黄軒(ホアン・シュアン)主演、ITスタートアップの起業ドラマ『創業時代』
昨年注目されていたドラマ、『創業時代』を観終わりました。
注目はされていたものの、評判は賛否両論で酷評も多いみたい(笑)。私は面白く最後まで観ましたよ、全54話と長かったです~。
帰国前から動画アプリで観ていたけれど、途中までしか観れていなくて、日本に帰国後YouTubeで探したらありました。
ここでいう「創業」は、日本語のニュアンスでいくと「起業」にあたりますね。
ITスタートアップの起業をテーマにした物語で、主演は売れっ子2人、黄軒(ホアン・シュアン)と楊穎(アンジェラベイビー)。舞台は北京です。
時代は今から10年前くらいでしょうか。(何年かは劇中ではっきりと出てこなかったように思います)SNSが全盛期でなく、今のように微信のボイスチャットがなかった頃。
起業した会社が倒産し、破産して妻とは離婚したどん底の青年、郭鑫年(黄軒)は、一人チベットへ旅に出る。旅の途中で「魔晶」という、新しいボイスチャットアプリのアイディアを思いつき、再び起業へ向けて動き出す。しかしリリースに向けての道は険しく、さまざまなハードルが待ち受けていた。
単なる熱血サクセスストーリーでは全くなくて、起業の難しさと現実の厳しさがしっかり描かれていたのが良かったです。
まあ、日本ではあまり起こらないだろうけれど、中国では珍しいことではないんだろうな、という問題もたくさん。
中国で近年IT系スタートアップがたくさん台頭していますが、リリース後に同業他社が乱立し、淘汰され、経営が軌道に乗ったり、大手に買収され生き残ったり、倒産して消えてしまったり。起業してビジネスを続けていくことの難しさを、起業家側からの視点で見せてくれます。
郭鑫年が生み出したボイスチャットアプリ「魔晶」も、それはそれはいろんな目に遭うことに。アイディアをライバルに盗まれたり、リリースの邪魔をされたり、親友に裏切られたり、リリースできたと思ったらすぐにパクリの類似サービスが続々登場したり、自分より大きな権力に飲み込まれそうになったり。情熱と才能があれば成功する、そんな甘い世界ではないんだなと。だからこそ、魔晶の行く末はまあ、あのラストでよかったのかな、と思いました。
主人公の郭鑫年を演じる黄軒は、近年いろいろな作品に出ていますよね。良い俳優さんだなぁと思います。
よくいるイケメンタイプではなくて、涼しい顔立ちながらしっかり個性があって。私も好感を持っている俳優さんの一人です。染谷将太主演の映画『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』で白楽天を演じていました。
郭鑫年は、とにかく前に突き進むタイプで、よく激高して周囲になだめられる(笑)。良い起業家は、必ずしも良い経営者ではないんですよね。一見強そうに見えて実は欠点もたくさん抱えた主人公を、よく演じているなと思いました。
周りと意見が合わなくても、いつも強気で自分の信念を曲げず、弱いところを見せない郭鑫年。一番弱さを見せたのは、大好きな相棒である盧卡が結婚した時ではないでしょうか。盧卡を祝福したいのに寂しくて、「この世で一番信用できないのは女だって、俺ら2人、パソコンと結婚しようぜって言ったのに」 「女は裏切るけれど、パソコンは裏切らないんだって」なんて言いながら号泣するんです。可愛いではないですか(笑)。
アンジェラベイビーが演じるのは、投資コンサルタントの那藍。
いつも毅然としていて冷静で仕事ができて、共産党員の裕福な家庭に育った、非の打ち所がないキャラクターです。那藍の人物像は完璧に描かれすぎていて、私は若干引いてしまいました。その割には元彼の金城(代旭)がダメダメお坊ちゃまで、なんで彼と付き合ってた?と突っ込みたくなる(笑)。
そして、アンジェラベイビーは細くて綺麗すぎます。整いすぎてちょっとな、と思ってしまったり。旦那さんは超イケメン俳優の黄暁明(ホアン・シャオミン)です。
この2人を取り巻くキャラクターたちもそれぞれが濃すぎて、嫌な奴もたくさん出てきます。
中でも那藍の同僚の温迪(宋軼)がやり手の曲者です。女に嫌われる女だなーと思って観ていました(笑)。
北京が舞台なのもツボで、見慣れた光景がたくさんドラマの中に出てきたので、つい先日まで住んでいた北京を懐かしむという楽しみもありました(笑)。五道営胡同、国貿のCBD、望京SOHO。
