中国で大ヒットした、改革開放時代が舞台の骨太ドラマ『大江大河』
YouTubeでたくさん中国ドラマが観られるので、帰国してからもあまり不自由していないどころか、逆に充実しているくらい観ています(笑)。
最近ハマってやっと観終えたのが、『大江大河』。
日本語での紹介記事がありました↓。
主演は王凱(ワン・カイ)、楊爍(ヤン・シュオ)、董子健(ドン・ズージエン)の3人。
2018年、中国の改革開放40周年を記念して放送された渾身のドラマです。中国では大ヒットしたそう。
原作は小説で、私は小説の方は未読ですが、小説の”第一部”の内容をドラマにしているとのこと。そして、第二部である『大江大河2』も既に撮ってあり、私が百度でサクッと調べた限りだと、今年から来年にかけて放送されるそうです。
最終話の最後に、2の予告が入っていましたからね。楽しみです。
このドラマの時代は、1978年から。
改革開放を背景に、激動の時代を生き抜く青年たちの姿を映し出しています。
*****
地方の農村で、親が反革命分子のレッテルを張られ高校に行くこともできない宋運輝(ソン・ユンフイ、王凱)。しかし勉強ができる彼は独学で高校課程を修得し、大学に進学する。大学でも優秀な成績を収め、大手の国営企業に就職。ここでもメキメキと頭角を現し活躍していく。とことん真面目で誠実、純朴な好青年。
兵役から故郷の村に戻ってきた雷東宝(レイ・ドンバオ、楊爍)。彼の村「小雷家」は貧しく、よそから嫁に来てもらえないほどだった。
雷東宝は荒っぽく学歴も教養もないが、ずば抜けたリーダーシップと人間力で、村が富むために奮闘し、経済発展を主導していく。宋運輝の姉の宋運萍(ソン・ユンピン、童瑶)と結婚。美しく聡明で機転の利く宋運萍にゾッコンで、一途に妻を思い続ける優しい一面も。
そして、主に物語の後半から登場する3人目の主人公は、楊巡(ヤン・シュン、董子健)。宋運輝と同じ地元で、宋運輝を兄のように慕う。家は貧しく、弟妹のために自分は進学せずマントウを売る毎日だったが、自分で商売を始め、明るさと口のうまさを武器にのし上がっていく。
*****
今の中国から見るとさらにさらに、今の日本人の私たちには想像もつかないほどの大変さがあったのだと思います。
出身による差別や、企業内での派閥争い、実力を備えたものに対する嫉妬や嫌がらせなど、さまざまな壁が立ちはだかって。
お金を稼ぐことも、ずっと大変で重みのあることだったのだろうと思います。
そんな時代に、まっすぐに前を見て汗を流した人々のドラマには、(ツッコミどころがありながらも(笑))胸を打たれるものがありました。3人の恋愛結婚も描かれて、見所は多いです。
時代が時代だし、農村が舞台のシーンも多いので、おしゃれさは一切ありませんが(笑)。
中国では多くの人の共感を呼んでヒットしたそうですし、当時の時代背景にも忠実に描かれているのではないかな、と思います。
宋運輝を演じる王凱は、正統派のイケメン俳優ですよね~。大ヒットドラマ『歓楽頌』『歓楽頌2』でもイケメンのモテ役でした。
そんなイケメンの王凱が、田舎っぽく朴訥な身なりで宋運輝を演じているのを観て、ちょっと印象変わりました。これまでに観たカッコいい役とは全然違って、ある意味新境地なのかな、と。
そして私は、雷東宝を演じる楊爍が大好きです!中国人で外見が一番カッコいい男性だと信じて疑わないのですが(笑)。
キレイ系のアイドル俳優が人気の中国では珍しい、ワイルド系の外見。私はこういうタイプの方が断然好きです(笑)。
彼のことも『歓楽頌』『歓楽頌2』で観て好きでした。が、『歓楽頌』での相手役の女優さん(劉涛)があまり好きではなくて(笑)、カッコいいなぁとは思いながらもそこまでのめりこめず。
『大江大河』での童瑶との夫婦は好きで応援していました。なので、この夫婦に起きたことがもう…悲しくて悲しくて…(泣)。
でも彼を観たいから、2も観るだろうな~。
