元・ふわふわ北京日和

北京住み→日本に本帰国。現在は中国に関係あったりなかったりの気ままなブログ。

アカデミー作品賞受賞『グリーンブック』、良い映画でした

北京から日本行きの本帰国フライトは、飼い犬の輸送のために安心の日系航空会社を選びました。

普段は中国系航空会社のフライトにばかり乗っていたので、久々のANAにワクワク。

ただし、なんだかなぁー。犬の対応は丁寧で安心でしたが、それ以外はまあ普通に感じてしまいました。機内食も含めて、JALの方が頑張っている印象もあり。

そんな日本行きの片道フライトは、しんみりする暇もなく、映画鑑賞に夢中でした(笑)。

観たのは、2019年第91回アカデミー作品賞に輝いた『グリーンブック』。

 

※画像をクリックするとAmazonページに飛びます

『グリーンブック』(2018年米)

原題:Green Book

監督:ピーター・ファレリー

出演:ヴィゴ・モーテンセンマハーシャラ・アリほか

movie.walkerplus.com

 

実話が元になった作品です。

1962年、まだ黒人に対する人種差別が根強く残る南部アメリカが舞台。ナイトクラブで用心棒を務めるトニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)は、ガサツで教養はないが周りから頼られる憎めない男だ。

仕事を探していたトニーは、黒人の著名天才ピアニストであるドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)の運転手兼ボディガードとして、南部アメリカの演奏ツアーに同行することになる。

ツアーで訪れる南部の都市で、白人のお金持ちのために演奏するドクター・シャーリー。彼の素晴らしい演奏は好評を博す一方で、ステージから降りれば他の黒人と同じように差別を受けてしまう。それを目の当たりにするトニーは、ドクターとの時間を過ごしながら友情を育み、黒人に対する考えが変わっていく。

トニーとドクターの珍道から芽生える友情に、ホロりと笑顔になれる映画です。

 

グリーンブックとは、ツアーに出発する前にトニーが手にした一冊のガイドブックで、黒人が利用できる施設をまとめたものです。

当時南部アメリカでは、黒人が利用できる宿泊施設やレストランは限られていました。グリーンブックを片手に、トニーとドクターはツアーに出かけるのでした。

 

当時は、黒人に対しては貧しい、無教養といった偏見も多かったようですが、ドクターは全く違いました。

ドクターというのは医者ではなく博士のこと。幼少のころからピアノの腕を見出されロシアに留学し、複数の言語を話せて、上品で落ち着きのある人物です。

当時の黒人に対する見方とドクターはまるでかけ離れていました。白人からの差別を受ける一方で、黒人なのに黒人の輪にも入れない。そんなドクターの孤独な心情が、多くのシーンに映し出されていました。

白人の富裕層のためにピアノを弾き、拍手喝采を受けるのに、お手洗いは白人とは別の場所を案内され、会場レストランでの食事さえ許されない。多民族国家ではない日本からすると想像を超える差別が当たり前だったことを、ひしひしと思い知らされます。

 

とはいえ、黒人賛美の映画とは違って、あくまでもトニーとドクターの友情ムービーなんだな。

トニーもドクターと出会う前は黒人に対して偏見を持っていたけれど、ドクターと出会って変わっていきます。トニー自身もイタリア系アメリカ人で、出自を理由に差別されることは、黒人ほどではないにしろ経験していたんですよね。

アカデミー作品賞に輝いただけある、心温まる良い映画でした。

 

日本という、多民族国家ではない島国に居続けると、本当に視野が狭くなるなぁ…と、改めて感じます。外の世界で何が起きてきて、今どうなっているのかを、見て、知ることは本当に大事だと。

私の場合は中国でしたが、海外から帰ってきて日本の地方で海外との関わりのない日々を過ごしていると、もどかしさと焦りが募ってきます。って、まだ何もしていないんですけれどね(汗)。

 

私は昔から、トニー役のヴィゴ・モーテンセンが大好きで。しばらく彼の映画を観ない間にすっかりおじさんになってお腹も出てきたなぁと思いましたが、きっと役作りのため、だと思っておきます(笑)。

