社とは、国家のために殉難した人の霊を祀る神社。全国にあり、この和歌山縣護國神社は、「明治戊辰の役以降、大東亜戦争に至る迄の国難に殉じられた本県出身の神霊36,669柱命」が御祭神となっています。

(参考:和歌山縣護國神社御由緒書き)

 

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↑手前の石碑は天皇皇后両陛下御親拝記念碑。昭和37年、昭和天皇、皇后両陛下が親拝されたそうです。

その向こうに見える社殿で、参拝しました。

 

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↑鎮魂碑。他にいくつもの碑が並んでいました。

 

御朱印をいただきました。

 

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↑現在はコロナのため、書置きのみ拝受できます。

 

護国神社をしっかり参拝するのは、実は初めてのような気がします。子どもの頃、地元の護国神社の前はよく通ったけれど、中で参拝はした記憶がなくて💦

戦没者が祀られているという、他の神社とは異なる特徴や意味を持つため、参拝する時もなんだか気持ちが違いました。

他県の護国神社にも足を運んでみたいです。

 

 

和歌山縣護國神社

住所:和歌山県和歌山市一番丁3番地

wakayama-jinjacho.or.jp

 

 

 

【和歌山】和歌山県立近代美術館『コレクションの50年』&館内のカフェBring Book Store

和歌山県立近代美術館で開催中の『コレクションの50年』を観に行きました。

インスタグラムで知って、良さそうだなぁと気になって。

 

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和歌山県立近代美術館、外観。和歌山城の道を挟んで向かい側にあります。独特でスタイリッシュな外観が目を引いていたので存在は知っていましたが、中に入るのは初めて。設計は、黒川紀章氏の事務所です。

近代的な建物ですが、敷地内には熊野古道をイメージした散策路がめぐらされたり、向かいの和歌山城とも相まっての和洋のコントラストが面白いです。

 

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↑これは帰りに撮った写真。夕方、空の色が変わりゆく時間帯でした。手前が近代美術館、奥の建物は県立博物館です。

 

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↑エントランスには、保田春彦作『球を覆う幕舎』が展示されています。

 

企画展の観覧料・大人520円を支払い、展示エリアへ。

 

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↑場所は1階展示室です。展示室内の作品の写真は撮っていません。

 

どんなもんだろう、と、正直それほど期待が大きかったわけでもなく入ったのですが、とても充実した内容で、見ごたえがありました。

今年開館50年を迎えた同館。その50年の活動の中で収蔵されたコレクションの数々から、選りすぐりの作品を展示しています。

和歌山出身の郷土の芸術家をはじめ、日本、そして海外のアーティストによる、絵画、版画、彫刻、写真などさまざまな形の作品たちが迎えてくれました。

私は芸術に関しては素人で、特に日本の美術界には疎く、名前を知らない芸術家の作品もたくさん💦高村光太郎奈良美智の作品もありました。

また、アンディ・ウォーホルパブロ・ピカソアンリ・マティスエドヴァルド・ムンクイサム・ノグチなど、世界に名だたる芸術家の作品まで含まれています。ここで出会えるなんて!と驚きました。

予想以上に盛りだくさんで、楽しめる展示内容でした。

 

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↑展示室の外にも。

 

美術館の建物自体も、スタイリッシュで開放感があり、楽しめます。

 

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↑1階から2階への階段。

 

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↑2階にいた、ウサギさん🐇バリー・フラナガン作『ねじまがった釣鐘の上を跳ぶ野兎』という作品です。

 

この美術館では、ぜひともチェックしておきたい場所がもう一つありました!

それが、2階にあるこちらのカフェ。

 

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↑Bring Book Storeという名前のブックカフェです。

 

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↑写真が下手ですみません~💧カウンターの奥はテラス席になっていて、目の前には和歌山城が見えるんです🏯今は寒いので誰もいませんでしたが。

 

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↑高い天井の店内には、大きな本棚に本がぎっしり。

 

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カプチーノと、ガトーショコラ☕ガトーショコラはほっこりする優しい甘さでした。おいしかった♡

ランチメニューもあります。

 

久々にアートに浸れて、おしゃれカフェでひと休みもできて、良い気分転換になりました。

やっぱり芸術鑑賞は定期的にしないとだめだなぁ。心のビタミンです(*^-^*)