現代ドラマばかり観てしまいますが、一昔前を題材にしたドラマも新しい発見があって面白いです。
C-POPに興味のなかった私が、中国在住中にハマった7曲
私は中国に住んでいる間、せっかく中国にいるんだし!と、中国ドラマや映画をちょこちょこ観ていました。中国語学習としてとっても良いツールにもなるし、面白い作品たくさんあるし。
ただ、C-POPにはなかなか興味が持てなかったんですよね…。好きだと思える歌や歌手にあまり出会えませんでした。
さらに、中国語発音で重要な四声が、歌になると関係なくなるじゃないですか。だから、ドラマや映画などよりも、中国語の勉強にならないと勝手に思い込んでしまっていて。
(今となっては、そんなこと気にせずにいろいろ聴けばよかったのに、とも思いますが(笑))
そんな、中国に何年も住んでいたのに全く詳しくなれなかった中国語の音楽シーンですが、
わずかながら、とても気に入った曲があります。
C-POPに詳しくない、単に気に入ったという個人の趣味で下記に挙げてみます。
どれも新しくはないです。古いし、今更これかい!とツッコみたくもなりますが(笑)。それでも日本では知らない人もたくさんいると思うので、ぜひ聴いてみてください★
繰り返しになりますが、「C-POPのおすすめ曲を厳選!」というわけではなくて、あくまでも“私の好きな曲”という超個人的な趣味なのであしからず。そのような観点で語れる資格はないので(笑)。C-POPに詳しい方はたくさんいらっしゃるし、他の方のブログやネット記事でたくさん情報収集できますよ。
1、曲婉婷『我的歌声里』
↑こちらは収録アルバム。(Amazonにリンクします)
この歌、たぶん中国人なら誰でも知っているのではないでしょうか。私が中国に来たばかりの2012年から2013年頃、街中で本当によくかかっていました。ローカルな食堂みたいなお店でもかかっていたのを覚えています。この頃中国にいた人はきっと知っていますよね、この歌。
曲婉婷(チュー・ワンティン)はハルピン出身のシンガーソングライター。カナダでもメジャーデビューを果たし、英語曲も多く発表しています。ちょっとスモーキーな感じもまとった歌声が素敵。
彼女の他の曲も聴いてみたけれど、私はやっぱりこの『我的歌声里』が一番好き。こういう歌を聴くと、中国語って美しいなぁ、と思います。
その他で印象に残っている彼女の歌は、『愛的勇気』。ドラマ『離婚律師』のエンディングテーマ曲になっていて、このドラマにハマっていたからなんですけどね。
2、那英『黙』
映画『何以笙簫黙』の主題歌としても有名な、那英(ナー・イン)の歌う『黙』。正直、映画は全っ然面白くなかったのですが(笑)、私にとってはこの歌に出会えたことが何よりの収穫でした。
ちなみにこの『何以笙簫黙』は、ドラマ版が『マイ・サンシャイン~何以笙簫黙~』の邦題で日本でもリリースされ、こちらは華流ドラマファンに大人気ですよね。
ドラマ版も観ましたが、私はあまり好きじゃなかったです(笑)。唐嫣(ティファニー・タン)演じる主人公に全く共感できなくて、苦手でした(笑)。(好きな方すみません)
ドラマ版よりも、映画版がさらにひどくて(-_-;)ドラマを観ていなければなんのこっちゃ、なストーリー。
そんな、酷評したくなる映画とは裏腹に、那英の歌う『黙』が素晴らしすぎてびっくりしました。サビの高音が本当に美しいです。
那英は中国でも有名なベテラン女性歌手。『黙』のMVでは、2番から本人が登場しています。
MVには映画のシーンがふんだんに使われていて、出演者の黄暁明(ホアン・シャオミン)、楊冪(ヤン・ミー)、アンジェラベイビーも出てきますね。
3、朴樹『平凡之路』
シンガーソングライター朴樹(プー・シュー)の『平凡之路』。この歌を知ったのは、もちろん映画『いつか、また』のエンディングテーマになっていたからです。
映画もこの歌も大好き!