そして、何度か魔晶チームが訪れる、前門(正陽門)が目の前に見えるルーフトップのプール付きテラスは、絶対デザイナーズホテルの「ジ・エンペラー天安門北京」(北京天安門皇家驛桟)ですよ!私、泊まったことがあります。とっても素敵なホテルでした。(昔はホテルの名前に「天安門」ではなくて「前門」が付いていたのですが、変わったんですねー)
私は中国で生活していたので、多くのスタートアップが生まれて市場を席巻して淘汰されていく様子を目の当たりにしました。ワイマイ(デリバリー)しかり、配車アプリしかり、シェア自転車しかり。それらのサービスの行く末と重なる部分もあって観ていたから面白かったのかも。
日本とは事情が違う中国ビジネスの難しさもたっぷり描かれているので、日本の社会人の視点から見てもまた興味深いのではないかと思います。
時を超えたキュートなラブコメ映画『超時空同居』
好きな女優さんの一人、トン・リーヤーが主演のラブコメ映画。面白かったです。日本未公開。
『超時空同居』(2018年中国)
監督:蘇倫(スー・ルン)
出演:佟麗婭(トン・リーヤー)、雷佳音(レイ・ジァーイン)ほか
タイトルの意味はそのまま、「時空を超えた同居」。私がこの映画を知ったのは、こちらの方のブログ記事を読んだのがきっかけでした↓。ブログを読んでからぜひ観たいなぁとチェックしていて、動画アプリで探したらありました★
時は2018年。アラサー独身女性・谷小焦(佟麗婭)は、宝石店で働いている。
時はさかのぼり1999年。小さな投資会社で働く陸鳴(雷佳音)は、社内でもパッとしないヒラ社員。
1999年の陸鳴と、2018年の谷小焦。会うはずのない2人だが、2人には共通点があった。同じアパートの同じ部屋に住んでいたのだ。
ある日、谷小焦の部屋に見知らぬ男・陸鳴がいた。自分の部屋のはずなのに、半分は見慣れないインテリアになっていて、なんだかおかしい。陸鳴もここは自分の部屋だと言い張る。なんと、19年の時を超えて、2人の部屋がつながってしまったのだ。そこから、2人の奇妙な“同居”生活が始まる…。
コメディ要素が強いけれど、キュンと切ない恋愛要素あり、ちょっとシリアスなエピソードあり、観ていてあっという間の100分間でした。
美人だけれど拝金主義で結婚できない谷小焦と、気弱でいかにもイイ人な陸鳴が惹かれあっていく様子も、押しつけがましくなくて好感が持てました。大人同士なのに、なんだかとっても可愛いんですよね。
佟麗婭はボブも似合って本当に可愛い。透明感がハンパないです。いかにも隙なし!といったクールアジアンビューティーの多い中国人女優さんとは一線を画したこの大人可愛いオーラ。現在35歳、良い年の取り方をしているなぁと思います。
こちら↓で画像がたくさん見られます♡
雷佳音といったら、私の中では完全に、ドラマ『我的前半生』の女の尻に敷かれる浮気夫役です。やっぱりちょっと気弱な感じの役がハマっているのでしょうね( ´艸`)
上記リンクのカミュ猫さんの記事でも紹介されているように、この映画の主題歌もまた良いですね。劉瑞琦という女性シンガーが歌う「房間」(部屋)という歌。YouTubeで探したらありました。
劉瑞琦のことは知りませんでしたが、ちょっとスモーキーさもある声が素敵。周傑倫(ジェイ・チョウ)の曲を多くカバーしているようです。
この映画、日本語版はまだ出ていないようですが、中国語難易度はそれほど高くないと感じましたので、機会があればぜひ中国語勉強のツールとしてもチャレンジしてみても良いと思います。気軽に観られておすすめです。
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中国のシートマスクもレベルが高くなってきた。使い心地上々のお気に入り、CHANDO&One Leaf
私はシートマスクが大好きです。たまには贅沢に使える高級ブランドも良いけれど、できれば毎日使える、コスパの高いものが好き。
中国でもいろいろ試してみたくて、中国在住初期の頃、安いものを何種類も買って使ってみたら、肌が荒れてしまったものがありました(泣)。シートの質があまり良くないと感じたものもちらほら。
私は隠れ敏感肌で、普段は肌が強そうに見えても、合わない化粧品で肌が荒れることがあります。何の成分が原因なのか分からなくて、それからは中国の安いコスメはちょっと怖くて控えるようにしていました。
それから数年経ち、やたら安いものではなくて、ちゃんとしたメーカーのものを選んで使ってみたら、中国のシートマスクもだいぶレベルが上がっているんですね!