 

 

『グリーンブック』日本公式サイト

gaga.ne.jp

 

本帰国引っ越しで困った衣類と書籍の処分。「閑魚」を利用して環境に優しいリサイクルと植樹へ

本帰国の引越しにあたり、困ったのが不用品の処分。

北京はごみの分別はあってないようなもので、毎日マンションの大きなごみ箱に家庭ごみを捨てられるくらいなので、いらないものは迷わずに捨てようと思えば捨てることはできます。

日本のように、ごみを細かく分別して、ごみの日を逃さないように気にしながら暮らすというストレスはないため楽でした。

 

しかし、私には別のストレスがありました。捨てたごみを他人にあさられる、というストレスです。

 

外国人駐在員や、中国人でも富裕層が住むようなサービスアパートメントや高級マンションでは、通常敷地に入るのにも警備員がいて、居住者以外は受付で名前を書かないと入れなかったり、敷地に入る際にもカードキーが必要だったりとセキュリティがしっかりしているため、外部の人間は好き勝手に出入りすることができないので安心です。

そういうサービスアパートメントや高級マンションであれば、ごみ捨て場ももちろん敷地内にあるので、ちゃんとそこで契約して働いている掃除のおばちゃんや管理の方がごみを回収します。外部の人はごみ捨て場までたどり着けません。

 

一方で、私が本帰国前に住んでいた北京のアパートは、外国人はおそらく他にいないであろう、一般的な中国人が住む庶民の小区(アパートが何棟か集まった団地みたいな所)でした。

警備員はいないし、敷地内に入るのも自由です。建物内に入るのにはもちろん鍵が必要でしたが。

 

北京では、道にごみ箱がたくさん設置されています。そのごみ箱をあさる人、北京の街角で見たことがある人も多いと思います。

まさにそれと同じことが、私が住んでいたアパートの敷地内でも行われていました。

 

彼らは、どれだけ使用済みであろうがガラクタだろうが、わずかでもお金になるものや使えるものを取っていきます。身なりを見れば想像はつきますが、そのような人たちは、ホームレスに近いような仕事のない人たちでしょう。普通に働いている中国の人たちはこんなことしません。

空き缶空き瓶やペットボトル、段ボール、本や冊子などは確実に持っていかれます。まとめてどこかの業者に渡したら数元、数角にはなるのでしょうね。

他にも、日用品や廃棄した食品、布切れでさえ、売れる・使えると思ったら持っていかれます。

 

私も、自分がごみをごみ袋に入れて捨てた後に、すぐそのような人がごみ箱をのぞき、私が捨てたばかりのごみ袋をあさっているのを何度か目撃したことがあります。ペットボトルや段ボールを捨てようとしたら、ごみあさりのおばちゃんに出くわして「给我吧」(私にちょうだい)と言われたこともありました。

なんというか、その人たちにものすごく嫌悪感を抱いてしまって…。

通常の家庭ごみならまだ良いにしろ、衣類を捨てる時は本当に嫌です。正規のルートでリサイクルされて古着として誰かに使ってもらえるのならばもちろん大歓迎!ですが、ごみをあさる人に、自分が着ていた服を着られたり、売ってお小遣いにされたりするのがどうしても嫌でした。面倒ですが、下着を捨てた時は、彼らに着用されたり売られたりしないよう、細かく切り刻んでごみ袋を分けて捨てたりもしていました…。

あの人たちにあさられると思うと、使用済みのナプキンを捨てることさえ嫌でした。(捨てる以外に選択肢はありませんが(笑)。汚い話ですみません…><)

 

化粧品やシャンプーなど日用品のボトルを捨てる時も気を使いました。

中国では、外のパッケージは本物で中身がニセモノ、という粗悪な化粧品が、正規ではないルートで出回っていることがあります。

自分が捨てたボトルが誰かの手にわたり、悪質業者が適当な中身を詰めて本物だと偽って販売する可能性だって否定できません。

そうなれば、私が追及されることはないにしろ、私だって悪質業者に加担したことになる。

巡り巡って、私が使った本物のメーカーさん、それを買った消費者にも迷惑をかけることになるんです。

そういうことに自分が加担する可能性は、少しでも減らしたい。

そんな思いから、化粧品や日用品のボトルを捨てる時も、キャップと本体を別にしたり、ハサミを入れるなど原型を崩したりして捨てていました。

 