好きになりすぎて、映画を観た後しばらくは、YouTubeでこの『平凡之路』のMVをひたすら繰り返して観ていました(笑)。
このMVも良いんですよね~。映画の世界そのまんま。最後に、映画の主役2人、馮紹峰(ウィリアム・フォン)、陳栢霖(チェン・ボーリン)の後ろ姿がチラッと出てきます。
4、汪峰『春天里』
古くてすみませんね~(^-^; 汪峰(ワン・フォン)は中国を代表するロック歌手の一人で、奥様は国際的女優の章子怡(チャン・ツィイー)。この『春天里』は2009年発表の歌です。それにいてもこのMV、相当古い映像ですね💦
私が上海に来てすぐ、中国語学校に通っていた時のこと。中国人の若い女性の先生に「好きな音楽は?」と聞かれ、「ロックが好きです」と言ったら、「汪峰という歌手が良いから聴いてみて」と教えてくれて。そこで初めて汪峰を知りました。
何曲か聴いた中で私が一番好きなのが、この『春天里』です。声を枯らしながら歌うサビが良い。なんだか泥臭さを感じるのも、良い。歌詞の意味もぜひかみしめたい一曲です。泥臭いけれど。
汪峰は北京出身で、この歌もMVも北京っぽさが全開です。私も、上海で聞くよりも北京に引越してからの方が、心に響くようになりました。
そして、どハマりしたドラマ『北京愛情故事』の中で、汪峰の歌が何曲も使われていたので、それも間違いなく影響しています(笑)。
5、汪峰『怒放的生命』
汪峰でもう一曲。こちらはさらに古い、2005年発表の『怒放的生命』です。これも中国人なら誰でも知っているくらいの有名な歌。これも、サビの盛り上がりが良いです。
それにしても、このMVも相当古いですね。カラオケバージョンか(笑)。
そういえば、ドラマ『創業時代』で、アプリのテスト版が成功した時に、主役を演じる黄軒(ホアン・シュアン)が嬉しさのあまりいきなりこの歌のサビを歌い出す、というシーンがありました。本当に、多くの国民に勇気を与えた歌なんだな。
6、海亀先生『瑪卡瑞納』
今回紹介する中では一番知名度が低いです。中国のロックバンド、海亀先生。
しかし、中国のインディーズロック界では知られた存在で、中国全土の主要なライブハウスを回ってツアーをしたり、野外フェスに登場したりしています。私は北京のライブハウスで演奏しているのをちょっと聴いたことがあります。
一番好きな歌が、この『瑪卡瑞納』。なんだか不思議な曲、そして癖になるノリ。好きで何度も繰り返して聴きました。
他の曲は、個人的にイマイチピンとこなかったのが惜しいです。また面白い曲作ってほしい。
7、周傑倫『七里香』
最後であえてのジェイ・チョウ。私が今さら紹介するまでもない、中華圏の大スターですよね。日本にもファンが多いかと思います。
私はジェイ・チョウの名前は知っていたものの、歌はほとんど聴いたことがありませんでした。
ある日、北京の某台湾ミルクティーショップでBGMとしてかかっていた歌が、とても良いなと気になって。それがこの、『七里香』という歌でした。
って、この歌が発表されたのは2004年なんですね…。どうりで、MVのジェイ・チョウが若すぎるわけですね( ´艸`)
ジェイ・チョウの他の歌はあまり聴いていません。しかしこの『七里香』は、なんというか別格。詩もサビのメロディも美しくて素敵です。
以上、C-POPを語れない私が(笑)、個人的に好きな7曲を挙げてみました。
今はネットを使えば、いつでも中国の歌に触れることができるので、せっかく中国語も分かるようになったことだし、引き続きお気に入りを発掘していけたらなと思っています。
買って良かった中国コスメ★使用感上々、御泥坊の泥パック
日本ではなかなか手に入らないであろう中国コスメを、北京でせっせと買い込んできました。
気になっていた「御泥坊(Unifon)」というブランドの商品をドラッグストアのワトソンズで見つけて、泥パックを購入。
↑私が買ったのはこちら。バランシング マッド フェイシャルマスクです。タオバオ系列の天猫モールでも買えます。89元。
パッケージもなかなか可愛いです。御泥坊は以前のロゴが、お化け屋敷みたいなフォントで(笑)デザインが古臭いなぁと思っていたけれど、この新しいロゴは可愛くて良し。
肌の状態を整え、毛穴を引き締め黒ずみや汚れを取り除き、水分と油分のバランスを保ち、なめらかな肌に導く、といった効能があると書いてあります。
↑中身はこんな感じ。ヘラもついています。匂いはほぼなくて、泥パックと言っても泥っぽさは全く感じないので使いやすいです。
これを、洗顔後に目と口の周りを避けて顔全体に塗り、約10分放置後、水で流します。
これ、使用感がとっても良かった。水で流した後、すっきりさっぱりの心地よさが感じられます。だからといって爽快感が強いわけではないので、敏感肌にもなんとなく優しい感じ。気に入りました♡しばらく使い続けてみます!