肌荒れは起きないし、使い心地も良く、中国ならではの成分配合のものもあって、毎回使うのが楽しい◎
お値段も、やはり安すぎるものは怪しいので避けますが(笑)、名のあるメーカーのものでも、高すぎずわりと買いやすかったり、ワトソンズなどお店によってはお得なキャンペーンをやっていてリーズナブルに買えたりすることが多いです。
北京でいろいろと買ってきて、今日本でも気に入って使い続けているものたち。
●CHANDO 自然堂のヒマラヤマスク
↑パケ買いしたくなるくらい可愛いデザインに惹かれました♡ヒマラヤ山脈の氷河から採取した水を使用しているそうです。
左は「雪域龍胆」、右は「雪域紫草」という、高原で取れる植物から抽出した成分を使っているそう。左はブライトニング、右は毛穴引き締め効果。
これ、香りがとっても良いです。使っていてリラックスできるし、密着度も高くて気に入っています。
CHANDOのHPを見てみたら、お茶の成分を使った「茶馬古道」というラインのシートマスクがとっても良さそうで気になります。使ってみたいなー。
●One Leaf 一葉子
↑アロエ成分の保湿マスク。これ、実は買ったのではなくて、ワトソンズで下のアイマスクを買ったらサービスでついてきたものです(笑)。使ってみたら、予想以上に良かった◎密着度が高く、アロエなのでクセもほぼなくオールマイティーに使えます。
↑こちらはアイマスク。左は黒トリュフ、右は白茶。中国茶の中でも白茶が好きで、中国ならではだなーと思って買いました。目元だけ簡単にケアしたいときにサクッと使えます。
黒トリュフは、シートが黒色なので、装着するとバットマンみたいになります。鏡に映った自分を見て笑えてしまいます(笑)。
One Leaf、これまであまり使ったことがなかったけれど、まあまあ良さそうです。そして、日本にも進出していたのですね~!この↓ボタニカルファイバーマスク、気になる。それにしても、イメージ一新して名前も「One Leaf TOKYO」。日本向けにラインナップも全く違った展開をしています。中国発ブランドということは少しも表に出されていませんね。
中国公式サイト↓
おまけで●我的美麗日記
もう言うまでもない、日本人にもファンの多いメジャーなマスクですよね。正確には台湾のマスク。
↑保湿成分スクアラン(スクアレン、スクワランとも)配合のマスクです。密着度が高く、翌朝肌がもっちりに。液たっぷりすぎるので液だれ注意💦
数年前までは、肌荒れの経験もありイマイチ信用できなかった中国コスメ。近年は本当にレベルが上がってきているなと感じます。(※使用感は個人の感想です)
日本ではなかなか出会う機会がないのが残念。次回中国に行く時の楽しみに取っておきます★
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中国生活前半で思っていたこと。当時の投稿を振り返ってみる
日本に本帰国し、家族や親戚、友人、そして新しく知り合った人に、中国のことを聞かれることが多いです。
私が中国に来たのは、2012年に起こった大規模な反日デモの直後だったので、マスコミも連日デモの様子を報道していたし、中国行きの際には周りの多くの人が心配してくれました。
そのこともあり、「自分は中国で元気でやっている、心配しないで」ということをできるだけ中国から日本の親しい人たちに伝えるようにはしていました。
そんな反日デモから何年たっても、日本のマスコミってどうしてこうも…中国の報道が偏っているのか、といらだちます。そして、編集されたマスコミの報道を安易に信じてしまう日本人のなんと多いことか。多くの日本人がメディアによるマインドコントロールをされているようにも見えて、恐怖すら覚えます。