私と似たような思いをしている人がいたのね、と、たまたま共感する記事を見つけました↓。

globalfirst.jp

 

北京で生活するならこんなこともあるさ、と割り切ることも大切で、私も随分順応したし心が広くなったし(笑)、北京生活は本当に大好きでした。ただしこのごみをあさられるということは、生理的に個人的に、嫌悪感が最後まで拭えない事柄の一つでした。

 

繰り返しますが、駐在で来られている方が住むようなサービスアパートメントや高級マンションであれば、こういった心労(?)はないと思いますので、その点ご安心を(笑)。

また、マンションによっては、敷地内に衣類や資源物を回収する専用のBOXを設置しているところもありますよ。

 

日常のごみ捨てでもそのような状態です。

引っ越し時の不用品処分にあたり、全てごみ箱に捨てることは避けたいと思っていました。あさる人の楽しみを増やすだけです。

お金にならなくてもいいから、ちゃんと引き取ってもらえる業者に渡そうと思って利用したのが、アリババ系の中古品売買&リサイクルプラットフォーム「閑魚」でした。

閑魚については、アリババプレスの紹介記事を見つけました↓。

aj-press.alibaba.co.jp

 

閑魚では、要らなくなったものを売り、個人間で売買したり、業者に買い取ってもらうことができます。

衣類と書籍は買い取りは対応していませんが、引き取ってもらえます。

引き取り後の衣類は、専用の工場でリサイクルされ、原料として別の商品に生まれ変わるというシステム。

書籍の場合は、消毒など処理された後、正規の古本ショップで売られたり、古紙再生に使われたり、図書館行きになったりします。

 

私は閑魚を通して、衣類と古本を引き取ってもらいました。

廃品回収する人は、中国ではその辺にいくらでもいますが、やっぱりアリババがバックについているということでその辺の人よりは安心だし、システムもしっかりしていると思ったので。

閑魚はアプリもありますし、タオバオ内からも利用できます。私はタオバオからアクセスしました。

 

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タオバオ内の閑魚ページ。ちなみに、「閑魚換銭」というのは、私が一年以内にタオバオ(実際はタオバオ系のECサイトの天猫で買いましたが)で買ったものが表示されます。これらを閑魚で売ったらいくらになりますよ、と言っているのですね~。

買っても使わずに家に眠っているものがあれば、売ってお金に変えちゃいましょうと。やりますなぁ。

 

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↑「旧衣回収」の画面。その名の通り、古い衣類の回収、です。

服だけでなく、鞄や靴、布団、ぬいぐるみも引き取ってもらえます。

「予約回収」に進みます。

 

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↑おおよその重さを選択し、「確定」。次の画面で引き取りに来てほしい日をフォームに入力して申し込むだけです。とっても簡単。

 

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↑衣類の引き取り日、このようなショートメールが届きました。スタッフがお伺いするよう手配します、衣類のポケットには貴重品などが残っていないかチェックしてくださいね、お客様は引き取りにあたり、費用をお支払いいただく必要はありません、と。

時間の予約ができないのだけがちょっと不便でしたので、余裕のある日を指定した方がいいかと。

 

当日は、スタッフが家まで来てくれて、

あらかじめまとめておいた衣類を手渡すだけ。中身のチェックなどは一切されません。とっても楽ちんでした。

書籍の回収の際も、全く同じ。ちなみに、中国語と日本語の本と雑誌が混在していましたが、やはり何もチェックされることなく、引き取ってもらえました。

 

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↑引き取りの後日に届いた、ご利用ありがとうございますのショートメール。あなたの衣類は無事、処理センター(のような所?)に届きましたので、リサイクル過程に進みますよ、と。

 