 

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↑帰り際に。夕焼けに差し掛かる空が綺麗でした。

 

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↑美術館前には、馬に乗った徳川吉宗公之像があります🐎

 

 
 
 
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『コレクションの50年』

開催中~2020年12月20日 

和歌山県立近代美術館

住所:和歌山県和歌山市吹上1-4-14

www.momaw.jp

www.momaw.jp

Bring Book Store

住所:和歌山県和歌山市吹上1-4-14 和歌山県立近代美術館2階

proyect-g.com

 

 

 

自分の中で韓国ドラマNo.1!『ミセン‐未生‐』

韓国ドラマ『ミセン‐未生‐』を、Amazonプライムで観終えました。

大手商社を舞台にしたお仕事ドラマ。すっっごく、面白かったです!!!

今まで観た韓国ドラマの中で、と言ってもそれほどたくさん観てはいないけれど、一番好きです。めちゃくちゃ良かった。名作でした。

って、これ、2014年のドラマなんですね。もっと早く出会いたかった!

 

『ミセン‐未生‐』(2014年韓国)

原題:미생

出演: イム・シワン、イ・ソンミン、カン・ソラ、カン・ハヌルほか

www.cinemart.co.jp

Amazonプライムでの視聴ページはこちら↓。全20話です。

Amazon.co.jp: ミセン-未生-(字幕版)を観る | Prime Video

 

日本でもリメイクされましたが、そちらは観ていないため比較できません。日本のドラマは基本観ないので、今後も観ないと思います。

 

*****

26歳のチャン・グレ(イム・シワン)は、子供の頃から囲碁のプロ棋士を目指していたが挫折。高卒で定職にも就かないまま、バイトばかりしていた。ある日、見かねた母が、ツテで大手総合商社ワン・インターナショナルのインターンの機会を手に入れてくる。インターンとして働き始めたグレだったが、周りは大卒のエリートだらけ。学歴も経験もないグレは、周りから訝しがられながらも、真摯に仕事と向き合っていく。

*****

「ミセン」とは、囲碁の用語で、「弱い石」という意味だそうです。

 

↑主人公のチャン・グレ。高卒の26歳、社会経験なし。このグレが、大学生が憧れる大手総合商社のインターンになったことが一番の奇跡だったんじゃないかと思います。

しかし、周りは大卒のエリートたち。同期のインターン生も、先輩や上司も、厳しい学歴社会を勝ち抜いてきた者ばかりです。英語ができるのは当たり前で、大半がマルチリンガル。一方、グレは英語も話せません。実務に生かせるスキルもありません。コピーの取り方も、電話の対応も分からない。

グレは、自分が”できない”ことを誰よりも自分が分かっていました。自分には足りないものだらけ。だから、誰よりも努力する。

周りに「コネ入社」と疎ましがられていたグレですが、その真摯に仕事と人に向き合う姿勢が、徐々に実を結んでいきます。

そして、グレにしかできない持ち味は、囲碁の経験を生かすこと。囲碁を通して教わった戦略や教訓が、仕事や人間関係にも生かせることに気づき、そこからヒントを得たアイディアや発想で周囲を驚かせます。

 

チャン・グレが良いのはもちろんですが、このドラマの人の描き方が本当に素晴らしくて。皆人間味にあふれているし、キャスティングがハマりすぎていて、「こういう人いるいる!」って思わずうなずいてしまいそうな会社の人間模様をうまく表現していました。

チャン・グレが配属される営業3課の上司、オ課長(イ・ソンミン)→後に次長に昇進 と、キム代理(キム・デミョン)、そしてグレのチームワークが最高です。

オ次長が、すごく良いんですよね。バリバリの仕事人間、ワーカホリックな商社マンで、課長→次長という中間管理職ですが、上にこびへつらうことは大嫌い。だからこそ、社内政治には不器用な面があって、出世が遅かったりするのですけど。部下や同期を大事にし、人の良いところは素直に認める。正義感のとても強い人物です。