私が中国で6年半も生活し、元気でピンピンして日本へ帰ってきたということよりも、悪い面ばかり切り取られたテレビの報道ばかりが信じられてしまうのが、悲しいとさえ思うこともあります。まあ、私の伝え方も不十分で、周りの人たちを安心させたりもっと中国に興味を持ってもらえたりするような言い方ができていないのだろうな、とも反省するのですが。
空気はいつも悪いわけじゃない。綺麗な日だってちゃんとある。
キャッシュレス、ワイマイ(デリバリー)、シェア自転車、滴滴の便利さ。
皆より良い暮らしや便利さを求めて、生きることに貪欲で、前を前を見ている。新しいサービスがあっという間に生まれて浸透して淘汰されて、世の中が一日一日と変化していく様子を体感できた。このスピード感、日本は到底勝てない。
弱者に優しい社会。お年寄りや妊婦さんや小さな子どもには率先して席を譲ってくれる。お年寄りと子どもが当たり前のように大切にされているし、誰も子育て中のお母さんに冷たい目を向ける人はいない。
サービスも急激に良くなっている。日本のマニュアル化された“やらされている感”満載の接客より、中国の方がよほど人間味があって気持ちが良い。
などなど、言いたいことはたくさん(笑)。挙げだしたらキリがないくらい、温かくて住みやすく、刺激があって面白い中国生活でした。
何より私は、日本の常識が常識ではない、日本語が通じない外国が大好きで、
もちろん嫌なこともイライラすることも山ほどあったけれど、それでも日本にいるよりは楽しく、自分を成長させてくれると思っていました。
私が中国に来て前半、2012年から2014年くらいは、頑張ってFacebookをちょこちょこアップしていたのですが、当時考えていたことを読み返して懐かしくなってしまい。
ちょっと恥ずかしいですが、当時の気持ちを一部ここに残しておきます( ´艸`)ちなみにこの頃はまだ20代でした。
・中国行き直前。周りに「コイツ大丈夫か」と思われまくっていた頃。
・上海在住1年目の頃。
・上海在住1年目、春節休みに一人で桂林に行きました。
・上海に来て半年を迎える頃。毎日ランチ後にハッピーレモンを買っていました(笑)。
・上海1年目、仕事で在上海日本領事館のイベントに行った時。
・上海在住丸一年を迎える頃。
・北京に転勤になり1年目。
・北京1年目、日本人上司が本帰国する時に考えていたこと。ここで書いたこと↓ともリンクしています。
・北京1年目、一人で寺に行って物思いにふけっていました(笑)。
これから中国で働いたり、留学したり、生活したりする予定のある人もいるかもしれません。中国に限らず、外国に移住することに不安を抱えている人もたくさんいると思います。
行くのも決断、行かないのも決断で、誰にでもそれぞれを選ぶ理由があり、正解なんてありません。行った先で何が起こるかなんて誰にも分からないし、もしかしたら明日反日デモが起きるかもしれない。一概に「行った方がいい」とゴリ押しする気は全くありません。
それでも、私が中国で過ごした日々、経験したたくさんのことは、人生の宝物だと胸を張って言えます。
(もちろんここで書いていることは私個人の考えであって、実際中国に行ってやっぱり好きになれなかったとか、もう中国には行きたくない、という人がいるのも理解できます。)
もう帰国してしまった私からすれば、これから海外に出る人がすごく羨ましいです。良いことも悪いことも含めて、その決断はきっと自分にとって代えがたい経験になると思っています。
【北京】台湾茶ベース×たっぷりチーズフォームで作る、小確茶 Lucky Teaのチーズティー
日本に帰国してから飢えているものはたくさんありますが、甘いものといったら、ミルクティーとチーズティー!