そして、上のアリババプレスのリンク記事にもある通り、衣類と古本を回収した後は、支付宝(アリペイ)を運営するAnt FinancialによるAnt Forestでポイントが付与されます。

これは、Ant Forestの植樹プログラムにつながるものです。

 

お金にはなりませんが、実際利用してみて、とても良い仕組みだと思いました。

捨てる側は捨てる際のストレスが軽減され、それがリサイクル、さらには植樹へと、環境への取り組みにもつながる。

それがスマホでいとも簡単にできてしまうのも、利用する際のハードルが低くて素晴らしいです。中国語が苦手な人でも大丈夫。

 

中国にお住まいで古着や古本処分の際には、ぜひ利用を検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

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【北京】北京で若い中国人女子に大人気!キュートでユニークなマーラータン「奇葩」

北京でこのところ若い女性に人気らしい、ちょっと変わったマーラータン自慢のお店に行きました。

三里屯のランドマーク的存在である太古里の、南区と北区をつなぐストリート「三里屯西街」(元“ダーティ・バーストリート”)沿いにあります。

 

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↑こちら、飲食店などが入るやや雑多なビル同里「TONGLI」の中です。外国人がたくさん外の席で飲んでいるバー1st floorの横にある入り口から、階段で4階へ。エレベーターはありません。

小籠包の一品小籠が1階に入っています↓。 

minghuabj.hatenablog.com

お隣の3・3大厦には、行列のできるドリンクショップ「楽楽茶」がありますよ。

minghuabj.hatenablog.com

 

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↑お目当てのお店の看板を発見👀

それにしても、中国のネット用語やテレビ番組でもよく見かける流行語的な言葉「奇葩」。qípā(チーパー)と読みます。教科書にはなかなか出てこないですよね!

常識外れ、変わり者、などという意味で使われています。常識にとらわれない変わったお店なのでしょう、ウキウキ。

(参考)

e-chinaikb.jp

 

店内に足を踏み入れると、とても愛想の良いフレンドリーな店員さんたちが迎えてくれました。

そして、まるでメイドカフェのような、ピンクとハートの可愛らしい内装。私は場違いなんじゃないかと一瞬ひるみましたが、店員さんは歓迎してくれたし、一人でご飯を食べているおじさん客もいたし、堂々と利用させてもらうことに(笑)。

 

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↑インテリアも、女子ウケを狙っているようなものを揃えています。

一人の私は、すみっこでひっそりとマーラータンを食べたかったのに、ちょうど空いている席がなくて、店員さんに中央の屋根付きロッジ風なテーブルに通されてしまいました!いやいや、恥ずかしいんですけど!(笑)でも開き直り、一人メルヘンな席に座りました(;^_^A

 

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↑奥の方にはもっと広いスペースがあります。

 

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↑壁にいろいろと書いておる。

ところでこのお店、看板猫ちゃんがいるとの事前情報を聞いていたのですが、私が訪れた時はいませんでした。猫のケージはあったので、時間帯によっては老板ニャンコに会えるかもしれませんね🐱

しかもここ、店内にペット同伴OKなのです。私も愛犬ぽーを連れて行こうか迷いましたが、ぽーさんはニャンコ怖い疑惑がありまして(笑)結局連れて行かず。

(散歩中に野良猫ちゃんと会うと、ビビッて後ずさるのです。ぽーさん(笑)。動物病院で猫ちゃんに会っても過剰反応しないんですけどね🐱🐶)

 

ここ、てっきりマーラータンのお店だと思っていたら、

マーラータンの他にも家常菜(家庭料理)系や麺類、辛い串、さらにはカフェドリンクやスイーツ、お酒まで、いろいろと提供していました。

私は当初の目的通り、マーラータンを。

 

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↑ローカルなマーラータン店は、それぞれの具材を好きなだけトングで取って重さでお会計、という所が多いのですが、ここは少量ずつパック詰めされていました。野菜やキノコなど、ほとんどが一袋3.5元。種類は他店より少なくて、物足りなく感じました。根菜系がもっとあればいいのにな。

 

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↑この日の私のチョイス。えのき、レタス、ほうれん草、うずらの卵、春雨。まあ、どこのお店に行ってもだいたい選ぶ具材は同じになります(笑)。