流すタイプの他、洗い流さずに塗ったまま寝られるスリーピングマスクもあります。
ワトソンズでは御泥坊のシートマスクも売っていて、「北京」「上海」とご当地イラストが描かれたパッケージの商品もあったので、お土産にもぴったりだと思い惹かれましたが買わず。買っておけばよかった。
シートマスクやその他の商品も気になります。使ってみたい!
ネットで御泥坊について調べてみたら、“御泥坊台湾”もあるそうです。ロゴは同じだし同じブランドだとは思うのですが、商品ラインナップが微妙に違っていたり。私が調べた限りでは関係性は分かりませんでした💦
御泥坊天猫モール
https://yunifang.world.tmall.com
ちょっと変わった中国茶「小青柑」。小みかんの皮に入った、可愛い見た目のプーアル茶
北京から帰国前、自分用とお土産用に中国茶を調達。
「小青柑」(シャオチンガン)というお茶がとっても気になって気になって、専門店に買いに行きました。
私は中国茶は好きですが詳しくはなく、小青柑のこともつい最近まで知らなくて。
たまたまネットで見つけた小青柑の可愛らしい見た目に惹かれて、必ず買って帰ろうと思っていました。
この小青柑というお茶、ちょっと変わった見た目をしています。
未成熟の小さなみかんから果肉を取り出し、中にプーアル茶を詰めたもの。一つずつ渡せるので、中国茶をお土産にしたいけれど一箱は多すぎるんだよなぁ、と思っても、小青柑ならば小ぶりのばらまき土産にすることもできます。
日本語での詳しい紹介記事を見つけました。この北京のお店でも買えるみたい。
↑の記事には、丁寧に淹れ方を解説してありますが、私は「とりあえず飲めたらいいさ!」と、ティーポットにそのまま淹れてお湯を注ぎ足して飲みました。適当ですみません(^-^;
↑こちらでは買ったパッケージ写真しか載せていませんでした。これでは何がなんだか分からないので、下記に開封した写真を。
↑私が自分用に買ったもの。一つの袋に1個入っています。
この「3」とは、パッケージに書いてある「晒足三天」の「3」。3日間日干しにしたということかな?このブランドの商品は、他に1日、2日、5日、9日干したものがあります。日干しする時間が長いほど、より芳香で濃くなると、お店でもらったリーフレットに書いてありました。
そしてこのお茶の産地は、広東省江門市新会という所です。
小青柑についてネットで調べてみたら、このような記事を見つけました。偽物も多く出回っているみたいで注意ですね💦
↑包みを開けると、このように可愛らしい小さなみかんが1個お目見え。
↑大きさはこのくらい。
我が家にはちゃんとした中国茶の茶器なんてないので、普通のティーポットで普通に淹れてみました。みかんのふたは不要なので捨てます。
このみかんの大きさ、ちょうど急須に入るくらいのサイズです。皮ごとそのまま入れます。
↑IKEAのティーポットに、北京から持ち帰ってきた造作(Zaozuo)のマグカップで(笑)。
初めの1杯は抽出時間短めでカップに注いでみました。なので一見色は薄目ですが、ちょっと放置するとかなり濃い色になります。