北京にはお店が無数にあり、街角でもデリバリーでもほぼ毎日のように飲んでいた、安くて甘いあのドリンクたちが、恋しくて恋しくて(笑)。
日本でも、お店が増えている東京のような都会ならまだしも(お値段高すぎですが)、私がいるのは関西のとある田舎なので、そんなドリンクはありません(笑)。
そういえば先日、大阪のなんばでたまたま見かけたCocoにはどえらい行列ができていました。ミルクティー天国の北京から来た私からすれば、中国で老舗のCocoはすでに古いですよ(笑)。とか言いつつ、おいしいししょっちゅう飲んでいましたけれどね( ´艸`)
北京生活最後の方に訪れたドリンクショップ、小確茶 Lucky Tea。台湾ミルクティーがルーツで、台湾産のお茶をベースにしたミルクティーをはじめ、チーズティーやフルーツティーなど豊富なドリンクメニューを揃えています。
北京や上海に複数店舗があり、私は地下鉄7・14号線九龍山駅直結の巨大ショッピングモール「合生匯」に行きました。
↑合生匯の地下1・2階でたくさんの飲食店がひしめき合う、21st Block内にあります。
この合生匯には、ドリンクショップがこれでもかというほど出店してしのぎを削っています。どこで買おうか迷ってしまうくらい。
茶太良品↓もおいしかったです。
↑女の子のキャラクターが可愛いです♡
カウンターで注文し先払い。ドリンクができあがるのを待ちます。
↑わずかですが店内に席があります。ピンクの可愛いものを集めた、キュート路線のインテリア。
↑チーズティーが飲みたかった私は、台湾烏龍茶の「四季春」をベースにした宝島四季春芝士奶蓋(20元)を。「芝士奶蓋」というのが、上に乗っているチーズクリームフォームです。
小確茶のチーズティーは、チーズクリームフォームが3㎝と厚めなのが特徴なのだそう。
↑カップのイラストも、捨てるのがもったいないくらいキュートです♡
厚めのチーズクリームフォームと四季春のハーモニーが楽しくて、はずさないおいしさの一杯でした。
ミルクティーも飲みたかった!
次回中国に行く機会があれば、真っ先にミルクティーとチーズティーを買いに走ると思います(笑)。日本でももっとメジャーになるといいな。
合生匯にはドリンクショップがたくさんありますが、中でも特に行列ができているのが、楽楽茶ではないかと思います。
↑一見それほど人は多くなさそうに見えても、離れたところで待っている人もたくさん。そして、デリバリー注文分も同時に作っているので、受け取りまでかなり時間がかかるのです。この時は40分待ちであきらめました。
↑店員さん、多すぎです(笑)。これだけの人数を稼働させて、ひたすらドリンクを作る作る。
この時は40分も待てなかったので、後日三里屯店でリベンジしましたよ~↓。
小確茶 Lucky Tea(合生匯店)
http://www.dianping.com/shop/112310101
飼い犬を北京から日本に連れて帰る手続き振り返り。無事に海を渡れました!
先月、北京生活にピリオドを打ち、日本に本帰国した私。
このブログでは何度か登場している、愛犬ぽーももちろん一緒に連れて帰りました。
↑日本で毎日元気だワン!🐶
ぽーは日本から連れて来たのではなく、北京で人から譲っていただくというご縁があり、飼い始めた子です🐶もう可愛すぎて仕方ないです。溺愛しています(笑)。
かけがえのない家族なので、北京に置いていくなんてことは考えられませんでした。
しかし、犬を日本に連れて帰るということは、時間もお金もかかる煩雑な手続きを経る必要があります。
正直、自分の帰国より、犬が無事に日本に降り立てるかということの方が心配で心配で(^-^; それでも、ぽーと日本での暮らしを始めるためなので、時間もお金もかかりましたが苦にはなりませんでした。
無事、一緒に日本の空港に降り立てた時は、感無量でした(笑)。
この、犬を北京から日本に連れて帰るという一連の手続きについては、体験談が少なくて情報収集にも苦戦しました。
北京に限らず、中国や他の狂犬病のある国からの帰国手続きも、ほぼ同じだと思いますので、
今後どなたかのお役に立てることを願いつつ、私が行った手続きを振り返りまとめておきます。
狂犬病のある国とない国では、手続きが異なります。中国は狂犬病がある国で、動物検疫所の言う「指定地域以外」に相当します。
ちなみに、指定地域とは、アイスランド、オーストラリア、ニュージーランド、フィジー諸島、ハワイ、グアムのわずか6地域のみです。
私が行った一連の手続きは下記のとおり。
在中国日本大使館のホームページでも一通り説明されています。が、この文字だけでは正直分かりにくいので、私がそれぞれのステップで行ったことを実体験から紹介していきますね。
なお、注射証明書などの病院で受け取る書類は帰国まで必要になりますので、なくさないように大事に保管を!