選んだ具材をレジの店員さんに渡して、調理されたできあがりが運ばれてくるのを待つだけ。

 

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↑こちらはマーラータンではなく、辛い串。

 

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↑香港式ミルクティーのアイス(32元)。これ、すっごく濃くてびっくりしました(笑)。もうちょっと薄めの方が好みです。

 

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↑来ました、私のマーラータン!ハートの器がなんとも萌え萌えです…♡(笑)

ここのマーラータン、ごまだれはなし。代わりに、自家製の秘伝(?)たれを出してくれます。このたれがピリ辛で深い味で、抜群のアクセントになりおいしかったです。

 

マーラータンはおいしくいただいたのですが、何しろこの私が通されたロッジ風のテーブル、隙間があるので、

マーラータンのたれをこぼしてしまうと、自分の靴や足に直撃します(笑)。

こぼさないように気を使いながらそーっと食べておりました(笑)。

 

萌え萌えで可愛らしくユニークなお店でマーラータン。面白いです。

お店の猫ちゃんに会えなかったのが心残り🐱

若い中国人女子たちに交じって、いつもと違うマーラータンはいかがでしょうか( ´艸`)

 

奇葩

住所:北京市朝陽区三里屯路同里大厦4階

http://www.dianping.com/shop/14874362

 

 

【北京】ビジュアルインパクトとカロリーがハンパない!オーストラリア発の甘すぎスイーツFreak Shake(藍港店)

その存在を知ってから、甘い物好きとしては北京でどうしても一度食べておきたかったスイーツ。

それは、オーストラリア発のFreak Shake(フリークシェイク)です!

大衆点評で、フリークシェイクの写真を見つけた時のインパクトが大きすぎて、一度自分でも食べてみなければと突撃。

 

フリークシェイクとは?

日本ではまだあまり知られていないようですが、オーストラリア発祥で火が付いたスイーツのジャンル。

ミルクシェイクにメレンゲやらドーナツやらケーキやらクリームやらビスケットやら、とにかく甘い物をやたらとデコレーションします。もう、やり過ぎ感に脱帽(笑)。

そのビジュアルインパクトから、写真映えも抜群で、インスタグラムでfreakshakeを検索するとカラフルでカロリーの高そうなシェイクの写真がたくさん出てきます。見ているだけでも楽しいです(笑)。

 

北京には、その名もFreak Shakeという名前のお店がチェーン展開していて数店舗あります。日本人も多いエリアでおなじみのショッピングモール、SOLANA(藍色港湾)のお店に行きました。

 

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↑SOLANAの入り口側なので目立っています。ちなみに中国語の店名は「变态奶昔」(変態奶昔)!もちろん、日本語で言う変態の意味ではなくて、その字のまんまです。

 

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↑お店の入り口では、巨大フリークシェイクが迎えてくれますよ♡

 

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↑カウンターで注文します。上の方にメニュー一覧があり、どれもやたらと甘そうですね( ´艸`)フリークシェイク以外にも、スイーツやドリンクがありました。

 

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↑フリークシェイクは、4種類のカップから選べます。左から、店内用カップ大(Freak)、店内用カップ小(Baby)、持ち帰り用カップ大(Freak)、持ち帰り用カップ小(Baby)。

せっかく来たんだから、ここは迷わず!!店内でFreakでしょう!

 

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↑ショーケースではこれまた甘ったるそうなデコレーションのドーナツを販売しています。1個18元。私は遅い時間帯に持ち帰りで買ったことがあり、買一送一になりました。

 

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↑店内は席数少なめのシンプルな感じです。

 

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↑キタ、キター!!!

