【大阪】大きな楠と三重塔が存在感大。おおさか十三佛のお寺-法楽寺(東住吉区・御朱印)
ブログの順番が前後してしまいましたが、大阪・東住吉区をぶらりの続き。
山阪神社から、近くにある法楽寺へ歩いて向かいました。駅からならば、JR阪和線南田辺駅から徒歩約4分と、アクセス便利な立地です。
マイペースで巡っている、おおさか十三佛霊場の札所の一つでもあり、気になっていたお寺さんです。
山門前に到着して、びっくり!
↑大きな三重塔が見えます。大きなお寺だと思っていなかったのですが、入る前からワクワク。
「たなべ不動尊」とあります。この辺りは昔田辺と呼ばれていたのですね。
↑法楽寺縁起です。山号は紫金山(しこんざん)、院号は小松院。宗派は真言宗泉涌寺派です。境内図の通り、結構広いお寺でした。
創建は1178年(治承2年)、平清盛の嫡男、平重盛によると伝えられています。へぇー!
寺伝ではこの時、阿育王山伝来の二顆の仏舎利とともに、平治の乱に滅び去った源義朝の念持仏、如意輪観世音菩薩を安置。怨親平等に、平家と源氏とで相争い、命を落とした人々の菩提を、敵味方の別なく篤く弔ったと伝えられています。
(法楽寺HP「真言宗泉涌寺派大本山 法楽寺 * 法楽寺略記」より)
1571年(元亀2年)、織田信長の侵攻による兵火で全焼。ここでも信長か…(-_-)
その後、1711年(正徳元年)、洪善普摂(こうぜんふしょう)という律師が、河内の野中寺からやって来て、本格的な復興を図ったそうです。へぇぇ、野中寺とつながりがあったのですね!
↑山門をくぐってすぐ、目の前に立ちはだかる三重塔。存在感があります。実はこの塔、1996年に完成したというまだ新しいものです。
↑三重塔を、お経を唱えながら右に三回回ると、一切の煩悩が消滅し尊い徳が備わる…など。
↑そして塔には、キリッとした顔つきのニワトリさんもいます🐓
↑大きな本堂。中に上がらせていただき、手を合わせました。御本尊の不動明王ほか、釈迦如来、如意輪観世音菩薩、歓喜天などが祀られています。
↑おおさか十三佛のお寺といえばこちら!ネパールから寄贈されたマニ車ですね。
↑法楽寺は、神仏習合の色も強く感じられます。神仏霊場(大阪第6番)の一つでもありますものね。
↑楠大明神!?この大きな楠が、御神木なのですね🌳樹齢800年だとか。
↑どなたでしょう?
↑そして、楠には真っ赤な天狗さん👺面白いなぁ~。
↑鐘楼。撞いていいみたいです。私は撞いていませんが💦
↑大師堂。弘法大師を祀っています。
↑大師堂には、こんなに大きな数珠が👀初めて見ました!回してみると、ぱちん、と良い音が響きます。正しくはどうすればよかったのか、不勉強ですみません💧
↑大師堂の隣には、四国八十八カ所霊場本尊。こういう風に一枚の石に彫ってあるのを見るのは初めてです。
境内には、ギャラリーもあります。
↑こちら、リーヴスギャラリーです。ここにも鐘が🔔
私が訪れた時は、『あさば仏教美術・天井画』という小展示が行われており、鑑賞させてもらいました。天井画は、繊細な花の絵が素敵でした。
↑ギャラリーの外には、鬼瓦がたくさん👹
↑そして、大根!?
↑ここには、横たわる大根。なぜ?
この辺りは、田辺大根の特産地なのだそうです。田辺大根とは初めて聞きましたが、なにわの伝統野菜の一つなのですって。
田辺大根 - Wikipedia、なにわ野菜 - Wikipedia
なにわの伝統野菜、どこかで聞いたことあるなぁ。あ、難波八阪神社の難波葱、生根神社(西成区)のこつま南瓜だ!伝統野菜と神社仏閣って、関係が深いのですね。
寺務所で御朱印をいただきました。
↑おおさか十三佛の第1番、”大聖不動明王”です!法楽寺は他にも、近畿三十六不動尊霊場第3番、摂津国八十八カ所第40番、神仏霊場などの札所になっています。
おおさか十三佛のお寺に来たならば、スマホで御集印も忘れずに!
↑不動明王さん、少年っぽくて可愛いです😆
大きいけれど落ち着く、そして見所にも欠かない、また来たくなるお寺さんでした。
法楽寺