まずは、マイクロチップ装着からスタートです。
マイクロチップにもさまざまな種類があり、ISO規格に適合しているものを埋め込まないといけません。
それができる病院は、政府で指定されています。
北京の場合は、北三環路にある「北京鑑賞動物病院」です。
↑こちらです。土日も診察してくれるので、平日働いていた私にもありがたかったです。
初診時だけ念のため事前に電話で予約をしましたが、予約なしでも大丈夫です。午前中であれば比較的空いていてスムーズでした。
↑まず、受付で番号を取ります。中国語で「挂号」、受付の手続きをすることですね。
↑この挂号に11元必要です。渡されたピンクの紙は、動物を診察台に乗せる時に台に敷く用の紙でした。
マイクロチップ自体はとても小さいもので、普通の注射とあまり変わりません。首の後ろに、一瞬で埋め込まれました。
マイクロチップ装着後、2回狂犬病予防接種をします。1回目の接種は、マイクロチップと同日に、その場でできます。
2回目の接種は1回目から30日以上間隔をあけて、かつ1年以内に行う必要があります。
まずは1日目終了。ここから長い手続きがやっと始まりました。ちなみに、1日目にかかった病院代は500元ちょいでした。
↑マイクロチップと狂犬病注射、2本も注射をしてぐったり疲れてしまったその日のぽー。この子はビビりで注射嫌いで、泣きそうに嫌がっていました。怖かったのか、病院から帰る時は私にぴったりくっついて甘えて寝てしまいました。
2、狂犬病予防注射(2回目)、採血
1の1回目の狂犬病予防注射から30日経過し、2回目の病院へ。
この日に2回目の狂犬病予防注射と、採血を行います。同日にできます。
採取した血液は、日本の政府が指定する機関へ血清を送り、3の抗体検査を受ける必要があります。
3、2で採取した血清の抗体検査
血清の抗体検査では、狂犬病に対する抗体値の測定を行います。
これが面倒で、農林水産省が指定する施設で行う必要があるのですが、中国にはその指定施設がありません。日本やアメリカ、ヨーロッパなどにあります。
中国でこの検査ができないため、日本の指定施設に血清を送り検査を受けることになります。神奈川県相模原市にある、生物科学安全研究所という施設です。
これに関する書類作成や血清送付などの手続き自体は、北京鑑賞動物病院が代行してくれます。(もちろん費用はかかりますが)
そして、病院代とは別に、生物科学安全研究所にも検査費用を振り込みで支払わなければなりません。この支払は病院を通してではなく、自分で行います。
北京からでもオンラインバンキングができれば簡単ですが、私はできなくて、日本にいる彼氏に頼んで私の名義で振り込んでもらいました。
2回目の病院代は、注射と血清送付手続き含めて3,500元程度。生物科学安全研究所に振り込んだのは日本円で13,000円でした。
抗体値が基準を満たしているかどうかの検査結果は、採血日から3~4週間程度で、北京の自宅までEMSで送られてきました。
このEMSを開ける時は祈るような気持ちでした。もし基準に満たなかったら、再検査が必要になってしまうので。
結果を見て、「基準値を満たしているので問題ありません」との文面を見た時はほっとしました。
4、180日間の待機
2の採血日から数えて180日間(検査結果が出た日からではないです)、中国で待機します。この180日というのが、犬を日本に連れて帰るのに時間がかかる最大の理由です…。
もうこの期間は、ただひたすら待つしかありません。
180日の待機もカウントダウンが見えてきたら、具体的な帰国の準備です。
飛行機に乗せられるケージも早めに揃えておくといいですね。
5、出国前手続き、健康診断
180日待機も終わりが見え、具体的な帰国時期を考え出す頃。
帰国にあたり、書類準備などこれまた面倒な手続きが必要になります。
個人でも頑張ればできるようなのですが、プロに任せた方が安心なので、私は手続きを代行してくれる業者さんへお願いしました。
ペットの輸送実績が豊富で評判のいい、日系の引越し業者・トランジットアジアさんに依頼しました。日本人の方が対応してくださり、非常にスムーズに進めることができました。
帰国予定時期の1カ月半~2カ月くらい前に、トランジットアジアさんに連絡し手続きを申し込み。
トランジットアジアさんでは、
・日本の動物検疫所への届け出、書類作成など出入国に関する一連の手続き
・帰国前健康診断の立ち会い
に対応していただきました。帰国までのスケジュールや帰国時の案内も丁寧に説明いただいたので、飛行機の予約以外はお任せで大丈夫でした。
日本の動物検疫所の届け出は、動物が日本に到着する日、つまり帰国日の40日前までに行う必要があります。