ほんのり柑橘系の香りが漂い、今まで味わったことのない不思議な感じのお茶です。そして、なんだかホッとできて、おいしい🍊好き嫌いは分かれるかもしれませんが、プーアル茶好きには良いかも。
1個の小青柑で何度もお湯を注ぎ足して飲めます。
さて、小青柑は北京のお茶市場などいろいろな所で買えますが、私はネットと大衆点評で見つけた専門店で購入しました。
↑ロゴが可愛らしいこちらのお店。南鑼鼓巷にも近い、鼓楼東大街沿いにある小さな店構えです。
↑瓶詰めで何個も入ったものが並んでいます。
バラ売りもしていますが、店員さんに聞いたところ、1個や2個の少量では売ってくれませんでした。バラ売りの場合は1斤とか、ある程度の重さで量り売りになります。
↑私が買ったのはこちら。右下のは箱のデザインがイマイチですが(笑)、1箱に1個ずつ入っているので少量からチャレンジできます。左のは、3個入りと5個入りの箱。
ちょっと変わった見た目も可愛い中国茶、試してみてはいかがでしょうか。
私が訪れた店舗↓
小青柑
住所:北京市東城区鼓楼東大街144号
http://www.dianping.com/shop/102341704
犬とのお出かけに便利★ドッグスリングを買いました
犬とお出かけする時は、これまでは飛行機に乗せるために買ったケージを使っていました。
しかし、なにしろこれは飛行機にも耐えられる規格のものなので、犬を入れない空の状態でもそこそこ重い…。これに犬を入れて移動すると、結構疲れます💧
もっと気軽にお出かけできる、軽いものが欲しくて、ドッグスリングを購入してみました。
↑この黒をAmazonでゲット★
この通り、ショルダーバッグ型になっています。
Amazonで注文して翌日に到着!
↑届きました~。「コイツは何者だワン」という目で不審がるぽーさん。隣にいるのは北京から連れてきたヒョウちゃんですが、この後噛み過ぎて破壊し、私に捨てられました(-_-;)
早速入れてみました。柔らか素材で肩も痛くならないし、使いやすいです。
↑全身写真が撮れなくてよく分からないショットになってしまいました💧
ぽーは、最初はバタバタもがいていたけれど、何度か繰り返すと慣れてちゃんと入ってくれるようになりました。
慣れるまでは体を乗り出して前足を出して、飛び出しそうになりながらも、これも何度か繰り返すとちゃんとすっぽり収まってくれるようになりました👍
これが使いこなせると、両手が空くし軽いし、お出かけがとってもラクちんです。
ただ、私の身長が低いので、ぽーの位置が下がり気味ですが(^-^;
そして先日、ルンルンで大阪のりんくうプレミアムアウトレットに出かけたところ、
外のエリアなら犬同伴OKですが、各店内にはケースに入れていたとしても犬が入れなくて。それならばオープンカフェでコーヒーでもと思ったのに、オープンカフェすらないではないか。店内に入らないと注文できないお店ばかり。
アウトレットに行ったのに何も買わず食べず飲まず、一人の私は、ぽーとアウトレットの外でぼーっとしていただけでした💧
ペットと行く際は、せめて人間2人以上必要ですね(^-^;
(というか、外でも買えたりテイクアウトできるようなオープンカフェくらい作ってほしいー!!!!!)