そんなオ次長も、家に帰れば奥さんに頭が上がらなくて、3人の息子が可愛くて仕方ない子煩悩。奥さんも元はバリキャリだったのに、子育てのため仕事を辞めた経緯もあって、仕事のできる女性をちゃんと認め尊敬しています。このドラマでは、セクハラやパワハラについても描かれていますが、女性を見下す男性社員が多い中で、オ次長はとことん紳士でした。同僚だけではなくて、契約のための接待が必要な時でも、”一次会の後の、女性を伴う接待”は、いくら契約のためとはいえ何が何でも行きたくない。接待を回避するために策を練る営業3課、笑えるシーンでした( ´艸`)

 

キム代理もすごく良い先輩でした。グレの同期の新入社員たちが、先輩との関係に悩む中、オ次長とキム代理という良い先輩に囲まれて、グレは厳しいながらも恵まれていたと思います。

 

このドラマのすごいところは、やはり、サラリーマンの奮闘ぶりをとてもリアルに描いているところだと思います。「こういう上司・先輩いるいる」「こういうことあるある」「ああ、分かるー!」と思わずうなずいてしまう場面の多いこと。刺さるセリフもたくさん出てきます。

とはいえ、私は商社で働いたことも、韓国で働いたこともありません。それでも、ものすごく共感するんですよね。会社という組織で働くことの複雑さ。会社が世の中の全てではないのに、会社という小さくて大きなハコの中で、大勢の人間が汗水たらして奔走している。それが、カッコよくもなく、わざとらしくもなく、すごく寄り添って描かれていると思いました。

そして、もちろんこれが韓国の会社員の全てを代表しているとは思いませんが、やはり日本ととても似ている。韓国の方が学歴社会で競争が厳しいとは聞きますし、違いはもちろんたくさんあるとは思いますが、似ているなぁと思いながら観ていました。これが、アメリカのドラマなんか観ていると、やっぱり違うなぁと思うものなのですけどね。そうそう、中国は中国で、また日韓とはちょっと違うんだよなぁ。

セクハラ、パワハラ、上司や先輩との距離感、ワーキングマザーの苦悩、契約社員と正社員の待遇差、社内政治の複雑さ、デスクワークと現場との温度差、など、さまざまなトピックがふんだんに盛り込まれていて、1話から最後までずっと飽きませんでした。

まあ、2014年のドラマなので、まだ旧態依然とした会社も多いでしょうけれど社会全体として少しずつ働き方が変わってきたのを感じる今の日本からすると、「やりすぎ」と思えるシーンもいくつかありますけれどね。

 

グレの同期である新入社員たちも、それぞれの悩みを抱えながら少しずつ成長していく様子が良かったです。

チャン・ベッキ(カン・ハヌル)はこれまでエリートコースを歩んできたが、配属先で先輩から雑務ばかり振られる毎日。もっと大きな仕事がしたいという気持ちばかりが焦り、先輩との距離も縮められず、営業3課で実力をつけるグレを見て嫉妬心を募らせていきます。

新入社員で紅一点のアン・ヨンイ(カン・ソラ)。インターン期間中に億単位の契約を勝ち取り、一番期待の新入社員でした。英語もロシア語も堪能。そんな彼女が配属された資源課は、上司も先輩も明らかに女性を見下す厳しい環境。ヨンイは「女だから」と理不尽なパワハラを受け続け、実力を発揮できずにいました。

ハン・ソンニュル(ピョン・ヨハン)は、お調子者の情報通。親族にブルーカラー労働者が多いため、工場など現場で働く人たちを尊敬しています。それゆえ、現場を知らずにオフィスから指示ばかり出す人が嫌い。配属先では、仕事を押し付けてばかりで成果を横取りする先輩に悩まされ、なんとか仕返しをしようと試みるも、毎回失敗しています。

先輩や上司への接し方に悩んだり、言いたいことが言えなかったり、同期同士で仕事後飲みに行き、愚痴を言い合うのがちょっとしたはけ口になったり。自分が新入社員だった頃を懐かしく思い出しながら観ていました。

 

私個人は今、大きな会社で働いてはいないのですが、会社という組織の中で働いていた時のことを思い出しながら観ていました。

会社に属さない働き方も良いけれど、また会社で働くのもいいな、なんて思ったりもします。若い時にオ次長みたいな上司に出会えていたら、人生変わっていたかもな、なんて。

組織で働く、または働いたことのある全ての人に、おすすめできる良作だと思います。

また観返したい、大好きなドラマになりました(*^-^*)