フリークシェイクのチョコミント(48元)です。いやー、素晴らしいビジュアルだわ~(笑)。

私はチョコミントが大好きなので迷わずこれにしました。まあ見た目通り、ミント味というよりはひたすらに甘い!という感じですが(笑)。

モリモリのホイップはメレンゲ。一番上にはしっとりタイプのクッキー。甘さもボリュームも満点で、最後はお腹が苦しくなるくらいでした(;・∀・)

日本のスイーツが持ち合わせているような、繊細で控えめな甘さなんて全く眼中にないであろうスイーツです(笑)。やり過ぎだけど、たまにはいいじゃないですか♪

 

カロリーも気になるところですが、私は食べたいものを食べる方が優先なのでいいのです( ´艸`)

これだけカロリーおばけ・糖質おばけなものを食べてしまったのに、数日経つとまた食べたくなってきちゃいました…。

日本(の田舎)にも来てほしいです(笑)。

 

Freak Shake(藍港店)

住所:北京市朝陽区朝陽公園路6号SOLANA藍色港湾1階M150号

http://www.dianping.com/shop/108307070

 

 

 

【北京】どこか懐かしい北京の隠れ家カフェ。時間が止まったような特別な空間、天堂時光

本帰国前に最後に訪れたカフェ。新しく洗練された場所ではなく、北京の飾らない素朴な良さに原点回帰したいという思いで選んだのは、北鑼鼓巷に何年も前からある、「天堂時光」でした。

 

すっかり観光地と化し、いつも人が多くて混雑しすぎるため個人的には苦手な(笑)南鑼鼓巷を北上すると、鼓楼東大街を境に名前が北鑼鼓巷に変わります。

北鑼鼓巷は、南鑼鼓巷とは打って変わって静かで落ち着きがあり、庶民的な雰囲気が漂います。

 

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↑北鑼鼓巷沿いを歩いていると、このような門構えが見つかります。中に進むと、手前側がカフェ「天堂時光」、奥がスーパー(というよりは売店のようなローカルさ)です。

 

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↑よく見なければ普通に見過ごしてしまいそうなエントランス。ここが、目的地の天堂時光です。

この外観の通り、決して綺麗で新しい場所というわけではなく(笑)、何年も前からある、北京の胡同好きには知られた存在のカフェです。

 

店内に足を踏み入れると、ご夫婦かな?オーナーさんらしき男性と女性が温かく迎えてくれました。

 

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↑店内には、手作りのアットホームな雰囲気があふれていました。ちょっと古びた感じが逆に味が出ていてツボです。

中国やアジアのどこかの田舎で営む、ちょっとこじゃれたゲストハウスやカフェみたいな雰囲気もあります。

 

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↑本もたくさん。…あれ?🐱

 

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↑お店の老板ニャンコが登場~🐱お尻を向けられました( ´艸`)

 

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↑ポストカードもたくさん。どうやら、チベットの風景を写したもののようです。すると、お店の女性が話しかけてくれました。

「これらの写真は、私たちがチベットを旅した時に自分たちで撮影した時のものです」と。

なんだか、納得がいきました。

まだ私は行ったことはありませんが、北京や周辺の省とは全く異なる顔を持つチベット。そこに訪れた人は、きっと何かを感じるはずでしょう。

オーナーさんはそこで感化されて、このようなカフェを開いたのかな、と想像しました。だから、ほかのカフェとは一線を画した、このような温かいお店を作ることができたんだな、と。

 

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↑ボロい調度も、この空間にマッチしています。

 

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↑お酒や雑貨も少し販売していました。

 

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↑天井の年季の入った感じが素敵でパチリ。

 

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↑何見てるんだニャー🐱

 

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↑ソファの下に隠れたニャンさん🐱しっぽ踏まれないようにね( ´艸`)

 

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↑奥にはモニターまでありました。小さなイベントもできそうです。

 

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↑未来の自分に手紙が書けるポストカード、らしい。

 

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↑メニュー。カフェドリンクをはじめ、お茶や軽食、麺などを提供しています。

 

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↑黒糖ラテ(33元)。この器も可愛いです。そして、中には食べられる花びらが入っています。

 

お店の人がとても温かく、気ままな看板ニャンコも見ていて飽きず。

まるで時間が止まったかのような、静かで特別なひと時を過ごさせてもらいました。

このカフェ、北京でいつまでもこのままあり続けてほしいです。

 

天堂時光を出て、お隣のスーパーをのぞいてみました。

 