生活していて何かと窮屈感が拭えない日本ですが、ルールを守れば犬を電車に乗せられるというのは嬉しいことの一つ。
スリングは顔が出てしまうので難しいかもしれませんが、全身が隠れるペットキャリーなど、規定を守れば電車に乗せる方法はあります。
北京では犬を地下鉄に乗せることができなかったので、これは日本で嬉しい点です。
中国で実際に起きた児童誘拐事件を基にした映画『最愛の子』(原題『親愛的』)
ちょっと前の作品ですが、観たかった映画『親愛的』が動画アプリで配信されていたので鑑賞。日本でも『最愛の子』の邦題で公開されました。
※画像をクリックするとAmazonページに飛びます
『最愛の子』(2014年中国)
原題《亲爱的》(親愛的)
監督:陳可辛(ピーター・チャン)
出演:趙薇(ヴィッキー・チャオ)、黄渤(ホアン・ボー)、郝蕾(ハオ・レイ)、佟大為(トン・ダーウェイ)ほか
私は中国の動画アプリで中国語字幕のまま鑑賞しました。日本でも日本語字幕で公開され、Amazonなどで視聴できます。
日本公式サイト
この公式サイトで予告編が観られます。私はこの予告編を見るだけでも涙が…(泣)。
舞台は深圳。ネットカフェを営む田文軍(ティエン・ウェンジュン、黄渤)には3歳の息子、鵬鵬(ポンポン)がいる。妻の魯暁娟(ルー・シャオジュエン、郝蕾)と離婚し、鵬鵬の養育権は田文軍が持っていて、暁娟は毎週息子に会うことができる。
その日も暁娟が鵬鵬と過ごし、田文軍の元へ鵬鵬を送り届けた。鵬鵬は友達と遊びに出かけたが、一人その場を離れた際に、誘拐されてしまう。
鵬鵬を必死に探す田文軍と暁娟。しかしなかなか見つけることができず、3年が経った。
3年が経ち、鵬鵬が安徽省の農村にいるという情報が入ってきた。田文軍と暁娟は鵬鵬を発見し取り戻す。
鵬鵬は、李紅琴(リー・ホンチン、趙薇)という女のもとで育てられていた。そして、誘拐当時3歳だった鵬鵬は、実の両親である田文軍と暁娟のことを覚えていなかった。鵬鵬にとっては、李紅琴が母親になっていた。
と、ここまでが前半の簡単なあらすじです。
すごい映画でした。なんて救われない、運命を狂わされた人たちの悲しみは消えることがなく…。衝撃的で、悲しくて。
そして忘れてはいけないのが、これが実話を基にしたストーリーだということ。
中国の社会問題に苦しむ人々をまざまざと描いたこの映画は、中国で大きな注目を集め、法律改正のきっかけにもなったそうです。
中国で深刻な社会問題となっている児童誘拐。そして一人っ子政策の弊害。
この物語の時代からは何年も経っており、現在はかなり状況が改善されてはいるものの、まだまだ苦しんでいる家族がたくさんいること、忘れてはいけないと思います。
公式サイトの「映画の背景」に詳しい解説があり、勉強になります。
生みの両親は、いなくなった最愛のわが子を必死で探した。
3年後にようやく再会できたのに、わが子は両親のことを覚えていなかった。
育ての母親は、夫が誘拐犯だとは知らなかった。
夫からは、「おまえが妊娠できない体だから、深圳でよその女に産ませた子どもを連れてきた」と聞かされていた。その子どもを、自分の子として愛情をかけ必死に育てた。夫は1年前に亡くなった。
生みの親も育ての親も、わが子を愛する気持ちは無限であり、変わらない。
どちらの立場からも言葉にならない苦しみがひしひしと伝わってきて、観ている方も辛くなってしまうほどでした。
そして待ち受ける結末は、なんて皮肉な…。
俳優陣の演技も素晴らしく、育ての親の李紅琴を演じた趙薇(ヴィッキー・チャオ)は圧巻でした。
あんなに美人の女優さんが、この映画では全編ノーメイクで挑み、農村の貧しい女性を体当たりで演じていました。悲壮感と痛切な悲しみがスクリーンを通して痛いくらいに伝わる、すごい演技。日本人女優でこんな骨太な演技できる人、思い当たらないです。レベルが違う。
そして、コメディ俳優だとばかり思っていた黄渤(ホアン・ボー)にも驚きました。こんなシリアスな役もやっていたとは。息子をさらわれた父親の悲痛さ、息子を取り戻すために必死に何でもやる姿が痛切に感じられました。