なので、その40日を見越して、帰国予定時期が決まれば早めにこの手続きを開始するのが良いですね。具体的な帰国日が決まっていなくても、手続き開始後に帰国日の変更は可能とのことでした。私の場合は先にトランジットアジアさんに手続きを始めてもらい、飛行機の予約を入れました。
・飛行機の予約について
これは自分で行います。トランジットアジアさんに相談したところ、ペットの対応はやはり日系航空会社が安心でおすすめとのことでした。中国系航空会社は対応が良くなかったり、面倒な手続きをはさんだりするそうです。
航空会社でペットを乗せる条件が異なり、私はANAを選びました。
ANAの場合、ペットは受託荷物扱いになります。ペット枠は一便につき3枠と決まっているため、ペット枠の空きを問い合わせて確認してから予約を入れました。人間(私)の航空券はネットで予約し、同便のペット枠の予約は、ANAに電話で連絡をしました。その際に、ケージの大きさや重さも伝える必要がありました。
なお、ウチの犬はトイプー×ビションフリーゼMIXなので大丈夫でしたが、ブルドッグやパグなどの「短頭犬種」は、夏季期間飛行機に乗せることができなくなっています。航空会社によっては季節に限らず預かれない、という所もあります。
海外で犬を飼って日本に連れて帰る場合、飛行機に乗せられない可能性も考えておく必要があるということですね…。
そして、犬が入国できる日本の玄関口は限られています。私は北京発関空着でした。
関空の他、成田や羽田、新千歳、中部、福岡など。港も数カ所です。
・出国前の健康診断
出国日の10日前くらいに、北京鑑賞動物病院で出国前最後の健康診断を行います。簡単な診察と採血を行いました。
ここではトランジットアジアさんが立ち会ってくれました。病院代は自分で支払います。約1,000元+出国手続き関連の何かで現金200元、でした。
健康診断の結果は、数日後にトランジットアジアさんから連絡が入ります。ここまでくれば、いよいよ帰国日を迎えるのみです。
6、帰国
当日はケージに犬を入れ、時間に余裕をもって空港のチェックインカウンターへ。
ペットを預けるために、超過手荷物費用を250ドル(ANAの場合)、当日のレートの人民元で支払います。
ここでぽーは、ネットに包まれます。いよいよです。
↑ぽーさん、捕獲される😲
そして、超過荷物を預けるカウンターに行き、ぽーを預けます。ここでいったん私とは別々に。次に会うのは日本、関空に着いた時です。
連れていかれるぽーを見送ったときは、心配と「もうすぐだ!」というワクワクとが入り混じった気持ちでした。
ぽーはビビりで甘えん坊の寂しがり。初めての飛行機でパニックにならないか、心配で心配で。ANAだしきっと大丈夫だとは思いながらも、ニュースで聞いたことのある、飛行機でペットが亡くなってしまったという事故を思い出し、完全に安心はできませんでした。
でも後は、信じて飛行機に乗るしかありません。
関空に着き、人間(私)の荷物を待っていたら、
ケージに入ったぽーと、同便のワンちゃん猫ちゃんが職員さんに運ばれてすぐに出てきました。
再会したぽーは意外にも平気そうで元気な様子でした。胸をなでおろすというのはこういう気持ちを言うのだな、と実感しました(笑)。
↑私と再会して水を飲むぽー🐶
↑再会直後。こちらの心配をよそに、ケロッとしていました(笑)。
ぽーと再会したら、空港内にある動物検疫カウンターへ向かい、審査を受けます。書類の確認とマイクロチップ読み取りで30分くらい。拘留はなく、無事に一緒に帰宅できました。
帰国手続きにかかったトータルの期間、約7カ月。
かかったトータルの費用、約1万元。諸経費含めたらそれ以上か。
それでも、大切なぽーとこれからも日本で一緒に暮らせること。それに勝る幸せはありません。期間も費用も、大した問題ではないんです。
何度も病院に連れて行かれ嫌いな注射を打たれ、得体の知れない飛行機に私と別々に乗せられ、日本という今まで行ったことのない場所に引越しさせられて。ぽーの小さな体と心に、人間側の都合で大きなストレスを与えてしまったと思います。本当にごめんね、そして頑張ってくれてありがとう。
日本に来て良かったとぽーにも思ってもらえるように、この子の一生に責任を持って、ベタベタ仲良く(笑)元気に過ごしていきます。
これからペットの帰国手続きをされる方もいらっしゃるかと思います。煩雑な手続きを前にして心配になるかもしれませんが、飼い主初心者の私ができたくらいなので、ペットを愛する気持ちがあれば必ず乗り越えられると信じています。
ブログでうまく説明できていない部分もあるかもしれないので、何か聞きたいことがありましたら、お気軽にコメントでもメールでもインスタグラムからでも、ご連絡ください。応援しています!