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↑こちらが入り口です。かなり雑多な感じ。

 

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↑中にはバーカウンターまであります(笑)。このあたりも外国人(特に欧米人)に人気のエリアなので、外国人のお客さんも多いのでしょう。

 

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↑店内にはカフェスペースもあります。

 

食料品や日用品、野菜、チーズ、ワインなど、意外にも品揃えは充実していました。

中でもビールの種類が豊富で、国内外のビールがたくさん揃っているではありませんか。

面白い缶ビールを見つけて、自分用に買って帰りました。

 

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↑これです、私お気に入りのビアバー、NBeer↓の「帝都海塩」があるではないですか!

minghuabj.hatenablog.com

海塩と名前にありますがそれほどしょっぱくなく、酸味がさわやかで好きな味でした♪

 

北鑼鼓巷は北京の胡同でも好きなエリアの一つです。

次いつ行けるかは分かりませんが、南鑼鼓巷のように変に商業化せず、今の良さを保ち続けてくれると嬉しいな、と願っています。

 

 

天堂時光

住所:北京市東城区北鑼鼓巷45号

http://www.dianping.com/shop/19122482

 

 

 

【北京】早く日本にも来てほしい!Hey Tea 喜茶(北京金地広場店)の絶品チーズクリームフルーツティー

帰国前のHey Tea 喜茶飲み納め。

地下鉄1・14号線大望路駅直結のショッピングモール、金地広場の店舗へ行きました。

 

Hey Tea 喜茶は、中国では言わずと知れた大大大人気のティー&ジュース専門店。

似たようなお店が中国にはたくさんありますが、やっぱりHey Teaは外せない、別格のような存在かもしれません。

北京でもお店が増えて、だいぶ行列は緩和され買いやすくなりました。

 

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↑金地広場の1階、ZARAのお隣です。向かい側はカフェ&デリのWagas。

エントランスが開放的です。

 

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↑Hey Teaではコーヒーもメニューに登場しています👀つくづく、彼らの商品開発におけるスピードやアイディア、デザイン性、失敗を恐れずに攻める姿勢には感心します。中国市場で売れているモノは、これが今は当たり前ですけどね。

日本はスピードが遅い、リスクを恐れすぎ。中国を見ていると、ほーんと、ひしひしと感じますよ。

 

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↑カウンターで注文し、番号の書かれたレシートとブザーを持ってできあがりを待ちます。

店内にはわりと席数もあり、女子グループでおしゃべりしている人や、PC作業をしている人なども目立ちます。かつてのテイクアウト専用だったドリンクスタンドではもはやなくて、わざわざそこで時間を過ごす、カフェのような存在にもなっているんですよね。

 

わりとお客さんは少なくて、注文時はあまり並びませんでしたが、

ドリンクを作るのに時間がかかるため、受け取るまでに30分ほど待ちました。

というのも、デリバリー用の注文も同時にせっせと作っているので、店員さんたちは大忙し。

待ちたくないという人は、微信のHey Tea公式ミニプログラム「喜茶GO」から、事前に注文&支払いを済ませてからお店に行くこともできますよ。楽楽茶↓と似た仕組みですね。 

minghuabj.hatenablog.com

 

まだかなまだかなーと待ち続け、ようやくできあがりました♡

 

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↑Hey Teaといえばやっぱりコレ。この写真映えなフルーツティー×チーズムースのシリーズが飲みたかった!選んだのは多肉苺苺(32元)。

 

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カップのイラストも可愛いですよね。

苺と白ブドウなどの果肉がたっぷり。そしてなんといっても上に乗っている、チーズムースのクリームがすっごくおいしいです。ストローなしでクリームを味わい、ストローを使って味の変化を楽しみ、飲み進めても飽きないのもグー👍

たっぷりサイズだし、満足の一杯でした。

 

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帰国してから、Hey Teaなどのドリンクがものすごーく恋しいです(笑)。

次回中国に行くことがあれば、マストで飲まなくては!