 

 

 

 

 

【大阪】千利休と与謝野晶子について学べる、さかい利晶の杜(堺市)

大阪の堺にある、さかい利晶の杜を訪れました。(2020年8月訪問)

「利晶」とは、堺が生んだ偉人・千利休与謝野晶子それぞれの名前に由来しています。

茶の湯の大成者・千利休と、近代文学を切り拓いた歌人与謝野晶子、言うまでもなく、2人とも日本史における有名な人物ですよね。その2人について深く学べる施設がここ、さかい利晶の杜。知れば知るほど、時代背景と共にその人生の奥深さが魅力的に感じられます。

あまり考えもなしに立ち寄ったのですが、予想以上に楽しめる場所でした。

 

最寄り駅は、阪堺線宿院駅。私は、南海高野線堺東駅からレンタサイクル(さかいコミュニティサイクル)で訪れました。さかい利晶の杜にも、コミュニティサイクルのサイクルポートがあって駐輪できます🚲

開口神社にも近いです。

 

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↑思い切り見切れていますが😅スタイリッシュな外観の建物です。

 

観覧料は、大人300円。別途料金で茶の湯体験ができるのですが、現在はコロナの影響で休止となっています。詳細や最新情報は公式HPで随時ご確認を。

 

観覧エリアは1階と2階に分かれており、1階は「千利休茶の湯館」、2階は「与謝野晶子記念館」がメインの見所となっています。

1階には茶の湯体験施設もありますが、前述した通り、現在はコロナのため休止中です。

 

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↑2階から見渡してみました。吹き抜けで開放感のある、明るい館内です。

真下には、観光案内展示室やミュージアムグッズ販売もあります。

 

展示室では写真を撮りませんでしたが、それぞれ見ごたえのある充実の展示で、思った以上に楽しめました。一つ一つの展示をじっくり見ていました。

千利休の展示では、茶の湯の歴史や千利休の功績はもちろん、当時の諸外国との交易などについて紹介している点が個人的に面白かったです。豊臣秀吉との関係など、日本史好きにも興味深い内容ばかり。

 

与謝野晶子記念館では、一人の女性として、そして文化人としての与謝野晶子の生きざまがまざまざと伝わってきて、感性を大いに刺激されました(笑)。情熱的で、自由な面を持ち合わせた彼女は、昔ながらの日本女性のイメージとは一線を画していて。それは、彼女がフランスをはじめヨーロッパの国々を旅行し、外国の文化を肌で体験したことも大きく影響しているのだと思います。そして、日本各地もたくさん旅行していたのですね。

彼女の価値観とその生き方には、心を揺さぶられるものがありました。

 

2階の与謝野晶子記念館の隣には企画展示室があり、定期的にさまざまなテーマで企画展が開催されています。私が訪れた時は、「蔵のとびらを開いてみれば~堺鉄砲鍛冶屋敷 井上関右衛門家」という企画展が行われていました(すでに終了)。当時の鉄砲鍛冶のビジネスや暮らしの様子が、貴重な資料と共に紹介されていました。

 

充実の展示を見終えて、期待以上の満足感で館内を後にしました。

しかし、まだ帰れません!さかい利晶の杜の外に、千利休屋敷跡があるのです。

 

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↑こちら。

 

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↑屋敷跡には井戸が残っているだけなのですが、ボランティアの方が丁寧に説明してくれました。

 

敷地内には、和食レストランや、おしゃれなスターバックスもあります。

 

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↑和を感じるスタイルの造りが良いですね。ドライブスルーもできます。ここでちょっとひと休みするつもりだったのですが、店内には長蛇の列💦そしてドライブスルーの車も行列。並ぶ時間が惜しかったので諦めました~。

 

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↑外の席は、ワンコ同伴OKになっていましたよ🐶

 

見所たくさんで充実の内容、勉強になりました。

堺はちょうどいいスケール感で、歴史にあふれていて、個人的に好きな街です。また時々訪れて、歴史散策をしてみたいと思います。

 

www.instagram.com

 

さかい利晶の杜

住所:大阪府堺市堺区宿院町西2丁1-1

www.sakai-rishonomori.com

 

 

 

