元・ふわふわ北京日和

北京住み→日本に本帰国。現在は中国に関係あったりなかったりの気ままなブログ。

【奈良】”足止めの狛犬さん”が迎えてくれる、ならまちの御霊神社。素敵な限定御朱印がたくさん(奈良市・御朱印)

お久しぶりのならまちへ。1年以上ぶりです。

週末、夏日かと思うほどの暑さでしたが、街を気ままにさんぽするのが楽しくて、カフェやお店を散策したり、寺社にお参りしたりして、ぶらぶらマイペースに過ごしてきました。

数カ所に立ち寄りましたが、まずはならまちの人気の神社さん、御霊神社へ⛩

ならまちのほぼ中心部に鎮座しており、世界遺産元興寺からも徒歩圏内。元興寺塔跡はほぼお隣です。

実は昨年、初めて元興寺塔跡に行った時に、御霊神社にも訪れてはいたのです。ちゃんと参拝して、桜の季節で境内がとても綺麗で、写真もたくさん撮って。

なのに、帰ってからスマホを見たら、御霊神社と元興寺塔跡の写真だけ、保存できていなくて( ノД`)記事も書けませんでした。今回は、ちゃんと写真が保存できていて、ほっと一安心(笑)。

ならまちの中心部という便利な位置にありますが、ならまち自体が駅からちょっと離れているので、いい散歩になります。JR奈良駅から徒歩約20分、近鉄奈良駅から徒歩約15分。

 

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↑ならまちの一角に、この朱色の大きな鳥居が見えると、やっぱり「おぉっ」となりますね⛩立派な鳥居です。

 

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↑御霊神社で有名なものの一つが、この、足止めの狛犬さん。足に括られた、赤い紐がなんだかおしゃれにも見えてきます。

これにはもちろん意味があって、

江戸時代から伝えられる願掛けの方法で、家出人や悪所通いの足が止まりますようにとの願いや、ならまちでは子どもたちが神隠しにあわないようにと狛犬の足に紐を結んでいました。
近頃では「恋人とこれからも一緒にいられますように」「客足が遠のきませんように」などの願いが込められるようにもなり、多くの人々がお参りの際に紐を結んでおられます。

(「狛犬の足止め祈願 | 御霊神社」より)

結び方は「叶結び」というのだそうです。

 

御霊神社は、800年(延暦19年)、桓武天皇の勅願により創建された神社です。平安時代、都が京都に移されてまだ間もない頃。

新都である平安京で疫病が流行し、その原因は怨霊であるとした桓武天皇は、旧都である平城京の3つの入り口にそれぞれ、上つ道には早良親王を祀る崇道天皇社、下つ道には他戸親王を祀る他戸御霊社、そして中つ道には井上皇后を祀る当社・井上御霊社を造営することとした。

(「御霊神社 (奈良市) - Wikipedia」より)

この井上御霊社が、今の御霊神社の始まりです。

主祭神は、井上皇后(いがみこうごう)、他戸親王(おさべしんのう)、事代主命(ことしろぬしのみこと)。井上皇后は知りませんでしたが、聖武天皇の皇女で、第49代光仁天皇の皇后だった人物です。

上皇后は、天皇を呪詛したと疑いをかけられ、皇太子の他戸親王と共に平安京から追放されます。現在の五條市に幽閉された後、逝去。その祟りを恐れ、霊を鎮めるために、五條市に霊安寺というお寺が建てられ、そこから井上皇后の御霊を勧請し、井上御霊社が創建されたというわけなのですね。

(参考:「由緒・御祭神 | 御霊神社」)

 

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↑手水舎。近づくと、龍の口から自動で水が出てきます🐉

 

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↑水がでてきました🐉

 

境内はこぢんまりとしていますが、綺麗に整備されていて植物も多く、清々しく良い雰囲気に満ちています。

 

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↑拝殿、その奥には本殿がそびえています。ここでしっかり、二礼二拍手一礼でお参り。

 

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↑どことなく華やかさもありながら、神社独特の荘厳さも備えた、とっても素敵な社殿です。大きくはないけれど、こういう空気は好き。

 

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境内社。左は祓戸社、右はえんむすびの神様としても人気の出世稲荷神社です。

 

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↑紫陽花が可愛く花を咲かせていました❁

 

社務所御朱印をいただきました。宮司さんらしき方が丁寧に対応してくださり、ありがとうございました🙏

御霊神社は、素敵な御朱印がいただけることでも人気の神社。通常御朱印の他に、月替わりの御朱印、そして今年から(かな?たぶん)始められた切り絵御朱印があります。

まずはこちら。

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↑見開きの切り絵御朱印、可愛いー♡御霊神社さんでは今年から、1年を通じて春夏秋冬の御朱印を出していかれるとのこと。こちらは春バージョンで、5月末までの授与だったのでギリギリいただけました。6月からは、夏バージョンが授与されています。

 

そして、切り絵御朱印をもう一つ!

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↑写真の色写りが良くなくて申し訳ないのですが、薄紫色です。

こちらは、近くに鎮座する崇道天皇社とのコラボ切り絵御朱印です!こちらも切り絵がとても細かくて、素敵だわ~(*^^*)崇道天皇社でいただいた御朱印と並べると、2枚の絵が繋がるというもの。

この後、崇道天皇社にも寄り、もちろんいただいてまいりました。

 

今回いただいたのは、上記の切り絵御朱印2種ですが、昨年春に訪れた際にいただいた御朱印を紹介していませんでしたので、そちらも。

 

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↑右が通常御朱印、左が月替わりの御朱印でした。

 

御霊神社さんの御朱印情報は、InstagramやHPで随時更新されていますので、期間限定の御朱印をいただきたい人は要チェックです!

また、直書きを希望する場合は、直書き対応日が決まっています。こちらもInstagramで告知されており、事前に確認しておくといいと思います。

オリジナル御朱印帳もあり、足止めの狛犬さんがデザインされていました。見開き御朱印帳も出されています。

 

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御朱印の袋。足止め狛犬さん、カッコいい!これはセンスが良いです。

 

期間限定の御朱印が毎回楽しみだし、毎月は来られないけれど、また参拝させてもらいます(*^^*)

境内の雰囲気も良いし、ならまち散策の際には見逃せない場所ですね😆

 

 

御霊神社

住所:奈良県奈良市薬師堂町24番地

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