 

 

★Hey Tea 喜茶の他店舗の過去記事★

 

minghuabj.hatenablog.com

minghuabj.hatenablog.com

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Hey Tea 喜茶(北京金地広場店)

住所:北京市朝陽区建国路91号金地中心1階L111-L112

http://www.dianping.com/shop/122223376

公式サイト

www.heytea.com

 

 

【北京】北京在住外国人が集まるArrow Factory Brewingで、クラフトビールと自家製ソーセージ

本帰国前、北京で最後に行ったクラフトビールのお店は、Arrow Factory Brewingでした。

オープン時からのお付き合いもあって何度か飲みに行っていたものの、ここしばらくはご無沙汰で、最後にもう一度行っておきたいなと。

ブログを通して連絡をくださった年の近い日本人女性と、クラフトビール好き同士ということで行ってきました♪

 

北京で盛り上がりを見せるクラフトビールシーンでも、Arrow Factoryはわりと在住外国人にも知られた有名どころです。

元々は、雍和宮近くの人気ストリート五道営胡同からのびる小さな路地、箭廠胡同で誕生したクラフトビール。この胡同の名前が、Arrow Factory Brewing(箭廠啤酒)の名前の由来でもあります。

小屋みたいなボロイ店内がかえってすごくクールでかっこよくて、外国人にも人気のお店だったのですが、惜しまれながら閉店してしまったのでした。

こちら↓ 

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2号店である新東路のお店だけとなりましたが、元気に営業しています。 

 

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↑新東路、亮馬河沿いにあります。行った時は亮馬河の周りが工事中なのか、全然リバービューの風情はありませんでした(笑)。

 

フロアは1階、2階、そしてルーフトップがあります。

私たちは最初ルーフトップに座りましたが、風が強くなって2階に移動しました。

気候が良ければルーフトップも良いですよ★

 

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↑2階フロア。バーカウンターとテーブルがあります。

私たちは夕方早めの時間に行ったので座れましたが、徐々に外国人客が増えてきてほぼ満席に。

外国人客が多いこともあり、店員さんも英語OKな人が大半です。

 

ビールは1杯35~50元くらいです。久しぶりに日本人女性と飲めて楽しくて、ビールが進みました♡

 

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↑こちらはルーフトップにて1杯目、晾馬 / LiangmaというIPA。この名前はもちろん、亮馬河の発音「Liangma」とかけていますね( ´艸`)

 

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↑2杯目、名前を忘れてしまいました💦クランベリーのビールだったかな。ほんのり甘くてさわやか、こちらもおいしいです。

 

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↑Arrow Factoryの看板ビールの一つ、関係 / Guanxiという名前のペールエール。Arrow Factoryに来たら毎回と言っていいほど飲んでいるビールです。コクがありながら飲みやすくて好き。

さらに、小麦ビールの白肚皮も飲みました。小麦も好きなので外せません。

 

フードは、ビールと相性抜群のジャンク系ウエスタンをはじめ、バーガーやピザなどいろいろあります。

中でも一番食べておきたいのは、ソーセージ。自家製のソーセージは、かつての胡同のお店でも評判でした。

 

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↑まずはポテト。

 

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↑そして、ソーセージを注文したら、パンにはさんだ状態で出てきました。ジューシーでビールに合います。そしてこっちにもポテト(笑)。

追加で食べたスパイシーなソーセージもおいしかったです。

 

気づいたら、なんと5時間近くもお店にいた私たちΣ(・□・;)

初対面の方とは思えないほど会話が弾んで、おいしいビールを片手に話が止まらなくなってしまって💦しゃべりすぎちゃってすみません…(笑)。

同年代でお酒が飲める人と女子トークできるのが久しぶりで、とってもテンションが上がってしまい、楽しい夜でした。もっと早く出会えていたら…!( ´艸`)

 

北京のクラフトビール、またいつか飲みに行けるといいな。

Arrow Factoryに限らず、これからの季節は屋外の席を開放するお店がどんどん増えますので、外でビールが楽しくなりますね!

 

Arrow Factory Brewing 箭廠啤酒

住所:北京市朝陽区新東路1号DRC塔園外交公寓北側外

http://www.dianping.com/shop/9959670