【和歌山】”高野山への玄関口”極楽橋&素敵にリニューアルした極楽橋駅

愛犬ぽー🐶と一緒に、高野山方面へドライブ🚙

高野山への途中にある、極楽橋を訪れました。九度山町から高野町へ、山道をぐんぐん進んだ先にある、朱色の橋。 

 

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↑この朱色の橋がまさしく、極楽橋です。

この橋を渡ると、高野山女人堂へと続く不動坂があります。不動坂は、高野参詣道の一つ・京大坂道の区間となっており、歩いて高野山へ参詣するルート。

実は昨年も一度、極楽橋へドライブに来たのですが、その時は不動坂を歩いて登る外国人観光客を数人ここで見かけたのでした。今年はコロナで海外からの観光客がいなくなり…寂しいですね😢

 

ところで、上の写真に写っているぽー君🐶。橋を渡ろうとせず、何かを気にしているなと思ったら、橋の前にいるお地蔵さんを見つめていて…

吠えました💦

なんでお地蔵さんに吠えるのー(+_+)

はてなブログには動画が貼り付けられないので、下にインスタの投稿を貼り付けておきます🐶

 

周辺には、この橋以外ほぼ何もないので、他に誰もいない山の中をのんびりお散歩しました。ぽーも自然の中をルンルン歩いて楽しそう🐾

すると、途中「この付近で熊が目撃されました」という貼り紙を見つけてややビビる💦遭遇しなくてよかったです…😅

 

さて、この極楽橋の上には、南海高野線極楽橋駅があります。

電車で高野山へ行く際は、この極楽橋駅で、ケーブルカーに乗り換えますよ🚠

その極楽橋駅、今年(2020年)7月にリニューアルしたばかり。綺麗になった駅構内をちょっと見てきました。

 

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極楽橋は、聖域(高野山)と俗世の境界とも言われてきたそうで、それが駅リニューアルのコンセプトに反映されています。

電車側を俗世、ケーブルカー側を聖域とし、デザインに工夫が凝らされています。

 

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↑電車からケーブルカーに乗り換えるコンコースは、「はじまりのみち」と名付けられています。

 

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↑ケーブルカー乗り場の手前には、赤と白のカッコいい天井絵。

 

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↑「極楽鳥の願掛羽」に願いを書いて、飾ることができます。

 

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↑「はじまりの手水舎」。覗き込むと、素敵なガラスアートが!実際に手水として手を清めることができるのですが、現在、コロナ対策のため残念ながら柄杓は使用できません。見るだけです。

 

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↑ケーブルカー。私は乗っていませんが、社内の天井デザインも素敵なんですって☆彡

 

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↑駅から見える、極楽橋

 

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リニューアルした極楽橋駅については、こちら↓が詳しいです。

otent-nankai.jp

 

駅の窓口では、オリジナルグッズも販売されていました。素敵なデザインのオリジナル御朱印帳もありましたよ~。 

リニューアル前は、ただ乗り換えのための駅だったのが、リニューアルして、駅そのものを楽しめる空間に生まれ変わっています。

高野山へ行くのはいつも車でしたが、電車&ケーブルカーの旅もいいですね!

 

 
 
 
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極楽橋極楽橋駅

住所:和歌山県伊都郡高野町高野山国有林

 

 

 

【和歌山】豊かな自然に囲まれた紀美野町へ♪ ”目の薬師さん”釜滝薬師金剛寺の素敵御朱印&人気ベーカリーDooshelのパン

愛犬ぽー🐶と一緒に、和歌山の紀美野町へドライブ🚙

紀美野町は、豊かな自然が魅力的な町。以前ランチでお邪魔したStellatoをはじめ、自然に囲まれて味わうランチやカフェ、ベーカリーなどの雰囲気の良いグルメスポットも点在しています。

 

まずは、私のリクエストで、行ってみたかったお寺・釜滝薬師さんへ。

山の中をドライブ🚙道中の景色を楽しみながらたどり着きました。

 

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↑お寺に近づくにつれ、旗が増えてきます🏁お参りに来る人が道に迷わないようにという配慮が、到着する前から十分感じられました(^^)

 

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↑この看板は、つい最近設置されたそうです。この上へ。

 

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↑着きました!