暗い話が多いかもしれませんが、社会問題と運命に振り回される人々の姿を描いた、骨太な中国映画は、私にとってとても魅力的に映ります。
中国語がある程度理解できるなら、中国語のまま鑑賞できるので、日本に居ながらでもネットで観られる作品幅がぐっと広がりますし、
日本語字幕がついた、日本でも観られる作品がもっと増えれば、より多くの人に中国に興味を持ってもらうきっかけにもなると思います。
児童誘拐をテーマにした映画は、わりと最近の『失踪、発見』(原題『找到你』)も良かったです。
【北京】四合院造りの古き良き雰囲気の中、アテンドにもふさわしい北京料理。798芸術区の那家小館(酒仙橋店)
北京である程度の上品さがあり、アテンドにも適した北京料理レストランは何軒かあります。
中でも私がよく行っていたのは「那家小館」。
北京市内に数店舗ありますが、北京を代表するアートスポット・798芸術区に位置する酒仙橋店には何度も訪れました。職場が近かったこともあり、毎回、日本から来た出張者のアテンドや、会社の食事会などに使っていたためビジネスでの利用で、日本人にも好評でしたし、私も気に入っていました。
建国門店も訪れたことがあります。その他の店舗は行ったことがありませんが、酒仙橋店の方が広くて雰囲気もより秀逸ではないかと。
何度も訪れ気に入っていた那家小館なので、気合を入れて紹介したいところですが、
大変残念なことに、お料理の写真がありません!(笑)
だって毎回ビジネス利用でしたもん…そんな自分だけパシャパシャ写真を撮れる雰囲気なんてなかったので💧
とはいえ私、参照元がどこであろうと、無許可で写真や画像データをお借りして自分のブログやSNSにアップする、というのが嫌いで…。
ということで、外観+内観の写真のみ、お料理写真なしのヴィジュアルに欠けたお店紹介、恐縮です!
酒仙橋店のロケーションは、798芸術区北門すぐ。
798散策と合わせてランチ利用しても良いし、散策後に夜訪れても良いと思います。
夜はライトアップされる「798」のオブジェが目印。こちら↓の1番目の写真です。
↑エントランス。もう、この外観を見ただけでワクワクしちゃいます。堂々としていて老北京の風情があって素敵。
店内はとっても広いです。四合院造りになっていて、中庭もあります。
↑こちらは2階のテーブル席、この通り広い広い。
↑大きな円卓のある個室。個室も大小あり非常に充実しています。
お料理の写真はぜひ、大衆点評をご参照ください。
http://www.dianping.com/shop/4175269
上品な北京料理を中心に、メニューは豊富に揃います。その辺のローカル店よりはお値段張りますが、それほど高級なわけではないのも使いやすいポイント。
お料理の中で私が特に好きだったのは、
・秘制酥皮蝦…大ぶりのエビを揚げたものですが、エビフライではないですよ( ´艸`)甘酢のような味付け。プリプリのエビがたまりません。
・那家自制豆腐…自家製豆腐だそうな。この豆腐の食べ方、他では食べたことない!卵を混ぜているのかな、黄色がかった揚げ豆腐がすごくおいしくて、忘れられずにいます(笑)。
その他、辛い四川系の料理あり、ビジュアルインパクト大の大きな川魚やラム肉あり、どれもおいしくていつも満足でした。日本人がとっつきやすい前菜系やサラダ、スープもあります。
北京ダックもあり、その場でシェフがさばいてくれるので、北京旅行や出張に来た人のアテンドで連れて行っても喜ばれます。
ドリンクにはぜひとも白酒を(笑)。小さな白酒用おちょこで飲んでくださいませ🍶
普通の瓶ビールもありますが、燕京ビールの白(Weissbier)なんて変化球も面白いですよ。白は缶ですけど。
↑夜のエントランス。ライトアップしていて綺麗です。
798芸術区付近で北京料理のアテンドなら、ここが一番かな、と思います。
798はちょっと中心部から離れているので、国貿付近ならば建国門店が便利ですね。
有名店ですし、一度訪れてみても損はないと思いますよ。
那家小館(酒仙橋店)
住所:北京市朝陽区酒仙橋北路2号(798芸術区北門近く)
http://www.dianping.com/shop/4175269