↑ヒョウちゃんも一緒に来たよ🐶🐆😂
働く女性に観てほしい!逆境に負けない主人公に元気をもらえる、痛快お仕事ドラマ『職場是箇技術活』
ちょっと前にハマって一気見した中国ドラマ、『職場是箇技術活』。とっても面白かった!
タイトル通り、職場を舞台にした痛快お仕事ドラマ。女性の多い化粧品業界で、女性同士のバトルが繰り広げられます。中国では2017年放送。
出演:潘之琳(パン・ジーリン)、王燿慶(ワン・ヤオチン)、応採児(イン・ツァイアー)ほか
***
舞台は上海。許諾(シュー・ヌオ、潘之琳)は化粧品会社で働いている。ほんわかした外見とは裏腹に、若いがかなり仕事ができるやり手の女性で、会社の業績を支えている存在。
ある日許諾は、彼氏の裏切りにより、企業秘密を一番の競合他社に売られてしまう。彼氏に逃げられた許諾は、秘密を返してもらうためにその会社の社長である沈志澤(シェン・ジーザー、王燿慶)に直談判しようと、雪山で休暇中だった沈のもとへ。その雪山で雪崩に遭遇した許諾は、皮肉にも沈に助けられてしまう。そして、一緒に雪山にいた沈の婚約者が雪崩で行方不明になってしまった。
許諾は、自分を助けたのが沈だと知らず、企業秘密を奪った沈を憎み続ける。沈は、婚約者を探すために会社を放って雪山に残った。
沈がいない間、沈の会社は業績が悪化し荒れていた。沈と創業を共にした美人副社長の余曼妮(ユー・マンニー、応採児)が実権を握り、社員は曼妮のご機嫌取りばかり。
会社の業績悪化を知った沈は、雪山をあきらめて会社に戻る。会社を立て直すため、ライバル会社でキーパーソンであるやり手の許諾をヘッドハントする。
許諾は沈を憎んでいたが、結局沈の下で働くことに。そして雪山での真実を知り、沈を慕うようになる。
しかし、会社では沈に長年片思いをしている余曼妮と、その部下たちからの、悪質ともいえる嫌がらせが待っていた。
***
許諾がお局的存在の余曼妮から目を付けられ、さまざまな嫌がらせを受けるのですが、
仕事のできる許諾は、実力で乗り越えガンガン業績を上げていきます。
その様子が、観ていてすごく気持ちよくて。
これを観ていた当時私も、仕事、というか職場が合わないなぁ…なんてかなり悩んでいたので(もちろん許諾とはかなり状況が違ったけれど)、頑張る許諾の姿に元気をもらえた気がしたんですよね(^-^;
余曼妮を演じる応採児の存在感がすごいです。圧倒的なオーラを放ち、周りが羨む華やかな美人なのに、転職してきた許諾に嫉妬の炎を燃やし、なんとか貶めようとあの手この手で嫌がらせをします。
応採児は台湾出身の女優さん、綺麗な人です。『天使的城』にも出ていました。
あと、結構強烈なキャラクターが、曲弯弯(チュー・ワンワン)という許諾の部下の女性。地味な外見で化粧品会社に入社したのに化粧品のことは何も知らず、本来は不採用だったはずが、許諾の配慮で(というか許諾に泣きついて)採用されました。
許諾を慕い、人一倍努力するまじめで控えめな子だと思ったら、まあ話はそう簡単には進まないですよね(笑)。観ていてそれはそれは憎たらしかったです(笑)。
個人的には、沈志澤の右腕である林凡(リン・ファン、魏千翔)がかなり気に入って観ていました。イケメンです!(笑)
モテ男で遊び人だったが、徐々に許諾に惹かれていくという役どころ。
もちろん中国のドラマなので、まあ普通はありえないようなことがいろいろと起きますが、
職場で逆境に立ち向かったり、下克上したりというのは、観ていて気持ちが良いです(笑)。職場で悩みを抱えている人は、ちょっとだけでも元気がもらえるかもしれませんよ。