お寺の手前には、小さな和紙工房のお店があります。そのお隣のお宅には大きなワンちゃんがいて(もちろん繋がれているので大丈夫)、ぽーはずっと吠えられていました😅大きな相手にビビり、ぽー君は一言も吠え返せず~。お邪魔してごめんよー、と大きなワンさんにご挨拶しながら前を通りました(笑)。

 

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「釜滝薬師」として親しまれているこちらのお寺、名前は金剛寺

以前からお寺のインスタグラムをフォローしていて、SNSで拝見するだけでも温かさが伝わってくるような、勝手に良い印象を抱いていました。

実際に訪れてみて、お寺自体は小さいものの、そんな温かなおもてなしを随所に感じて嬉しくなりました。

 

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↑手水舎。今は菊の花がぎっしりの、花手水が素敵です。消毒液とアマビエさんもいます。

 

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↑ご由緒。835年の創建という、古い歴史を持つお寺です。弘法大師ともゆかりがあるのですね。ご本尊はもちろん薬師如来

「目の薬師さん」として知られ、眼病平癒に訪れる人が多いそうです。

高野長峰霊場の第五番札所でもあります。

 

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↑本堂。ぽー🐶も一緒に、目の健康をお願いしてきましたm(__)m

 

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↑鐘は自由につけます。私はやっていませんが😅

 

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↑「メグスリノキ(目薬の木)」なんてあるんですね!初めて見ました👀小さくて可愛らしい木です。奥には、水かけ地蔵尊

 

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↑こちらにも、メグスリノキ!

 

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↑寺務所には、こんな可愛らしい気配りが。こちらも思わず笑顔になっちゃいます。

授与品も、加持水や目のお守り、メグスリの木のお茶など、目にちなんだものが揃っていました。

 

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↑健康な目でいられますようにって、お参りしたワン!

 

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↑山門を振り返ると、目が合いました👀見られています~!

 

釜滝薬師さんでは、お寺に宿泊したり、写経などを体験することもできます。

温かさにあふれた、また来たくなるお寺でした。

 

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↑お寺の周りをおさんぽ中🐾

 

御朱印をいただきました。インスタで、限定の紅葉の御朱印があることを知っていたのですが、もう終わってしまっただろうなと思っていたら、まだ拝受できました!

 

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↑こちらが、数量限定の紅葉押し花御朱印です。紙の手触りも、カラフルな紅葉も、とっても素敵!お寺の紅葉を押し花にして、お隣の和紙工房さんで漉いた和紙で一枚一枚仕上げられた、手作りの特別御朱印です。

一枚一枚手作りなので、一枚ずつ紅葉の形や置き方も違います。お寺の奥様が、選ばせてくださいました。

なんだかもったいなくてこのまま保存しておきたいくらいですが、空気や日光で変色することもあるとのことで、早めに御朱印帳に貼り、御朱印帳を閉じて保管するのがいいそうです。

こちらの御朱印は限定ですが、通常御朱印もあり、そちらは毎月違うスタンプを押していただけます。次回の訪問の楽しみが増えました♡

この日も、ご縁に感謝です。

 

釜滝薬師さんにお参りした後は、近くにある人気のパン屋さんへ立ち寄り🍞

 

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↑Dooshel ドーシェル というベーカリーです。こんなお山にあるのにとても人気で、この時も平日の夕方近くだったのに、車で続々とお客さんが訪れていました。週末には行列ができるそうです。木の温もりが感じられる、可愛いお店。

 

店内の写真は撮りませんでしたが、中もすごく素敵でした。ぜひともランチやカフェで利用したいところですが、現在は残念ながら、テイクアウト(パン購入)のみとなっています。

 

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↑お店から見える景色。雄大な山、山、山!温かい日はもっと気持ちいいだろうなぁ。

 

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↑パンを買って帰りました。クリームチーズフォンデュ、よもぎのベーグル、緑茶のスコーン。どれもおいしくて感激でした♡また行きたーい、また食べたーい🥖!

 

ぽーも一緒に、楽しい紀美野町ドライブ🚙でした。また訪れたいです。

 

 
 
 
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釜滝薬師金剛寺

住所:和歌山県海草郡紀美野町釜滝120

kamatakiyakushi.com

Dooshel ドーシェル

住所:和歌山県海草郡紀美野町釜滝417-3

www.dooshel.com